1/24 FUJIMI NISSAN LAUREL HARDTOP 2000 MEDALIST part1
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
旧車が大好き!中でも70年代~80年代初頭にかけて販売された車種はどれもよだれもんのプラモの時間ですが、今回はその中から3代目ローレルをチョイス
さっそく3代目ローレルを紐解いていきましょう
LAUREL MEDALIST とは?
世界的なオイルショックの中、3代目ローレルは1977年にモデルチェンジされリリースとなりました。
2代目ローレルを踏襲し、デザインはより重厚感を強調したもの。これによりハイオーナーカーにふさわしい豪華なインテリアと居住性を確保した一台となりました
ボディバリエーションは4ドアセダンと、この代で新設定された4ドアハードトップ、および2ドアハードトップ
1978年にはマイナーチェンジとなりヘッドライトが規格型の角形4灯式となりオートエアコン装備の最高級グレード「メダリスト」が登場
1977年の登場から1980年までの3年間で、新車登録台数は31万6898台となります。
後期型であるこのキット、メッキパーツがふんだんに用意され、さらにバンパーのモールも別パーツになっている他、足回りに関しては八の字用のタイヤが付属されている等、ボックスアートの通りチューンナップされた状態で完成を目指すことが出来そうです。
さっそく仮組開始。
仮り組み
まずはこちらのタイヤとホイールを確認
このキットの目玉でもある八の字タイヤですが、確認したところがっつり八の字
これはこれで極悪なローレルが作れそう
女子プロで例えたらダンプ松本かライオネス飛鳥かといったところでしょうか
足回りのパーツは、昔のフジミのキットとは違い、ブレーキパーツ等がしっかり造形されており、加えて車高の上げ下げも容易に出来そうなパーツ構成
完成をイメージしつつ組み立てていきます。
窓ガラスは一体パーツとなっており、バチピタで合いも良くスムーズに組み立てられそうです。
ただ湾曲が特殊なのか透明度が足らない気がしますので磨きつつ進行していきます。
インテリアはフロントシートの背もたれ部分がとても薄いのでなんとかしたいところ
車高も少しあげようかと想像しつつ仮組完成です。
迫力と気品溢れるパーツ類は、すでにかっこいいローレルが約束されたようなもの
しっかり自分好みのローレルに仕上げていきたいと思います。
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます。
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、タミヤのPカッターとなります。
用途としては、超硬ブレードは全体的なスジ彫り、Pカッターは刃幅が超硬ブレードよりも広いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。
リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。
といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。
尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、Pカッターを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。
パーティングライン消し
続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。
メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。
パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。
作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。
カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。
プレスラインを追加
次にプレスラインを追加していきます。
実車の写真とキットを見比べたところ、フェンダーアーチ上部にあるプレスラインがモールドされていませんので、こちらを追加
ボディにメスをいれるのは怖く、自信がないのですが勇気を持ってリュータースイッチオン。
まず先端が細いタイプで削り、フェンダーの付け根に沿って形を作った上で今度は先端が丸いタイプに持ち替え、幅を広げるように削っていきます。
ある程度形が見えたら、320番のペーパーヤスリで整え、800番まで番手をあげ仕上げていきました
アーチモールを追加
続いてアーチモールの追加です。
こちらも実写の写真と見比べると、キットにはモールドされていませんのでプラ板で追加していきます。
使用したプラ板はエバーグリーン製の平棒、板厚0.25x幅0.5mmのものを、フェンダーにあてがい、接着しやすいように少し長めにカットしていきます。
カットしたプラ板をフェンダー中央にセメダインハイグレード模型用接着剤で接着。
センターの接着が固定したのち少しずつ、アーチに沿って残りの部分を接着していきました。
接着が乾き全体がしっかり固定したら呼ぶなところをカットし、裏面から追い接着
これでアーチモールの完成です
ボディの調整加工
次にボディの調整加工です
ボディの調整や加工をする部分は両側ドア、フェンダーミラー取り付け部分、サイドシル部分となります。
まずは両側ドアのキーシリンダー部分から。
各部キーシリンダー部分にアドラーズネストのブラインドリベットヘッドで再現していくための穴を0.8ミリのピンバイスで開けていきます。
ボディに傷をつけ余計な作業が増えないよう注意しつつ穴あけ
フェンダーミラー取り付け部分は、フェンダーミラーパーツの根本が斜めで、固定ピンも斜めに差し込む予定
ですのでそれを見越し、取り付ける部分も斜めにドリルをいれていきました。
サイドシルは実車と比べるとだいぶデフォルメされており、縦の幅が長くバランスが悪いので、1ミリ程カットしていきます。
ニッパーでざくざく切り取りペーパーヤスリで均し完成です。
下地塗装
続いて、本塗装をする前の下地としてタミヤ缶スプレースーパーサーフェイサーを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。
また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。
いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。
サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。
次回はインテリア完成までをお届けする予定です。
ご覧頂きありがとうございました。
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