「リアのピラー&ウインドウまわりなどの修正」

1/24 AOSHIMA NISSAN LAUREL SGX(ブタケツ) part1

【作田総長仕様】1/24 AOSHIMA NISSAN LAUREL SGX(ブタケツ) part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回制作するのはアオシマ様よりご提供いただいた日産ローレルSGX

通称ブタケツです

アオシマアンバサダーとしてご提供いただいておりますので、誠心誠意プラモの時間が表現できるものを詰め込み制作していきたいと思います

今回目指すブタケツは作田総長(バッドボーイズの佐田さん)の愛車!

ということでブタケツの特徴や作田総長モデルの特徴を調べ尽くしていきましょう

ブタケツローレルとは?

ローレルの歴史上、2代目となるC130型のブタケツローレルは1972年4月にデビュー

ボディバリエーションは4ドアセダンと2ドアハードトップがあり、リアバンパーにビルトインされたテールランプが特徴的で、つるんとしたリアビューから「ブタケツ」の愛称がついたとか

プラットフォームはケンメリと共通

エンジンはL型の直6か直4で1.8〜2.8Lまで複数のパワートレインを用意

高級車らしく上級グレードにはパワステやオートエアコンなどがオプション設定

豪華な装備で展開し34万台が販売されました

当時は暴走族のベース車両としても人気を博したことで現在では残っている車両も少なく、現存車両は高値で取引されています

そんなブタケツを愛車として保有している作田総長

作田総長のブタケツは76年式の後期型で、ボディはミッドナイトパープルでオールペイントされ、チンスポにローダウン、スターロード製のホイールを履いています

エンジンこそRB換装ですが、悪渋な感じのフォルムは迫力満点でわたくしの大好物

しっかり再現していきたいと思います

仮り組み

それでは早速仮組みから

アオシマ製のブタケツは幼少期の頃から作り慣れ親しんでおり、パーツの開封は懐かしさのオンパレードでした

しかしそんな懐かしさはすぐさま吹き飛ぶことになります

なんと前期型のフロントフェイスが新規金型で起こされパッケージされているではありませんか

長い間パッケージされていたフロントマスクはおめめがどうも似ていなく、制作する場合は工夫が必要でしたが、新規金型の前期マスクはしっかり特徴を捉え実車と見違えるほどのモールドとパーツ構成になっておりました

また前後バンパーのメッキはテロっテロのキラッキラで、パーツをランナーから切り離す際、メッキ部分が傷つかないように工夫されていたりアオシマの企業努力が随所に垣間見れるパーツ構成です

足回りは昔ながらで、このシリーズのアオシマの特徴でもあるスプリング方式

車高の調整も容易にできそうです

ホイールはノーマルやハヤシストリートなど3種類もパッケージされ、もうこれだけで得した気分になります

インテリアでは倒すことができるシートのパーツ構成

そしてヘッドレスト一体型のシートも見事に再現

仮で現れたその姿は迫力満点で、どんなローレルにも仕上げられそうな想像力を掻き立てるフォルムになっています

実車と見比べると似通っていない部分はリアピラー周辺とボンネット周辺にウインドウ形状の3箇所

こちらはできる限り修正していきます

あと個人的に気になることで、このシリーズ全体に言えることが、タイヤでしょうか

もう少し低扁平の厚みを減らしたタイヤにしていただくと、もっとカッコよくリアルになるかと思っております

トランク&ピラーの修正

まずは気になる箇所の修正から

トランクとリアピラーの修正から行なっていきます

アオシマのブタケツといえばここが一番のポイント

キットは実車と比べるとリアのピラーが直線的で形状が違います

ここをトランクの位置から角度がつくように修正し、実車に近づけていきます

まずは裏面から赤矢印部分にスジを入れ込み貫通させます

そのあとトランクの両先端を下に押し曲げながらドライヤーを当てていきます

トランクの位置を確認しつつある程度角度がついたら、今度は角度がついて余分になってしまったウインドウサイドの部分をリューターで削ります

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ある程度削り込みトランクの沈み加減と同じくらいになったら裏面からシアノンを流し込み接着

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その後320番~1500番まで番手を上げつつ削り込み修正完了です

やりすぎるとセダンっぽくなってしまうので程々に角度をつけていきました

各部ラインの修正

続いてはこちらも気になる箇所として、ボンネットサイドの形状を修正していきます

キットは正面から見るとボンネットサイドが外側に向けて上がっていて角度がついているので、ここを外側に向けて下げるように修正していきます

320番のペーパーヤスリで削り込み完了

次にサイドのプレスラインですが、こちらはなんとなくもっさりしていると感じましたので、320番のペーパーヤスリでシャキッと整え完了です

最後にリア周り

トランク両サイドが尖っている形状なのですが、ここがどうも尖りすぎていてトランクに向け角度がつきすぎている印象ですので、こちらも320番のペーパーヤスリで角を落とし、長さを少しだけ詰め、トランクへのえぐりの深さもソフトになるよう修正してみました

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、刃は0.15mmと、0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmの刃は全体的な使用、0.2mmの刃はドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるため、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

フェンダーアーチモールの追加

続いてはフェンダーアーチモールの追加です

作田総長のローレルには取り付けられていないのですが、ローレルは高級車

高級車らしくなるよう、そして作田総長へのプレゼンとし追加していきたいと思いおます

追加手順としてはフェンダー内部に瞬間接着剤でエバーグリーン製のプラ材を接着していくだけ

プラ材の種類は薄さ0,25mm、幅0.5mmのものをチョイス

目立ちすぎない薄さのものを選んであります

取り付ける際は一気に取り付けると失敗してしまうので、2cmずつ取り付け、尚且つ角度も調整しつつ取り付けていきました

最後はニッパーでカットし完了です

ウインドウの形状修正

次にウインドウの形状修正です

まずはリューターで削り込みを

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ウインドウモールを削っていきますが、モール上部とリア側のみを削り込んでいきます

イメージとしては上部のモールがリアに向けてカーブしているのですが、ここを直線的にすると簡単にウインドウの形状を拡大できます

削った後は荒れていますので、320番のペーパーヤスリで均し滑らかにし、モールの取り付けに備えます

モールの再現にはエバーグリーン製のプラ材、薄さ0.5mm、幅1mmのものを使用します

こちらもフェンダーアーチモールの取り付け時同様、一気に取り付けると失敗するので何箇所かに分け接着していきます

プラ材が接着でき固定したら本来のモールとの結合をシアノンで行なっていきます

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シアノンが固まりペーパーヤスリで削り調整したら修正完了です

パーツやボディの調整加工

続いてボディの調整加工です

まずは全体的に付着しているバリを取り除いていきます

このバリがある状態で組み立てていくのと、ない状態で組み立てていくのでは仕上がりに差が出てきますので、丁寧に取り除いていきます

あとはサイドのエンブレムは自作デカールで再現していく、キーシリンダーはハイキューパーツのマイナスモールドに置き換えしていくのでペーパーヤスリで削除

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キーシリンダー各所には0.8mmのピンバイスで穴をあけ、フェンダーミラーは支柱を取り付けるので0,6mmのピンバイスで穴を開けていきます

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フェンダーミラーの支柱として、0.5mmの真鍮線をカットしたものを取り付け調整加工が完了です

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下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

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