1/24 FUJIMI TOYOTA MARKⅡ Grande 4Door Sedan X30 part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回は、フジミから再販された「トヨタ マークⅡ グランデ X30」を制作していきます。
フジミ模型 1/24 インチアップシリーズ No.172 トヨタ コロナ マークII グランデ 4ドアセダン X30型 プラモ…
ついに来ました、この“ぶた目”の再販! 嬉しすぎて見つけた瞬間、迷わず即GETしちゃいました。
このパート1では、塗装前の加工や細かな修正をメインにやっていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは、さっそく箱を開けていきましょう!
X30 マークⅡとは?
まずはどんな車なのかということで
X30型(通称ぶた目)は1976年に登場した3代目マークⅡで、それまで“コロナの上級グレード”という立ち位置だったマークⅡが、独自の高級セダンとして進化を遂げた重要なモデルです。
この代からは「グランデ」グレードが新設定され、上質さ・高級感を強く打ち出したことで、マークⅡ=高級セダンというイメージを確立するきっかけにもなりました。
デザインにも注目で、当時アメリカ車の間で流行していた「ヨーロッパ調セミクラシック」の影響を色濃く受けたスタイルが特徴。
角ばったフォルムに水平基調のフロントマスク、メッキモールを多用した上質感は、日本製セダンの新しい方向性を示すものでした。
ちなみにこのX30型には**前期型(1976〜78年)と後期型(1978〜79年)**があり、フロントグリルやテールランプの意匠、バンパーの造形に違いがあります。
前期はスッキリとしたグリルに対して、後期ではグリル内のデザインがやや複雑化し、リアのコンビランプも意匠変更されています。
今回のキットは前期型の特徴をベースにしているようで、グリル形状やテールの構成からそれが見て取れます。
また、当時のストリートカーカルチャー
──いわゆる街道レーサー文化のなかでも、このぶた目は人気のベース車両でした。
直線的なボディやメッキパーツが、改造映えするんですよね。
そんなぶた目のマークⅡを、今回はプラモデルでじっくり再現していこうと思います。

仮り組み
それにしてもフジミって、ホントに不意を突いてくるから侮れないんですよね…。
今回の再販ではジャパンやローレルも、この“ぶた目”と一緒に再販してくれました。
過去には117クーペなんかもリリースしていて、本当に痒いところに手が届くラインナップなんです。
最近は経営体制が変わったのか、またイケイケ感が戻ってきているようで、オッサンたちの心を掻っ攫う発表を楽しみにしてます!
さて、仮組みですが、まずは足回りから。

キットの構成は簡略化されていなくて、しっかりモールドされている印象です。
ブレーキディスクとキャリパーが別パーツになっていたりして、昔のエンスージアストモデルを思い出しますね。
ローダウン仕様が標準パーツなので、ノーマルで組みたい人は少し手を加える必要がありそうです。
タイヤもハの字専用の造形になっていて、付属のスピードスターマーク2と共に簡単にカッコいい足回りが組めそうですよ。
インテリアも細かくモールドされていて、メーターはデカールで再現されています。

外装パーツは、ボンネットと、トランクが別パーツ化されているので、パカパ化などにも挑戦しやすそうです。
そしてヘッドライトなどのメッキ部分がしっかりメッキパーツ化されているので、ストレスなく組み立てられそう。
特に驚いたのがバンパーのモール部分。

バンパー一体モールドじゃなくて、なんと別パーツなんです!
こんな変態的なことをしてくるフジミ、ホントに恐るべし。
仮組みの感想としては、フジミすごいなと。
そしてキットビューは文句なしの100点満点。









ちんスポに板パネもあって、ご機嫌なマーク2が仕上がりそうです!
フェンダーアーチの加工
さて、塗装に入る前に、もっとバランスの取れたマークⅡにするためにちょっと加工をしていきます。
気になったのが、このフェンダーアーチ。
前後ともにアーチ幅が狭くて、どこかずんぐりむっくりした印象なんですよね。
実車の写真と見比べながら、手を動かしていきます。
前後ともに、後ろ側の幅を1ミリ広げてみることにしました。
ちゃんと1ミリを計測して、ペンで印をつけたら、自然なRになるように斜めにカットして広げていきます。

ここは少しずつバランスを見ながら慎重に進めていきます。

カットし終わったら、荒れた断面を320番から1500番までペーパーの番手を上げつつ、しっかり均していって完了です。


ビフォーアフターで見ても、しっかりバランスの取れたフェンダーアーチになったと思います!
パーティングライン消し
続いて、画像の赤矢印で示した「パーティングライン」を削る作業に入ります。



プラモデルは、製造工程で金型同士を合わせて成形されるため、どうしてもパーツ表面に「パーティングライン」や「バリ」が発生します。
このラインを処理するかしないかで、最終的な仕上がりに大きな差が出るため、必ず取り除いていきます。
確認方法としては、パーツを手に取り、実際に指でなぞってみること。
特にカーモデルの場合、ボディを真上から見た時、左右対称に縦に走るラインが見つかることが多いです。
バンパー周辺は、特にパーティングラインが強く出やすいポイントなので、念入りにチェックします。
作業手順は、タミヤ製の320番ペーパーヤスリを使用し、水をつけながら丁寧に削っていきます。

このときの注意点は、実車に存在するボディのプレスライン(デザイン上のシャープな折れ目)を消してしまわないよう慎重に作業することです。
320番でパーティングラインを除去したら、徐々に番手を上げていき、最終的に1500番まで仕上げて、塗装に向けた下準備を整えます。
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
スジ彫り
次にスジ彫りの工程に入っていきます。

今回使用しているツールは、タミヤ製のスジ彫り超硬ブレードです。
ブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています。
基本的には0.15mmのブレードを全体的なスジ彫りに使用し、
ドアやボンネットなどの開閉パーツには少し太めの0.2mmのブレードを使っています。
リアルな完成度を目指すためには、ボディ各部のスジをしっかり入れておくことが大切です。
そうしないと、塗装を重ねたときに溝が塗料で埋まってしまい、シャープさが失われてしまうんですね。
この作業は、塗装前の重要な下準備になります。
ただし、スジを深く掘りすぎると、不自然なシルエットになったり、最悪パーツを貫通・破損してしまうこともあるので、
軽いタッチで、各パート3~5往復程度を目安に丁寧に掘り込んでいきます。
具体的には、ドア、ボンネット、モールやバンパーの継ぎ目、給油口カバー、そしてウインドウモールの外側などを中心に、
スジを入れて、塗装に備えていきます。
ボディの調整加工
続いては、ボディの調整と加工です。
このキット、なぜかリアのウインドウモールがモールドされていないんですよね…。

うっすらとモールかな?と思える跡はあるんですが、このままではどうしても納得がいかないので、新たにモールドを追加していきます。
ウインドウよりひと回り大きいサイズで、曲面追従マステを使ってフチを囲ったら、

超硬ブレードの0.15mmで、マステの縁をなぞるように少しずつ慎重に彫っていきます。

それから、各部のキーホールも処理しておきます。
両ドアにはモールドがなかったので、こちらは新規で追加。
給油口カバーとトランクにはモールドがあったんですが、一度削り取って、0.8mmのピンバイスで穴を開けました。

ここには後ほど、3Dパーツ製のキーシリンダーを埋め込む予定です。
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地処理としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目指す場合には欠かせない重要な作業です。
パーティングラインを消すためにボディ表面を削ったり、ペーパーヤスリの跡が残ったりすることもあります。
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
そういった場合には、必ずサフェーサーを吹き付けて、各パーツ表面を滑らかに整えてから本塗装に入ることが大切です。
いかにこの下地の段階で、滑らかな表面を作り上げるか。
これが仕上がりに大きく影響します。
下地処理から滑らかさを意識しておくと、後の鏡面仕上げ工程での凹凸も少なくなり、磨き作業の時間を短縮できるので、最終的な効率もぐっと上がります。
もし吹き付け途中でホコリが付着してしまった場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いた後、再度サフェーサーを吹き直しましょう。
サフェーサーを吹き終えたら、パーティングラインや傷がきれいに消えているかを確認します。

表面が滑らかに整ったことをチェックして、次の工程に進みます。
今回はここまで!
インテリア完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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