1/24 TAMIYA SUBARU BRZ(ZD8) part2
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回は、タミヤのBRZ製作パート2です。
このキット、特に注目したいのがエンジンルームの作り込み。
せっかくの高クオリティを活かすべく、リアルさをグッと引き上げるディテールアップに挑戦してみました。
細かなポイントも押さえながら進めていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは、いってみましょう!
ボディ塗装
ずはボディ塗装から入っていきます。

2代目BRZに設定されているボディカラーは、パールホワイトやブラック、シルバーといった定番色から、レッドやブルー系のスポーティなカラーまで全7色。
その中でも、やっぱり外せないのがスバルのイメージカラー、WRブルーですよね。
今回はそのWRブルーで進めていきます。
使用するのは、説明書にも記載されているタミヤカラーのマイカブルー。
鮮やかな発色と深みのあるブルーが、このクルマのキャラクターにぴったりです



これをガイアの薄め液(T-01)で1.5倍に薄めて、エアブラシで塗装していきます。
使用しているエアブラシはガーレリ製のアドバンスシリーズより、GHAD68で0.3mmと0.5mmの口径を使い分けられるモデルを使用しています
Gaahleri エアブラシダブルアクション トリガータイプ Advanced Series GHAD-68 (自定心挿入式ノズル構造) …
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塗装の流れは3ステップ。
まずは1工程目、各パネルのエッジやライン、角の部分を中心に吹いていきます。
続いて2工程目、ルーフやボンネットなど広い面積を丁寧に塗装。
そして最後の3工程目で、ムラにならないよう全体を整えるように仕上げていきます。

塗分け(エアブラシ)
続いては、エアブラシを使って各パーツを塗装していきます。

まずはブラック系のパーツから。
下回りのシャシーや足回り、そしてメタリック系パーツの下地には“エヴォブラック”を使用。
一方で、シャフトやアームにはツヤありブラックを使って、同じ黒の中でも質感の違いが感じられるように塗り分けています。
塗装のキーワードは“コントラスト”です。
メタリック系でも同様で、ブレーキディスクやマフラーの太鼓部分には“フラットアルミ”、マフラーパイプには“スーパーチタン”を使用。
説明書にはないオリジナルの塗り分けで、リアルさがグッと引き立ちます。
そしてインテリア。こちらは説明書指定だとほとんどがセミグロスブラック。
そのままだと少し味気ないので、ブラックの中でも質感を変えて塗装していきます。
まずスエード調の部分には“ラバーブラック”をベースに塗装。

その他の部分はマスキングをして“エヴォブラック”で吹き分け。
さらに、シフトボックスやコンパネの一部にはツヤありブラックを使って、ピアノブラックのような仕上がりを狙ってみました。
塗分け(筆)
続いては、筆塗りによる塗り分け工程に入っていきます。

ここでもエアブラシと同様、“コントラスト”を意識するのが大事なポイントです。
まずはメタリック系の塗装から。
下回りのミッションケースにはフラットアルミを使用。
遮熱板は少し茶色を混ぜたクロムシルバーにしたかったので、ガーレリのマーカーを使って質感に変化をつけています。
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メタリック系が終わったら、ブラック系の筆塗りへ。
エアブラシでは吹きにくかった細かい部分、たとえばシャフト類にはツヤありブラック、ゴムブッシュ類にはフラットブラックを使って素材ごとの違いを丁寧に塗り分けています。
インテリアでは、ダッシュ周りのシルバーの使い方を統一。
シフトボックスの縁取りやドアノブにはクロムシルバーを使用。

このキットはメッキパーツがほとんどないので、シュナイダーのクロムマーカーの出番は控えめです。
シュナイダー Schneider ミラーエフェクト クロームマーカー ペイントイット Paint it 061 ペン先:2mm 1本 …
エンジンルームにも注目です。
ブレーキフルードタンクは、シルバー → イエロー → ホワイトの順で塗装し、中にフルードが入っている雰囲気を再現。

タンクのキャップ部分にはしっかり発色するイエローを使ってアクセントを加えました。


そして、3D出力したベルトバックルや発煙筒には、ワンポイントでレッドを差し色に。
細部まで気を抜かず、丁寧に仕上げていきます。
デカールの貼付
次はデカールの貼り付けです。

このキット、最新のモデルだけあってデカールの発色がとても良く、貼っていて気持ちがいいですね。
バッテリーなどエンジンルームの一部パーツは、動画の進行順とは前後しますが、組み立て後に貼り付けています。
ダッシュパネル内のメーター類、ペダル、ナビ、内張のスピーカー部分、外装の車名プレートなど、説明書の指示通りに丁寧に貼っていきました。
特にペダルやスピーカーといった細かい部分までデカール化されているのが嬉しいポイント。
通常は塗装で表現するような箇所ですが、こうして細部まで作り込まれていることで、解像度がグッと上がった印象です。
貼り終えたら、筆と綿棒を使って水分と空気をしっかり除去。

最後に、メーター部分にはレジンを流し込み、ブラックライトを照射して硬化。

カバーの再現と、デカールの保護を兼ねています
下回の組立
続いては、下回りの組み立てに入っていきます。
今回はローダウンなど車高の調整は行わず、説明書通りの組み立てで進めます。

この下回り、構成・モールドともにタミヤらしさ全開。
前後のサスペンションはパーツ点数こそ抑えめですが、立体感があり仕上がりは上々。
事前に塗装も済ませているので、テンポよく組み上がっていくのがとにかく気持ちいいです。
リアルなモールドのおかげで、駆動系の構造も理解しやすく、実車を下から覗いているような感覚に。

組み立てながら「なるほど、こうなってるのか」と勉強になる部分も多いですね。
リア周りを先に組み立てたら、ボルト類にシルバーを差してディテールを引き立てていきます。
あとはシャフト、マフラーと順に取り付けていき、フロントも同じく仕上げて完成。
今回は塗り分けただけですが、驚くほど見映えのいい下回りになりました




パイピングとエンジンルームの組立
続いてはエンジンルームです。
このキット、嬉しいことにエンジンルーム内までしっかり再現されているんですよね。しかも最新キットらしく、モールドの精度も文句なしの仕上がり。
仮組み時にエンジンルームの完成イメージを見た段階で、追加したいポイントが3つ浮かびました。
それが、バッテリーのパイピング、イエローの蓋の存在感の強調、そして不足している補器類の追加です。
補器類はボディ側に設置する予定なので、まずはバッテリーのパイピングから進めていきます。

上面のパーツは最後に取り付けるとして、基本は説明書通りにエンジンパーツを組み立て。
中にはパーツが交差する部分もあるので、組み付けの順番に注意して進めました。
イエローで目立たせたいのは蓋部分だけではありません。

もうひとつ、忘れてはいけないのがオイルレベルゲージ。
こちらはキットには含まれていなかったので、ユザワヤで購入したO型針を適切な長さにカットし、先端をイエローに塗装して追加しています。
バッテリーの上部には、プラスとマイナスの端子も再現。

赤と黒に塗装したプラ端材に0.5mmの穴を開け、そこに0.4mmの赤・黒リード線を差し込んで接着。
しっかり固定できたところで、バッテリーに取り付けて完成です

インテリアの組立
いよいよ最後、インテリアの組み立てです。
まずはフロアカーペットから。塗装で仕上げるのもアリなんですが、今回はプレゼント用ということで、ちょっとひと手間。ダイソーのフェルト生地を使って質感アップを狙います。
グレーのフェルトを、しっかり採寸した上でハサミでカット。
接着にはセメダインハイグレード模型用接着剤を使って、丁寧に貼り付けました。
続いて細かいディテールです。
シートには3Dプリントのバックルを取り付け、ダッシュボードには発煙筒とナビパーツ。

ハンドルまわりも仕上げていきます。




センターコンソールにはシフトノブとサイドブレーキをセット。
内張パーツはなんと2分割構成になっていて、立体感もしっかり。
ここもこのキットの見どころのひとつですね。
各ディテールを仕上げたら、いよいよインテリアの組み上げ。
バスタブパーツに、センターコンソール、シート、ダッシュボード、内張の順でパーツを取り付けていきます。

最後にシャシーと合体し、タワーバーを取り付ければインテリアの完成です。
今回は、現代車らしいカラー分けや、エンジンルームの色味にもメリハリをつけて製作しました。







次回はいよいよ完成編をお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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