1/10 HASEGAWA YAMAHA DT1 250 ENDURO part3
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
クリア塗装
今回の動画はYAMAHA DT1の完成までをお届け致します
さっそくまずはクリア塗装から
クリア塗装工程は全部で3回の工程
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドを使用
塗料はクレオスのGX100スーパークリア3をガイアカラーT01薄め液で「1:1.5」程度まで薄め、吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をパーツ表面に対してふわっーと乗せるように吹きつけ
1工程目と2工程目の間に軽く2000番のペーパーヤスリで表面を整え、2工程目はしっかり全体をまんべんなく塗装
3工程目は仕上げで、各部塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます
万が一垂れてしまった場合は、最悪塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
いつもは鏡面仕上げの前に、パーツ表面に対しペーパーヤスリの2000番から6000番を経由して8000番まで研いでいくのですが、今回はタンクの形が丸みを帯びていて、下地が出やすいことや、クリア塗装を終えた段階で充分な光沢が得られていることから、研ぎ出しの工程は省き鏡面仕上げの工程を行っていきます
工程手順としては、いつもでしたらミニルーターを使いバフで仕上げていくのですが、タンク形状が丸みを帯びた形状ということや、下地が出るという事故を避けたいということもあり、指を使い仕上げていきました
コンパウンドは全部で3種類を使用し、1工程目はタミヤコンパウンドの粗目を使用
2工程目はこちらもタミヤコンパウンドの細目を使用
3工程目もタミヤコンパウンドで仕上げ目を使用し、最後の工程でつるっつるになる事を目標に仕上げていきました
また、完成後はハセガワのセラミックコンパウンドとタミヤのモデリングワックスで再度指紋を消したりツヤを出し撮影に臨んでいます
マフラー等の取り付け
次にマフラー等の取り付けです
エンジンが取り付けられたフレームに対し、サイドカバーとマフラーを取り付けていきます
組立を行っていて思ったのですが、もっと念入りに仮組を行うべきでした
というのもこちらのキット、各パーツの合いが非常にシビアで、取り付け穴が開いてなかったり、穴の場所が違っていたり等、とにかく一つ一つのパーツ接着時に調整が必要で、とても繊細なキットだと感じながら組立を行いました
仮組の重要性をびしびしと感じつつ、マフラーガードやリアのハブを取り付け次の工程に進んでいきます
フロントフォーク合体
続いてフロントフォークをフレームに取り付けるところまでとなりますが、その前にフロントフォークを組み立てていきます
フロントフォークはインナーチューブとアウターチューブでそれぞれ2分割されたパーツとステアリングステムパーツを接着し、組立ていく工程でフロントライトを取り付ける部分のパーツの合いが悪く苦戦しました
フロントフォークに接着するハブ部分にはブレーキケーブルとスピードメーターケーブルを取り付ける為のパーツを接着し、そのままフロントフォークに組付けていきます
そしてフロントフェンダーを接着するのですが、この部分も組みにくくフロントフォーク自体がしっかり固定されていないと、フェンダーの取り付け時に不安定と感じました
指で2本のフォークに負荷をかけながらなんとかフェンダーを接着できフレームに合体していきます
ヘッドライトとハンドルを取り付けこの工程は完了です
メーター仕上げとボルト塗装
次にメーターの仕上げとボルト類の塗装を行います
メーターパーツもメッキ部分とメーター部分で分割され、塗分けしやすいパーツ構成となっています
まずは予めデカールを貼り付けておいたメーター部分に対しレジン液をつまようじで小分けして塗布
レジン表面を均し平坦になったことを確認した上でブラックライトを照射しレジンを固めていきました
次にボルト類の塗装ですが、今回使用した塗料は、タミヤのエナメルシルバー
いつもなら4アーティストマーカーかクロームマーカーを使うのですが、今回はペンだと塗りにくかったので筆で塗りこんでいきました
フレームの各部分やハンドル周りを実車写真をみつつ仕上げ完了です
パイピング
次にパイピングです
バイクのキットを制作する際は大体タミヤ製か近年のハセガワ製のキットを制作しているのですが、そのキットですと各セクション毎にパイピングがある設計
こちらのキットは各制作セクションではなく、タンクを被せる直前にまとめてパイピングのセクションがある制作工程となっています
初めは説明書を見てぎょっとしましたが、いざまとめてパイピングをしてみると、これはこれで効率的で合理的
また説明書によるとハンドルから伸びるケーブルはグレー、エンジンパーツ部分のケーブルはブラックと色分けされており、理由は定かではありませんが、それぞれ役割があるのだと認識し制作を進行していきました
各パイプ、取り付け部分の穴をつまようじで拡大し、パーツに対し接着しやすいよう、均してからとりつけていきます
これでパイピングセクションが完了です
仕上げ
最後に仕上げです
各パーツを取り付け完成へと向かう工程
舞い上がる気持ちを抑えつつ、じっくり向き合っていきます
まずはクリアパーツを仕上げていきましょう
ウインカーレンズやテールレンズをステーに接着し、最後の瞬間に備えておきます
続いてハンドル部分にはミラーとサイドカバー上部にはオイルキャップを接着
続けざまにリアフェンダーを取り付け、しばし接着を固定していきます
接着が固定する間にタンクのヤマハのロゴ部分を、裏面から接着していきます
つまようじでセメダインハイグレード模型用接着剤をロゴパーツに塗布しこちらも固定
残りのパーツも取り付けていきます
タンクがしっかり固定したのを確認後燃料コックを取り付け、サイドスタンドを接着し接着が乾くまで固定していきます
その間に車名プレートの仕上げを、エナメルブラックを吹き付けてあったプレートに対し、エナメル溶剤を染み込ませた綿棒で、車名部分を露出させるように拭き取っておきます
次にリアテールに車名プレート、前後ホイールを取り付けていきますが、ホイールの取り付けは非常に繊細で気を使いました
フロントフォークやスイングアームを内側から負荷をかけ、指で広げたうえてホイールを組み込んでいくので、破損しないよう注意が必要です
そしてウインカーにシートの順で取り付け、最後に軽く磨き上げ完成となります
僕の父はオフロードバイクが大好きで、若い頃はヤマハのAT1やDT125等を大事にのっていました
よくDT125で山へドライブに連れて行ってもらった記憶は、今も鮮明に覚えています
お陰様で息子もバイクが大好きになりました
そんな父にジャパニーズオフロードのはじまりとなったこのDT1をプレゼントしたく制作
ヴィンテージ映えするだろうなと思いタンクやサイドカバーはキャンディオレンジ仕上げに
中々手ごわいキットでしたが、スポークの張替え工程も経験出来たましたし、いざ完成したキットを眺めてみると、とてもプロポーションがよく、今にも山を駆け巡りそうな出来栄えに大満足しています
今では高齢ということもありバイクには乗れないでしょうから、せめてプラモデルでバイクへの思いや情熱を楽しんでもらえたらと思います
父ちゃん長生きしてくれ~
ご覧頂きありがとうございました。
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