1/24 FUJIMI PORSCHE Carrera RS ’73 Enthusiast part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
僕の模型棚にはずっと作りたくてうずうずしていたものがあります
それはフジミのエンスージアストシリーズ ポルシェ911カレラRS
説明書がなくいつも手に取っては棚に戻していたキットを、今回はフォロワー様が説明書のありかを教えてくれて入手することができたので、満を持して制作に取り掛かれることに
改めましてフォロワー様ありがとうございます
まずはどんな車だったのか調べてみます
カレラRSとは?
ポルシェ911は1964年の発表以来、現在に至るまで第一級の走行性能を持つスポーツカーとして知られており、ポルシェのフラグシップモデルであります
スーパーカーブーム世代にとって、ロータス・ヨーロッパのライバルとしても広く知られていると思います
このキットのモデルである通称ナナサンカレラは、1973年に生産されたグループ4GTのためのホモロゲーション・モデルで、限定生産されたモデルであります
当初は規定通り500台の限定生産の予定だったものの1972年2月のパリ・ショーで発表されるや否や世界中から注文が殺到
最終的に予定の3倍以上となる1580台が生産されることに
その内訳は、純コンペティション仕様のRSHが17台、レーシング仕様のRSRが55台
装備を簡略化したライトウェイト仕様のRS(M471)が200台
装備を充実させたツーリング仕様のRSL(M472)が1308台となっているそうです
水平対向6気筒 2687ccのエンジンは最高速:250kmに達するスーパーカーで
この商業的な成功が、ポルシェの新たなマーケットを開拓するきっかけにもなったと言われています
仮り組み
早速はこをあけ仮組みから参りましょう
フジミのエンスージアストシリーズのキットで、エンジンは忠実に再現され、組み立てていく中でも足回りの再現度は、1/24界隈の中では群を抜いているかと思います
組み立てていて、こんなに車の仕組みがわかるキットはないと言っても過言ではありません
小さい頃このシリーズは組み立てたことがありますが、難しすぎて完成した記憶はありません
今だからこそ楽しめる崇高なキット
この楽しみを味わいながら組み立てていこうと思います
足回りはもちろん、ボディにはガラスパーツなどを仮で組み立て、車高や目指す完成形と乖離がないか確認していきます
ハブボルトまでもが別パーツでしっかり再現され、ここにホイールを接着していく仕組みは、スケール界隈でもこのシリーズだけかと記憶しています
足回りだけでもかなりの数のパーツ点数なので、破損や紛失に気をつけ、尚且つ正確に取り付けられるようゲート処理などをしっかりしつつ作業を進めていきました
セメダインハイグレード模型用接着剤とマスキングテープを使用し仮組みOK
車高も問題なくタイヤが太いことが気になるくらいですが、実車もこれくらい太いのでこのまま進行してみるとします
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、刃は0.15mmと、0.2mmを準備しています
用途としては、0.15mmの刃は全体的な使用、0.2mmの刃はドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています
リアルな完成形を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます
といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に
尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるためにも、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます
パーティングライン消し
続いてこの赤い矢印部分のパーティングラインを消す作業となります
模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます
パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること
カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦のラインに入っている場合が多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです
作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます
320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます
ボディの調整加工
続いてボディの調整加工です
ダックテールと呼ばれるリアのエンジンフードの合いが悪く段差がガタガタなので、できる限り調整していきます
目視で確認しつつ裏面と取り付け部分をペーパーヤスリで削りこみ完了
のちにパカパカ工作に挑戦してみようと思っていますのでここはしっかり仕上げていきます
フロントのトランク部分は、説明書によるとカットの指示なので、こちらもパカパカさせたいことを念頭に、カットしたのち切断面をペーパーヤスリで滑らかに仕上げていきました
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのピンクサフェーサーを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば必須作業
パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、これらの表面を滑らかにしておくことが大事です
いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!
ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程に至った時に凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、効率があがります
サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。