「エンジンフードの開閉加工に挑戦」

1/24 FUJIMI PORSCHE Carrera RS ’73 Enthusiast

1/24 FUJIMI PORSCHE Carrera RS ’73 Enthusiast part3

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

クリア塗装

今回の動画はフジミ73カレラの完成までをお届け致します

さっそくまずはクリア塗装から

クリア塗装の工程は全部で3回

使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています

塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ

2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき

2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えておき

3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます

万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます

研ぎ出し

次に研ぎ出しを行っていきます

クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています

このおうとつを消していく工程です

徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています

研ぎ出し工程としては3回の工程

1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます

艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ

2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い

それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます

鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます

2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です

鏡面仕上げ

続いて鏡面仕上げの工程です

鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります

ドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています

1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周

表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます

1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます

2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周

3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます

万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ

バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます

ウインドウモールの塗装

続いてウインドウモールなどのメッキモール部分に対し塗装を行なっていきます

塗料は4アーティストマーカーのシルバーを使用

塗装の手順としては

まずモール外周にしっかり筋を入れておくことが大前提で、筋彫りの段階でこの作業を行なっておきます

その筋を入れた箇所にスミ入れ塗料ブラックを流し込んでいきます

流し込んだらエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で、はみ出た部分を拭き取ります

次はメッキの表現として4アーティストマーカーのシルバーを使用しメッキ部分を塗装

最後にモール内側には4アーティストマーカーのブラックを使用し、マーカーの腹部分で塗装し完了です

この年代の車の特徴でもあるメッキモールは、このように再現しています

エンジンフードの開閉加工

次にエンジンフードの開閉加工です

準備するものとしては内径1mmのアルミパイプ、0.8mmの真鍮線、3Dプリンターで出力したヒンジパーツを用意

まずはヒンジパーツに取り付ける真鍮線をワイヤーロープカッターでカットしていきます

続いてアルミパイプを15mmでカット

このアルミパイプに真鍮線を差し込み、真鍮線の先端を万能ベンダーでL字に曲げて、アルミパイプ部分は平らに潰しておきます

次に先ほどのアルミパイプを瞬間接着剤でボディに接着

最後にL字の先端にヒンジパーツを通し、フード裏に接着して完成です

これで元々ただ被せていただけのエンジンフードがしっかり開閉できるようになりました

エナメル塗料でホイール等の塗装

次にエナメル塗料でホイール等の塗装です

付属しているホイールはメッキ加工が施されているので、その部分は生かしつつ仕上げていきます

ブラック指定箇所にエナメルブラックを吹き付け、エナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取り完成

他にもバッテリーやクリアパーツも仕上げていきます

クリアパーツは縁がメッキなので、4アーティストマーカーのシルバーを使い塗装していきました

テールやウインカーパーツは裏面からエナメルシルバーを塗装し透け防止と発色UP

ヘッドライトのレンズは縁にブラックを入れておきました

仕上げ

いよいよ最終局面の仕上げです

まずはボンネットから仕上げていきます

バッテリーにパネル、スペアのホイール、ボンネットの受けを取り付けていきます

バッテリーはアドラーズネストのリード線をカットし接着

ケーブルを再現しておきました

そして次にウインドウパーツ

2分割されたパーツをフロント、リアの順に取り付けていきます

フロントとリアパーツの境目が少し歪んでいたので、マスキングテープで固定しつつ接着

続いてシャシーにエンジンを接着

各パーツがとても繊細で少し力を入れたら折れそうな感じ

ハラハラしながら接着していきました

次にルームミラーをハセガワのミラーフィニッシュで仕上げ接着

リアバンパーも取り付けていきます

そしてウインカーを取り付けたらボディとシャシーを合体させフロントバンパーで固定していきます

次にリア周りです

テールにバンパーガード、エンジンダクトを取り付けフロントは、ヘッドライトにワイパー、車名プレートを取り付けていきます

サイドはドアミラーにドアノブ、ホイールを取り付け

最後にマフラーカッターとエンブレムを取り付け磨いて完成です

幼い頃に難しくて難しくてしょうがなかったえンスージアストキット

大人になった今作ってみた感想は

「やっぱり難しかった」

というのが本音です

各パーツは繊細でガラスを扱うかのように組み立て、でもいざ完成すると、エンジンフードを開けた時のドキドキ感、ボンネット内のパーツや細部にわたるメッキパーツ、何より佇まいそのものがしっかり73カレラを再現していることに感動すら覚えました

どちらかというとあまり好きじゃなかったポルシェですが、この73カレラを眺めていると、どんどん魅了されてしまうなんとも不思議な感覚

他のポルシェも作ってみようかなとさえ思ってきました

伝説的なマシンを棚に飾り、今まで作ってきた伝説達と並べ今宵もお酒のつまみにしようと思います

以上、ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

使用ツールはこちら

タイトルとURLをコピーしました