1/24 HASEGAWA TOYOTA STARLET KP61 (1980) part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回は新作ハセガワのKP61スターレットの制作part3で完成までをお届けです
ハセガワ(Hasegawa) 1/24 ヒストリックカーシリーズ トヨタ スターレット KP61 S(3ドア) 中期型 1980 プラ…
仕上げにくかったライト周りなどコツなども収録してみましたので是非ご覧ください
まずはクリア塗装から行ってみましょう
クリア塗装
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えてます
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けています
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としてやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
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鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
シーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ
バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます
マスキングと塗装
続いて残っているパーツや、ボディ周りなどのマスキングと塗装です
まずはボディですが、サイドロッカーパネルとウインドウモールを塗装するのでマスキング処理をします
ストライプデカールがある部分はマスキングを剥がす際にデカールまで剥がれてしまう可能性があるので、ティッシュを一枚かましてマスキングをします
ウインドウモールは大きめのマステでざっくりマスクし、塗装したい部分が露出するようにデザインナイフでカット
そしてウインドウは付属のマスクシールを裏表貼り付けマスク
塗料はエヴォブラックを使い塗装をします
テールはバックランプをまず2mmの細切りマステでマスクしクリアオレンジを塗装します
その後クリアオレンジ部分をマスクし、リフレクターにはレッドを筆で入れ、塗料が乾いたらクリアレッドを塗装
裏からはエナメルシルバーを塗装し透け防止と発色UP
ふち部分は4アーティストマーカーブラックで塗装し目力UP
フロントマスク部分はボディと一体モールドとなっていてマスク処理をする自信がなかったので、エナメル塗料のセミグロスブラックを使い筆で塗装しました
はみ出た部分はエナメル溶剤を含ませた極細綿棒で下の角度から斜めに拭き取ります
他にもサンルーフふちに4アーティストマーカーブラック
ウインカーふちには指定通り4アーティストマーカーシルバーを塗装
ボディにはスミ入れ塗料ブラックで墨入れ
グリルのレッドラインはマスキングをして下地に4アーティストマーカーシルバーで上からアクリルのレッドを重ねました
マフラーはブラックを入れておきます
ボディとシャシーの合体まで
次にボディとシャシーの合体までです
細かいパーツも組み立てていきます
まずはボディにウインドウを接着
ウインドウは一枚一枚別パーツとなっていて接着シロも十分あり取り付けやすい印象でした
その後ルームミラーを接着
接着は全てセメダインハイグレード模型用接着剤を使用です
お次は細かい部分
エンブレムパーツにはデカールを貼り付け、水分をしっかり除去したら上から薄めにレジンを塗布しブラックライトで固めます
レンズ類は細かいパーツのオンパレードなので無くさないように注意しながら組み立てます
サンルーフはシャシーと合体した後だと取り付けづらいと感じたのでこのタイミングで取り付け
そして3Dで作ったホイールとタイヤを組み立てたらボディとシャシーを合体
ホイールまで取り付けておきます
足回りはpart2で車高を上げる改造をしたのですが、各部クリアランス、オフセットも至高のバランスで我ながら100点満点
完成がより一層楽しみになる瞬間でもありました
仕上げ
最後に仕上げで、残ったパーツを取り付けていきます
前後ろそしてサイドと各方面でまとめて取り付け、最後に細かいパーツを取り付ける順番で制作しています
まずはフロントセクションから
グリルにヘッドライト、バンパーにボンネット、プラモの時間が大好きなフェンダーミラーにワイパーを取り付けます
バンパー下のカウルの取り付けは少しだけ取り付けづらかった印象です
リアはネームプレートにテールレンズ、ナンバー灯にバンパー、マフラーエンドにワイパーを取り付けです
サイドはドアノブにサイドマーカーを取り付け
続いて細かいパーツを取り付け
ドアノブや給油口などにあるキーシリンダーには3Dで作ったキーシリンダーを埋め込み接着
そしてマッドガードとエンブレムを取り付けていきます
最後にアンテナを取り付けタミヤのモデリングワックスで軽く磨き上げ完成です
完成
ハセガワから新作で登場したKP61スターレット
自身の中でこの車が模型にあったらなぁ~なんてずーっと思っていた車でしたので、発表された時はそれはもう興奮しまくってその時から制作を待ち侘びるくらい楽しみなキットでした
キットはKP61型の中でも中期型のキットで、各目のモデル
丸めの初期型が一番好きですが、こうして完成させてみると、昭和の時代によく走っていたスターレットと重なり、タイムスリップしたような感覚に陥りますね
走りのSグレードの証である所々に散りばめられたレッドカラーは、この時代からホットハッチの証でもありました
私のようなおっさんの心を鷲掴みにし続けるハセガワですから、おそらく別グレードや後期型、初期型なども展開してくれることでしょう
実際パーツ構成やボディの裏側をみるとそんな雰囲気がガンガン感じられますので、これはこれで楽しみの一つでもありますね
制作はヘッドライトハウジングの塗装部分で苦労しましたが、モールドされている部分をしっかり認識し、塗装をすれば問題なしでした
他にもレース車両を念頭に置いたパーツ構成からか車高が低いので、車高をあげてさらにホイールとタイヤをスチールのものに換装
パーツが一つ一つ精密なのでカチッと仕上がる名キットという印象です
おかげさまで自分好みの一台がバッチリ作れました
大好きな車ですので次はボーイズレーサー風ストリート仕様で作ってみたいと思っています
ということで今回はここまで
ご覧頂きありがとうございました
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