1/24 HASEGAWA TOYOTA STARLET KP61 (1980) part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はハセガワから新発売されたKP61型スターレットを制作していきます
ハセガワ(Hasegawa) 1/24 ヒストリックカーシリーズ トヨタ スターレット KP61 S(3ドア) 中期型 1980 プラ…
自身でも模型で作りたかったKPスターレット
新規金型のキットで初めて作ります
このpart1では仮組みからボディの調整を経て下地塗装までを収録
ボディの穴を埋めるところが地味に難関でしたのでぜひ見てやってください
まずは実車の情報から行ってみましょう
KP61スターレットとは?
初代スターレット(KP47)は、パブリカ・シリーズの上級版として開発した若年層向けの車種で、パブリカスターレットとして1973年10月に発売しました。
スポーティで個性的なクーペタイプボディは、パブリカよりもひとまわり大きく、エンジンやトランスミッションなどは、パブリカとカローラから流用していました。
1978年2月に発売した2代目(KP61)は、それまでのパブリカとパブリカスターレットの2車種を統合し、「スターレット」として独立させました。
この時期の世界標準にならい、スターレットも3ドアと5ドアの2ボックスハッチバック車に変身。
駆動方式は後輪駆動(FR)を継続。
2代目スターレットは、名実ともにトヨタの底辺を受け持つ小型大衆車となります。
エンジンは、1978年の排気ガス規制に適合させた4K-U型の1290ccで、ギヤボックスは4MT・5MT・ 2ATの3種
サスペンションはフロントが先代と同じマクファーソンストラット/コイル、リヤはリジッドながらリーフから4リンク/コイルに変わり、全車に前輪ディスクブレーキを採用。
操作感覚に優れたラック・アンド・ピニオン式ステアリングをトヨタのセダン系乗用車として初めて採用。
優れた燃費で人気を博すー方で、軽量ボディとシャシーバランスの組合せがもたらす活発な走りで“ボーイズレーサー”と謳い、多くの支持を集めました。
若者向けのグレード「S」はスポーティーなフロント座席を装備し、サンルーフは標準装備となります
仮り組み
いざ開封し仮組みからスタートです
パーツ点数は多く近年のハセガワのカープラそのもの
シャシーから組んでいきますが、気になった点はボディと噛み合わせるパーツが別パーツになっていること
今回のキットは中期型ですが、これはもしかして前期型や後期型へのバリーション展開もあるのでは?など深読みせざるを得ません
嬉しいことにエンジンパーツも3つのパーツ構成ですが付属しています
足回りパーツは細かく細分化され、バーやロッドパーツなどは特に折ったりなどの破損に注意が必要です
ホイールはグレードを意識したおそらくオプションホイール
センターキャップとメッキリムパーツが別パーツの構成となっていて塗装がしやすそうです
インテリアではシートが3つのパーツ構成で、背面を埋めたりする工作は必要ないでしょう
面白いのが、サイドブレーキのパーツ構成だったり、ハンドルステーが2分割されているパーツ構成
自身では前期型が一番好みなので、これもバリエーション展開を見据えてのものかと勘繰ってしまいます
ウインドウはボディ裏面から一枚ずつ接着するタイプ
このあたりはパカパ化をする際とてもありがたい設計だと思います
テールやヘッドライトのリフレクター形状もバッチリ
バンパーはこちらもバリエーション展開の匂いがぷんぷんする3つのパーツ構成
フロントバンパー下のパネルは、シャシー合体後でなければ取り付けられないので注意が必要です
オプションとはいえノーマルホイールが付属しているにもかかわらず、少し車高が低いと感じるので、方向性を見据えつつ手を加えていければと思います
まさか令和の時代にこのスターレットが作れるとは思いもよりませんでした
仮組みをしてて感じたのはやはり今後のバリエーション展開でしょうか
ボディ裏面の合わせ目や各パーツ構成からも恐らく前期後期も揃えてくるのではないかと予想します
私のようなおっさん世代にぶっ刺さりのキットをドンピシャで発表しまくる近年のハセガワ
このスターレットは大好きな車ですので敬意を込めつつ喜んで作らせていただきたいと思います
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードでブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています
用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用
0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉パーツなどに使用しています
リアルな完成度を追求するにあたりボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと
塗装を重ねた時に溝が塗料で埋もれてしまいシャープさが欠けてしまうので
塗装をする前の下準備の段階でしっかり彫っていきます
といってもスジを深くし過ぎると不自然なシルエットになってしまったりパーツが貫通し割れてしまう場合もありますので
あくまでも軽いタッチでそれぞれのパートで3~5往復を目安に
丁寧に掘り込んでいきます
ドアやボンネット、モールやバンパーの継ぎ目給油口カバーやウインドウモールの外側を筋彫りし塗装に備えます
ボディの調整加工
続いてはボディの調整と加工です
今回はグレードSということでサイドモールが付属していないタイプです
ところがこのキットにはモールを取り付けるための穴が付属している
ということは他のグレードも作るよというサイン
まあ考えても答えは出ないのであまり深読みせずに進めます
説明書に指定がある通り、サイドモールを取り付けるための穴を、タミヤの瞬間接着剤イージーサンディングで埋めていきます
接着剤を塗布し、硬化促進スプレーを吹き付けたら、デザインナイフと紙やすりの320番から1500番まで順に均し完了
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
と思ったら穴が塞ぎ切れておらず何工程か繰り返しました
穴に接着剤が入りきらないことがあるようなので、塗布した部分を一度爪楊枝で攪拌というか均してから硬化促進スプレーを吹き付けるなど工夫しながら作業進行です
ボディのドアなどにモールドされているキーシリンダーはのちに3Dパーツに置き換えるので、1.3mmのピンバイスで穴を開けます
ゴッドハンド(GodHand) クイックドリルビット(C) 8本組(1.1/1.2/1.3/1.4/1.6/1.7/1.8/1.9mm) GH-DBQ-8C 六…
リアハッチ部分も説明書指定通り裏面から1mmのピンバイスで穴をあけ、表面から1.5mmのピンバイスで拡張
これで調整完了です
パーティングライン消し
続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります
模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます
パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること
カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです
作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます
320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォホワイトを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業
パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です
いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!
ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります
吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます
サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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