「VIPの定番!クラウンのドアを開閉加工」

1/24 AOSHIMA TOYOTA CROWN UZS131 JUNCTIONPRODUCE

1/24 AOSHIMA TOYOTA CROWN UZS131 JUNCTIONPRODUCE part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

アオシマアンバサダーとして今回はアオシマ製130系クラウンをボックスアートのようなジャンクションプロデュースのVIpスタイルで制作していきます

同時に初代シーマもVIPスタイルで制作していますのでよろしければそちらもご覧ください

早速まずは130系クラウンがどんな車なのか調べていきましょう

130系クラウンとは?

クラウンシリーズの中で最も売れ史上最高傑作といわれた8代目の130系クラウン

デビューは1987年9月、バブル期真っ只中に登場

その8代目となるクラウンはその名の歴史に恥じることなく、インテリアが豪華なことは大前提で、当時最先端だった純正ナビや、クルコンにマルチビジョン、後席にはマッサージ機能、乗り心地と安定性を向上させる電子制御エアサスが採用

また日本初となるトラクションコントロールも取り入れられ最先端の技術を詰め込みました

エンジンは2L~4Lまで実に様々なタイプを用意しており、JZエンジンや7M-GEなどの直6エンジンを主流に、4Lは89年にデビューしたセルシオと同じV8エンジン、さらにスーパーチャージャーを搭載したエンジン

他にもディーゼルエンジンやLPG専用エンジンなどでタクシーやハイヤーとして走ったり、多様なエンジンであらゆるニーズに対応しました

その結果バブル期の追い風もあり月間販売台数でカローラを上回るほどの人気となりクラウン史上最も売れた車となりました

そんな8代目クラウンのプラモデル

早速仮組みから参りましょう

仮り組み

90年代後半から2000年台に流行したVIPカーブーム

ドレスアップ専門店のジャンクションプロデュースの手により、足回りをはじめエアロパーツからインテリアに至るまで武装しているのがこのキットの特徴です

キット内容としては、ボックスアート通りジャンクションのエアロや19インチホイール、ローダウンパーツやルームミラーに取り付けるフサなど細かい部分までVIPスタイルで制作できるようなパーツが付属しています

残念ながらアオシマからはこのキットは販売終了していて入手できないのですが、モデルカーシリーズではノーマルのクラウン、チューンドカーシリーズではエアロ付きのキットとして入手することができます

仮組みはセメダインハイグレード模型用接着剤を使用し進行

セメダイン ハイグレード模型用接着剤 CA-089 P20ml

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足回りから進めていきますが、ローダウンパーツはすでにしっかり車高、オフセットなどが調整されているパーツでしたので、説明書通り組み立てていきました

ウインドウは多少歪みがあり、隙間が開いてしまうのでここは要調整ポイントとします

クリアパーツはゲート処理をしっかり行えばスムーズに取り付けられるレベル

外装はマステを使用しエアロの取り付けがメインですが、前後バンパーに取り付けるエアロパーツとウイングが微妙に合いが悪いので要調整ポイント

いざホイールを履かせて眺めてみるとものすごーくかっこいい佇まいで、今まで制作してこなかったことを後悔するレベル

VIPスタイルならではの迫力は美しささえ覚えてくるほど

エアロレスのスタイルの方が好みですが、せっかくエアロが付いているのでガッチガチのVIPスタイルで、ドアのパカパ化をフューチャーし仕上げていきたいと思います

スジ彫り

まずはスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、刃は0.15mmと、0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmの刃は全体的な使用、0.2mmの刃はドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるため、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

エアロのフィッティング

次にエアロパーツのフィッティングです

仮組みの際、前後パンパーとウイングとして取り付けるエアロパーツの合いが悪かったので調整です

それぞれのパーツの内側をデザインナイフとリューターで薄くしていきます

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パーツは納得いくフィット感になるまで、ボディに何度も合わせつつ微調整を繰り返しました

微調整が終わったら削った部分をペーパーヤスリで滑らかにしておきます

順番が前後しますが、このあとパカパ化の作業もあり、ドア部のカットをしてから全てのエアロパーツを取り付けています

開閉改造1.ドアのカット

次にドアのパカパ化です

VIPカーとして完成を目指していますが、せっかくなので最近マイブームのパカパ化でドアを開閉し、インテリアもじっくりお見せできればと思います

タミヤの超硬ブレードと長谷川のエッチングソーを使いボディからドアを切り離していきます

一気にスジを入れ込んでいくのではなく、サイドモールより上、下、左右と何分割かにわけスジを入れ込み、少しずつカットしていきます

角部分は超硬ブレードが入らないので、エッチングソーを使いカット

エアロパーツもフロントドア部分のみドアと同じ要領で切り離していきます

それぞれの切り離した部分はあれに荒れているので、ペーパーヤスリで滑らかにし調整しておきます

開閉改造2.ドアの受けを設置

続いて切り離したドアの受けをボディに設置していきます

設置する箇所はステップ部分とリア方向のサイドパネル部分

こちらに対して0.5mmのプラ板をカットし取り付けです

サイドパネル部分はドアの形状と同じRになるよう、指でプラ板を曲げ、形状にフィットするように調整

接着はタミヤの接着剤を使用しています

ステップ部分は直線的なのでスムーズに取り付け完了

仮でドアの開閉をしてみてしっかりドアが受け止められていることを確認

受けパーツを取り付けたらボディと受けパーツの間にできた隙間を埋めていきます

シアノンを流し込み、アルテコの硬化促進スプレーを吹き付け硬化

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ペーパーヤスリで余分な部分を削り込んだら、プラ板部分の形を整え完了です

下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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