「ギラっと!パカパ化×メッキ仕上げで魅せる!90年代VIPの真骨頂」

1/24 AOSHIMA NISSAN CIMA Y33 ANCELTION

1/24 AOSHIMA NISSAN CIMA Y33 ANCELTION part3

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回は、アオシマアンバサダーとしてお届けする、アンクエルションシーマの制作パート3

いよいよ最終回ということで、

ボディ全体のメッキモールの仕上げ方法や、

こだわりの**“パカパ化”の最終仕上げ**まで、盛りだくさんの内容でお届けします!

完成までの工程、ぜひ最後までご覧ください!

それでは、いってみましょう!

クリア塗装

まずはクリア塗装からスタートです。

今回は3回に分けてクリアを吹いていきます。

使用するエアブラシは、Gaahleriのアドバンスシリーズ「GHAD-68」。

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クリア塗料はクレオスの「スーパークリア3(GX100)」を、ガイアノーツの薄め液(T01)で1.5倍に希釈して使っています。

最初の1回目は、少し距離を取って、ボディ全体にふわっとミストをかけるイメージで吹きつけていきます。

続く2回目は、まず角の部分から丁寧に塗装し、全体をまんべんなく均一に仕上げます。

このあとしっかり乾燥させるため、48時間ほど放置。

乾燥後は、2000番のペーパーヤスリで表面を軽く整えておきます。

そして3回目が仕上げの塗装。

塗料が垂れる寸前を目安にしながら、しっとりとしたツヤが出るように吹きつけます。

最後に、薄め液(T01)を原液のまま遠めから軽く吹いて、表面をレベリングすれば完成です。

ただし、塗料が垂れてしまうと、IPAでのリセットや修正作業が必要になってしまうので、慎重に進めていきましょう。

研ぎ出し

続いては、研ぎ出しの工程に入っていきます。

クリア塗装後、しっかりと乾燥させた塗装面は一見ツヤがあるように見えますが、実はまだ細かな凹凸が残っています。

この凹凸を取り除いて、滑らかな鏡面に近づけていくのが研ぎ出しの目的です。

この工程では、ペーパーの番手を徐々に上げながら滑らかな面を作っていくので、前段階のクリア塗装ではそれを見越してやや厚めに吹いておきました。

研ぎ出しは、全3ステップで行っていきます。

まず1工程目は、2000番のペーパーヤスリを使って水研ぎ。

ツヤが出ているクリア面をあえてマットに落としていくような感覚で作業します。

続いて2工程目と3工程目では、ゴッドハンド製の神ヤスを使用。

6000番、そして8000番へと番手を上げながら水研ぎを進めていきます。

仕上がりの目安は、映り込む景色が歪まずに反射するくらいの滑らかさ。

研いでは拭き取り、表面の状態を確認しながら丁寧に進めていきます。

2000番でマットになった面が、番手を上げていくごとに徐々にツヤを取り戻してきたら、研ぎ出しは完了です。

鏡面仕上げ

続いては、鏡面仕上げの工程に入っていきます。

この仕上げ作業は、全部で3ステップで行っていきます。

使用するのは、シーフォース製のリトルーターに、スジボリ堂のバフを取り付けたセット。

これを使って、表面をじっくり磨いていきます。

まず1工程目は、タミヤのコンパウンド「粗目」で全体を一周。

表面を一皮むくような感覚で、軽く研磨していきます。

この段階ではまだ深い傷は消えませんが、次のステップへつなぐための“ならし”として、表面のツヤを少しずつ整えていきます。

続く2工程目は、タミヤの「細目」でさらに一周。

ここで少しずつ傷を減らしながら、艶を引き出していきます。

そして3工程目は、タミヤの「仕上げ目」で最終仕上げ。

限りなく傷が目立たない状態を目指して、丁寧に磨き上げていきます。

もし途中で角が出てしまっても、慌てずに。

残しておいたボディカラーでタッチアップすればリカバリー可能です。

また、バフが届きにくい奥まった部分は、タミヤの研磨クロスや綿棒にコンパウンドをつけて磨いてあげると、仕上がりに差が出ます。

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ウインドウの塗装とサイドメッキモールの仕上げ

続いては、ウインドウまわりの塗装と、サイドメッキモールの仕上げに入っていきます。

まずグリル部分は、エナメル塗料のセミグロスブラックで塗装。

乾燥後に、エナメル溶剤を含ませた綿棒で拭き取り、ディテールをくっきりと浮き立たせて仕上げます。

ウインドウは、パカパ化のためにフロント・サイド・リアの3分割に。

超音波カッターで慎重にカットしてから、ヤスリで断面を整えておきます。

フロント・リアのウインドウには、黒セラミックの再現塗装を。

付属のマスキングシートでマスク処理をしてから、エヴォブラックを吹き付けていきます。

そして今回の鬼門!

ボディ全体に走るメッキモールの処理です。

ウインドウモールとの一体感を考えて、マーカーによるメッキ表現も検討しましたが──

今回は形状がシンプルということで、ミラーフィニッシュを選択!

各モールのサイズに合わせて少し大きめにカットし、貼り付けたら綿棒でやさしく馴染ませます。

フィニッシュがしっかり密着したら、モールの筋に沿ってデザインナイフでカット

このとき、ナイフの刃は新品に交換しておくのがポイント!

スーッと気持ちよく切れるので、作業のストレスも激減です。

ウインドウモールの塗装

続いては、ウインドウモールのメッキ表現に入っていきます。

今回はシュナイダーのクロームマーカーを使用して、

ウインドウモールのメッキラインをしっかり再現していきます。

まずは準備段階として、モール外周にしっかり筋彫りを入れておくことが大前提!

この作業は、ボディ整形の段階であらかじめ行っておきます。

次に、その彫った筋にスミ入れ塗料(ブラック)を流し込みます。

はみ出した部分は、エナメル溶剤を含ませた綿棒で丁寧に拭き取り、輪郭をシャープに整えましょう。

ここから、いよいよメッキ表現へ──

シュナイダーのクロームマーカーで、メッキ部分を1本ずつ塗装していきます。

そして仕上げに、モールの内側のブラックラインを描いていきます。

ここでは、4アーティストマーカーのブラックを使用。

マーカーの腹でビシッとラインを揃えることで、モール全体がグッと引き締まって見えるようになります。

クリアパーツは4アーティストマーカーブラックで縁取りし目力UP

ボディとシャシーの合体

次は、ボディとシャシーの合体に入っていきます!

まずは、残っていたミラーフィニッシュを使う細部をまとめて仕上げていきます。

フロントはマーカー&フォグ部分、リアはテール部分にそれぞれ貼り付け。

あらかじめ形状に合わせてカットしたミラーフィニッシュを、綿棒でじっくり馴染ませながら貼っていきます。

続いて、リフレクターをボディ裏側から取り付け

さらに前後ウインドウとルームミラーも装着

“パカパ化”した左右のドアには、タミヤの0.2mmクリアプラ板を使用。

ドアの形状に合わせてカットし、両面テープで固定しました。

……が、ここでひとつ“プラモの時間”らしいハプニング(笑)

ハードトップとセダンの違いをうっかり認識せず、ウインドウモールを残してしまうというミスが発生。

ここは及第点とし前進します!

ウインドウの接着がしっかりできたら、内張を接着したドアをピンに差し込み取り付け

そしていよいよ──

ボディとシャシーを合体!

最後にタイヤを取り付けて、ひとまず組み上げ完了です。

仕上げ

最後は、いよいよ仕上げの工程に入っていきます!

まず、ドアミラーにはミラーパーツを取り付け

ウインドウまわりには残っていたデカールをペタリ。

今回は「アンクエルション」のロゴデカールもあるので、指定位置にしっかり貼り付けていきます。

いよいよ残るパーツも、あとわずか──!

まずはフロントセクションから。

フォグ→グリル→ヘッドライトカバーの順に、下から組み上げていき、シーマのが完成!

続いて、サイドにはドアミラーを取り付け

リアまわりでは、テールランプと極太の専用マフラーを装着!

マフラーセンター部はフラットブラックで塗り分けて、引き締まった印象に仕上げています。

さらに、ボンネットとルーフにエアロパーツを取り付け、ドアノブにはシュナイダーのクロームマーカーでメッキ塗装。

サイドマーカーは、下地にシルバーを塗ってからスモークを重ねて、リアルな質感を演出しました。

そして最後は──

モデリングワックスで全体を軽く磨き上げて、完成です!

完成

今回のアオシマ「アンクエルション・シーマ」は、1回目の開封から最終組み立てまで、スムーズで満足度の高いキットでした。

そのままのコンセプトは壊したくない、でも何か爪痕残したい!という思いで制作を開始し、インテリアをじっくり見れるようにしよう、ということでドアを開口することに

ただ開くようにするだけでなく、ウインドウや内張との一体感を大切にしながら組み込んでいったことで、完成後の見応えが一気にアップしました。

実車を知る方ならニヤリとしてもらえる、そんなシーン再現になったと思います。

そしてインテリアでは、木目塗装にもこだわりました。

ハンドルやシフトノブの質感を、エナメルシルバー+アクリルブラウン+クリアオレンジの重ね塗りで再現し、しっとりとしたツヤと深みを演出。

あの90年代高級車特有の「いい意味でのギラつき」が、模型の中でも再現できたのではないかと感じています。

もう一つのポイントが、ボディ全体に施されたメッキモールの仕上げ

このキットは、ウインドウモールやボディ側のモールが非常に美しく造形されていて、

ミラーフィニッシュやクロームマーカーを使い分けることで、そのモールドを最大限活かすことができました。

彫りのシャープさ、精度の高さは、さすがアオシマ。モデラーのこだわりにしっかり応えてくれる設計に感服です。

全体を通して、組みやすさとディテール再現のバランスが非常に優れているコンセプトキットでした。

今回はここまで

ご覧頂きありがとうございました

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