1/24 TAMIYA SUBARU BRZ(ZD8) part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はプレゼント用に、タミヤ製のSUBARU BRZを制作していきます。
オプションてんこ盛りで大切に乗られている愛車──
その想いまでしっかり模型で再現できるよう、気合い入れて仕上げていきます!
このパート1では、仮組みから下地塗装までを収録。
さらに、スジ彫りに失敗したときの修正方法についても詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではまず、このBRZがどんな車なのか?じっくり深掘りしていきましょう!
SUBARU BRZとは?
SUBARUが2021年に発売した2代目BRZ。
このクルマは「誰もが愉しめる、究極のFRスポーツカー」を目指して、初代モデルをさらに磨き上げたピュアスポーツです。
SUBARUの代名詞である水平対向エンジン──
その低重心設計を活かしつつ、パワーユニットには2.4リッターの自然吸気エンジンを搭載。
最高出力235馬力、最大トルク250Nmと、初代に比べて力強さが大幅にアップしています。
アクセルにしっかり応えるフィーリングと、高回転まで伸びるエンジン特性は、スポーツカーとしての醍醐味そのものです。
ボディは初代のサイズ感を踏襲しながら、さらなる低重心化を実現。
重心高は4mm下がり、全高も10mmダウン。
これにより走行安定性と俊敏なハンドリングが両立されました。
外観では、前後のフェンダー後方に設けられたエアアウトレットや、サイドシル形状など、空力を意識したディテールが随所に見られます。
リアはダックテール形状のトランクリッドが特徴的で、スポーツカーらしい引き締まったシルエットを際立たせています。
プラットフォームには、スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)の技術を応用し、剛性と安全性を向上。
構造用接着剤やインナーフレーム構造の採用により、フロントの横曲げ剛性は60%、ねじり剛性は50%も向上しています。
トランスミッションは6速MTと6速ATの2種類。
ATモデルには、SUBARUの運転支援システム「アイサイト」も搭載され、安全性も抜かりなし。
そして姉妹車GR86との違いは、シャーシやサスペンション、エンジン制御のセッティング。
BRZはよりナチュラルで素直な操縦性が持ち味で、運転そのものを楽しみたい人に向けた性格づけがされています。
走る楽しさ、扱いやすさ、そしてSUBARUらしさがしっかり詰まった、現代の王道FRスポーツ。
それが2代目BRZです。

仮り組み
それではさっそく仮組みから始めていきます。
仮組みの目的は、全体のフォルムチェックとパーツ同士の合いの確認。
理想の完成形にスムーズに近づけるための“リハーサル”みたいなものです。
今回のキットでは、仮組みにもってこいの「セメダイン ハイグレード模型用接着剤」を使います。
水溶性なので剥がすときもパリッと剥がれ、パーツを痛める心配がないのが嬉しいところ。
まずは足回りから組み立てていきます。
前後サスペンションは完璧なモールドで立体感たっぷりの構成。

ブレーキディスクにポリキャップを仕込み、そこに10本スポークのホイールを差し込むディスプレイ専用仕様になっています。
ホイールは実車のような質感のあるソリッドゴム製タイヤで、見た目のリアリティも◎。
続いてインテリア。
シート裏の形状も抜かりなく再現され、左右の内張と合わせてバスタブ型に組み上げたものをシャシーにセット。

すべてがピタリと吸いつくようにフィットして、ストレスゼロで組み上がっていきます。
外装パーツも見どころ満載。
フロントバンパー両サイドのエアインテークやフェンダーのアウトレットは別パーツ化されており、これがまた塗装派にも嬉しい設計。

フロントグリルやヘッドライトの複雑な形状も、精密な分割でしっかり立体感が出るようになっています。

そして注目はボンネット下。
なんと水平対向4気筒エンジンまでパーツ化されていて、補機類まできちんと用意されています。

構成はシンプルながら、色分けすればぐっと実車感が増す、いい仕上がりになる予感。
クリアパーツは、フロント・リアのウインドウが内側から、サイドウインドウは外側から取り付ける方式。
このあたりもタミヤらしい気遣いが詰まっていて、作業性も良好です。
そして最後はボディとシャシーの合体。

爪で引っ掛けて固定するタイプで、複雑な現代車のフォルムをしっかり支えてくれます。
というわけで、パーツ精度の高さに驚きながらも、仮組みは難なく完了!
この段階でもう完成が楽しみになっちゃいますね。

















スジ彫り
次にスジ彫りの工程に入っていきます。

今回使用しているツールは、タミヤ製のスジ彫り超硬ブレードです。
ブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています。
基本的には0.15mmのブレードを全体的なスジ彫りに使用し、
ドアやボンネットなどの開閉パーツには少し太めの0.2mmのブレードを使っています。
リアルな完成度を目指すためには、ボディ各部のスジをしっかり入れておくことが大切です。
そうしないと、塗装を重ねたときに溝が塗料で埋まってしまい、シャープさが失われてしまうんですね。
この作業は、塗装前の重要な下準備になります。
ただし、スジを深く掘りすぎると、不自然なシルエットになったり、最悪パーツを貫通・破損してしまうこともあるので、
軽いタッチで、各パート3~5往復程度を目安に丁寧に掘り込んでいきます。
具体的には、ドア、ボンネット、モールやバンパーの継ぎ目、給油口カバー、そしてウインドウモールの外側などを中心に、
スジを入れて、塗装に備えていきます。
スジ彫り失敗した時の直し方
あ〜あ、やっちゃいました……。

「もっとリアルに仕上げたい!」と意気込んだ結果、思わず失敗してしまうことって、誰にでもありますよね。
でも大丈夫。そんなときは焦らず、いっそのことスジを一度ぜんぶ彫り切ってしまいましょう!
彫り終わったら、あとは修正して元に戻すだけ。
間違ってしまったラインには、タミヤのイージーサンディング瞬間接着剤がとっても便利です。

手順としては──
まず、埋めたい部分に瞬間接着剤を流し込んで、上からアルテコの硬化促進スプレーをひと吹き。

わずか数分でガチッと固まってくれるので、デザインナイフで大まかに整形していきます。

そこからは、ペーパーやすりで段階的に整えていくだけ。

タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
320番 → 800番 → 最終的には1500番までかければ、きれいに修復完了です!
イージーサンディングなので削りやすくて作業もサクサク。
「スジ彫り失敗=終わり」じゃありません。
むしろ“仕上げる力”を上げるチャンスです!
ボディの調整加工
続いては、ボディの加工です。
このキットはもともと完成度の高いパッケージなので、特に手を加える必要はないかもしれません。
──が、そこは“プラモの時間”。せっかくなので、ひと手間加えて仕上げていきます。
まずはトランクとドアノブにあるキーボックス部分。

ここには0.8mmのピンバイスで穴を開けておきます。
ドアノブのモールドはとても繊細なので、最初は0.6mmから慎重に開け始めて、そこから0.8mmへ拡大。
こうすることで、モールドを崩さずに加工ができます。
この穴には、3D製のキーシリンダーを埋め込む予定です。
これがあるだけで一気に金属感が出て、仕上がりのリアリティがグッとアップするんですよね。
下地塗装
次にゲート処理やヤスリがけをしたボディに本塗装をする前の下地処理としてガイアノーツのエヴォブラックを塗装していきます

Gaahleri エアブラシダブルアクション トリガータイプ Advanced Series GHAD-68 (自定心挿入式ノズル構造) …
※クーポンコード
「PURAMONOZKN」
入力で10%OFF

↑オフィシャルサイトも10%OFF
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目指す場合には欠かせない重要な作業です。
パーティングラインを消すためにボディ表面を削ったり、ペーパーヤスリの跡が残ったりすることもあります。
そういった場合には、必ずサフェーサーを吹き付けて、各パーツ表面を滑らかに整えてから本塗装に入ることが大切です。
いかにこの下地の段階で、滑らかな表面を作り上げるか。
これが仕上がりに大きく影響します。
下地処理から滑らかさを意識しておくと、後の鏡面仕上げ工程での凹凸も少なくなり、磨き作業の時間を短縮できるので、最終的な効率もぐっと上がります。
もし吹き付け途中でホコリが付着してしまった場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いた後、再度サフェーサーを吹き直しましょう。
サフェーサーを吹き終えたら、パーティングラインや傷がきれいに消えているかを確認します。
表面が滑らかに整ったことをチェックして、次の工程に進みます。

今回はここまで!
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。