1/24 AOSHIMA TOYOTA GR 86 ZN8 ’21 part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はアオシマアンバサダーとしての制作で、新発売となったGR86の制作part3最終章です
ボディの磨きやディティールアップポイントとして掲げたエンジンルームの制作を経て完成までを収録しました
エンジンルームの部分はポイントもまとめてみたので是非ご覧ください
それでは行ってみましょう
クリア塗装
まずはクリア塗装から
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えてます
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けています
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としてやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
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鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
シーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ
バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます
ウインドウの仕上げ
次にウインドウを仕上げていきます
このキットにはウインドウの黒セラミッっく部分、つまり内側のブラックを塗装するための専用マスクシートが付属していますので、それらを全方位のウインドウパーツに裏側から貼り付けていきます
サイドは表面のモール部分も塗装するので、マスキングテープを貼り付け形状に合わせてカット
塗装する部分を露出させます
そしてテール
こちらは色が入っているパーツですが、ブラックで塗り分ける部分があるので、マスキングテープを貼り付けデザインナイフでカット
こちらも塗装する部分を露出させます
塗装はエヴォブラックを使用
塗装が終わったらボディにウインドウ類を取り付けていきます
バックミラーはハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けました
エンジンルームのディティールアップ
続いてエンジンルームのディティールアップです
ポイントを5つほど掲げ進行していきました
まずは取り付けて問題ないパーツを取り付けていきます
ブレーキマスターやタワーバーを取り付けボディに接着
フロント部分にはアルミラジエーターを取り付けです
次にオイルレベルゲージの制作です
0.5mmの真鍮線をカットし取手部分は丸くなるように曲げます
あらかじめpart2にて真鍮線を差し込む穴を開けておいた部分に差し込み完了
パイプを使う部分はしっかりパイプが固定できるように軸打ちをします
0.8mmの真鍮線をカットし各部に接着
貫通している部分は裏面からL字にした真鍮線を接着し固定します
真鍮線が固定できたらパイプを取り付けていきます
エキマニパーツの下の部分はパイプを通すので超音波カッターで接着部分を残しカット
エアクリパーツやバッテリーを組み立てます
バッテリーコードはアドラーズネストの赤黒リード線を使いました
電装系パーツには見た目重視でリード線を4本
クーラントタンクなどにもリード線を取り付けました
あとは各パーツを接着して、パイプやリード線をそれぞれ接続しレベルゲージにイエローを入れカウルトップを取り付けディティールアップ完了
実車の写真などを参考にポイントをおさえてからディティールアップするとスムーズです
外装パーツの仕上げ
次に外装パーツの仕上げです
昔の車ばかり作っているので、最新の車のヘッドライトやテールはどうも苦手な部分
例えばヘッドライトのデイライト部分とか、テールのブラック部分の色味とか
というか構造などをもっと深めてインストールしたいところであります
キットのパーツ構成としては、塗り分けがされているパーツで分割されているので、それらを組み立てていくのみです
テールはクリア部分を裏面から接着
結構不安定な接着シロですので、見えなくなる部分にしっかりセメダインハイグレード模型用接着剤をつけながら組み立てました
フロントのデイライト部分はハウジング側もクリアパーツ側もシルバーを塗りました
裏面からはリフレクトパーツを取り付けです
サイドミラーのメッキパーツや、サイドのエアロパーツなどを仕上げたらライト類を取り付け完成まであと少しとなりました
仕上げ
最後に仕上げです
まずはボディとシャシーを合体
最新キットらしくぱちっと嵌め込むことができます
タイヤをはめ込み地面に設置したらエンジンルームの残ったパーツを取り付けていきます
ウォッシャータンクパーツとヒューズボックスかな?のパーツを接着しパイピングの配線も整えボンネットが閉まるよう調整しながら進行です
ルーフにはシャークフィン、リアにはデぃフューザー、テール、マフラーカッターに車名プレートを取り付け
サイドセクションではドアノブに軸打ちをしてあったドアミラーも取り付けです
フロントでは車名プレートにワイパー、ライトカバーにサイドマーカーを取り付けます
触る機会が少なくなった頃合いで残りのデカールを貼り付け、テールには下地にシルバーで上からクリアレッドを筆で塗装
すみ入れもこの段階で行いました
最後にボンネットを取り付けて軽くモデリングワックスで磨き上げ完成です
完成
アオシマから2024年9月に新規金型で発売となったGR86
完全新金型ということもあり、ワクワクしつつ制作を楽しめました
エンジンもびっくりするくらい精密に再現されているので、ディティールアップをするならここだなと、ある程度テーマを決めて進行してみました
テーマとなったエンジン部分は下処理の段階から計画通り穴を開けたり、印をつけたり構想しつつ進行
といっても精密に再現されているので、パイピングと配色だけで本物そっくりな完成形となります
ボディのそっくり度はいうまでもなし
スポーツカー然りのリア周りは完成してみると、本物そっくりでキット自体の完成度の高さに圧倒されます
制作部分では制作目線でパーツが分割され塗装しやすく設計されているので、こだわればキリがないのですが、塗り分けも最低限の工程で十分かと思います
車高も2種類から選べるので、自分の好きなホイールを組み合わせても楽しいと思います
気になった点は外装パーツの取り付け時くらいでしょうか
外装パーツ全てに言えることですが、例えばボディとバンパーを取り付ける際にもう少し強度が欲しいというか、ぬるっとではなくカチッとピタッと組み立てられるようにしてほしいところ
それくらいです
同社からはカスタムホイールバージョンや初代86もキット化されているので、そちらも今後制作しこの86と比較してみようと思います
新発売の86ぜひ皆さんも作ってみてください
今回は以上です
ご覧頂きありがとうございました
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。