「ホイールハウスのセンターを調整した回」

1/24 AOSHIMA NISSAN LAUREL MEDALIST CLUB・S/L

1/24 AOSHIMA NISSAN LAUREL MEDALIST CLUB・S/L part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

アオシマアンバサダーとしての第二弾となる制作で、今回はローレルシリーズをリクエストしましたので制作過程をお届けいたします

同時にブタけつローレルも制作しているので、そちらも併せてご覧いただければ幸いです

早速まずはローレルがどんな車なのか紐解いていきましょう

C33型ローレルとは?

初代ローレルが誕生したのは1968年

当時は510型のブルーバードよりも上級で、日産の高級車であるセドリックとは性格が異なる「ハイオーナーカー」として企画され販売が開始されました

初代の販売開始からモデルチェンジを繰り返し、1989年1月「時代の真ん中にいます」というキャッチフレーズの元デビューしたのが6代目C33型ローレルです

スタイリッシュかつコンサバな美しい4ドアハードトップボディが人気を呼び、当初から好調なセールスを記録しました

ボディは4ドアハードトップのみで、エンジンは名機と言われている31型Zや31、32型スカイラインにも積まれたRB20DET型の直6、2Lターボを筆頭に後期型ではRB25DE型も搭載

他にもディーゼルエンジンやパワーを抑えた1.8L直4エンジンなど6種のパワートレインが用意されていました

スカイラインとプラットフォームを共有したことから現在ではドリ車のベースとされることも多くなっている車です

グレードはハイオーナー志向ということもあり、メダリストを筆頭に、そこから枝分かれするようにスポーツ志向のクラブS、高級志向のクラブL、さらに限定車専用グレードなどもあり様々なニーズに応える形で展開

ローレル誕生から累計販売200万台を突破したモデルでもあります

早速まずは仮で組み完成に向け予習をしていきたいと思います

仮り組み

キットの内容から確認していきますが、モデルとなっているのは後期型のC33型ローレル

ノーマルのカタログ仕様を再現しており、メダリストCLUBSとCLUB L両方の部品がパッケージされ、どちらか選んで組み立てることが出来ます

さらに RB20DETエンジンも再現

他にも各種パーツが付属し、より自分好みのローレルを作ることが出来ます

足回りはシャフトをホイールに差し込むタイプのパーツで、ホイールを変更する場合は、ピンを受けるタイプかポリキャップ埋め込みタイプのホイールがそのまま利用できそうです

インテリアは床部分とリアシートが一体となっており、そこにシートやダッシュボード、内張を取り付けていくタイプ

モールドもしっかりしており、気になる方は裏面を埋める必要はあるかと思いますがシートの再現性も高く、ダッシュボード周りも忠実

エンジンは上底式となっていますが、細分化されたパーツはこれぞRBエンジンと言わんばかりの迫力で、パイピングも追加できそうです

パーツの合いはゲート処理の範囲内

気になった点はホイールハウス内で、前輪後輪共に進行方向により過ぎているのでここは要修正ポイントとしてチェックしておきます

車高を落とす場合は1.5mmを目安にするとフェンダーギリギリの車高となると思います

全体的にプロポーションがいいので期待大です

ホイールハウスのセンター調整

早速修正ポイントとしてホイールハウスのセンター調整を行なっていきます

ネットでいろんな情報を集めましたが、このやり方が一番簡単でお手軽そうです

修正箇所は、リアのシャシーとボディの取り付け部分の出っ張っている箇所を削り、進行方向よりになっているシャシーをリア側に寄せるだけ

シャシーの出っ張っている部分に対し、ニッパーでカットです

そのあとダイソーのダイヤモンヤスリやペーパーヤスリで均し何度かボディと合わせ調整

後ほどボディ合体後、シャシーが左右に動かないよう、ペンで印をつけた箇所にプラ棒を取り付け固定できるようにしたいと思います

これで修正完了です

切り離したボンネットの調整

続いて切り離したボンネットの調整です

切り離したボンネットは、エンジンルーム内のパネルのみが唯一の受け皿となっていて、不安定ですし、ボンネットとボディの高さも微妙なラインですので、高さを合わせ、固定できるように調整していきます

まずは正確な高さに調整できるように切り離した部分や、バリなどをペーパーヤスリで滑らかにしていきます

そのあとボンネット後方の左右に対し1.5mmのプラ板をカットしたものを接着

これで高さの調整は完了です

続いて固定させるパーツを追加していきます

グリルと、エンジンルームパネルの隙間を利用し固定できるようにしていくので、ボンネットをあてがいペンで印をつけた箇所に2mmのプラ角棒をカットしたものを接着

これでしっかり固定できるようになりました

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

ボディの調整加工

続いてボディの調整加工です

まずは全体的に付着しているバリを取り除いていきます

このバリがある状態で組み立てていくのと、ない状態で組み立てていくのでは仕上がりに差が出てきますので、丁寧に取り除いていきます

例えばウインドウモールの内側や天井

ここにバリがあると、ズレたり歪んで接着され、ウインドウが正確に取り付けられません

例えばサイドスカート下部やタイヤハウスの先端

ここが尖っていたり、バリがあると手を怪我してしまいますし、鏡面仕上げで磨いた際、布などがボロボロになってしまいます

このようにこの後順を追ってこなしていく工程を見据え処理をしておきます

また収録外となりますが、キーシリンダーの部分はハイキューパーツのマイナスモールド1mmに換装するので0.8mmのピンバイスで穴を開けておきました

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スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、刃は0.15mmと、0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmの刃は全体的な使用、0.2mmの刃はドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるため、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます

下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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