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ボディ塗装
今回はボディ塗装から行っていきます。
N360に準備されていた純正カラーですが、ホンダのカタログを拝見してみると、1967年3月発表で1968年12月終了モデルですと、サンドブルー、ライトスカーレット、アイボリーホワイトの3色のみ。
一方でNⅡ以降はホワイト系やブラック等のオーソドックスなカラーはもちろんのこと、グリーンやグレーなど実に11種類と、たくさんのカラーが用意されていることに驚きました。
その中でも今回は初期のカラー設定にあるアイボリーホワイトでボディ塗装を行っていきます。
使用した塗料はガイアノーツのBR-03アイボリーホワイトをチョイス。
ボディ塗装の工程としては、それぞれいつも通りの3工程
1工程目は各曲線や角と呼ばれる部分を中心に。
2工程目はルーフやボンネット等を中心とした広い面積の部分。
3工程目は各部ムラのないよう塗装をしていきます。
エアブラシで塗分け
次に作業効率を上げる為にあらかじめ分けておいたパーツを、エアブラシを使用し、まとめて塗分けを行って行きます。
まずはセミグロスブラックを吹き付けるパーツから。
ガイアノーツのエヴォブラックを使用し吹き付け。
続いてシルバー指定のパーツとなりますが、今回は鉄金属の表現として、クレオスのスーパーアイアン2と、タミヤのクロームシルバー、フラットアルミなど、複数のシルバー塗料を使い分けて塗分けを行ってみました。
このスーパーアイアン2はクレオスから発売されている、スーパーメタリック2シリーズの1つで、どの塗料も旧車でよく使われる様々な鉄部分の表現としては質感がとても素晴らしく、仕上がりの幅が広がりますので、今後のスタメン塗料として大活躍間違いなしとなることでしょう。
続いて内装の塗分けとなりますが、まずは塗分けるためのマスキングを行って行きます。
パーツ自体はあらかじめセミグロスブラックを吹き付けてあり、ファブリック生地であろう部分をつや消しのスーパースムースクリアーを吹き付け、ツヤを落としました。
筆で塗分け
続いて筆を使った塗分けを行って行きます。
まずはエンジン下部から。
こういった鉄部品にゴールドの色が入るだけでかっこよく思えるのは目の錯覚でしょうか?
メカニカルなパーツは男心をくすぐります。
ボルト類等の細かい部分も指定があるハセガワのキット。
こういった部分もきちんと塗分けることによってリアルさが増しますので手を抜かず塗っていきます。
内装パーツのハンドルとシフトノブは木目調を再現。
下地にエナメルシルバーをムラの出るように塗装をし、上からアクリルカラーのクリアオレンジを重ねました。
デカールの貼付け
次にデカールの貼り付けとなります。
ダッシュボードのグローブボックス部分のデカールが千切れてしまいましたので、ペベオの4アーティストマーカーでリペイント。
ホイールやボディなどのデカールに関しては、曲面に馴染むようにマークフィットを使用し貼り付けました。
貼り付けたデカールに対し、優しく綿棒を転がし、デカールとパーツの間にある水分と空気を除去しながらフィットさせていきます。
下回りの組立
続いて下回りの組立を行って行きます。
今回のハセガワN360は、レーシングカーとしてのキットもパッケージ化しているせいか、サスのローダウンパーツも付属していて、車高を低くすることもできようです。
なんの加工もなくローダウンできるキット内容はとてもありがたいですよね。
僕自身の趣向としては、ノーマルのフォルムを保ったストリート系カスタムまでが趣向の上限としており、今回のN360はノーマルの車高で、ノスタルジックでカワイイ1台を目指し、組みあげていきます。
組んでいくにあたり、特に難しい箇所や組みにくい箇所はなく、スムーズに組み上げることが出来ました。
完成しディスプレイをしたら見えなくなるシャシーですが、きちんと塗分けると気分が良く、次の作業のモチベーションがあがる気がします。
内装の組立
最後に内装の組立を行っていきます。
こちらの内装も特に加工はせず、塗装が終わったパーツをひたすら組み上げていきます。
まずはシートからとなりますが、このシートサイドのレバー部分がメッキで表現されていて、さらに別パーツとなっています。
ハセガワのキットはこういう、いわゆる、かゆいところを全開でかいてくれる精神でキット化して頂けるので、すごく有難いです。
続いてハンドルを組み立て、メーター周りをダッシュボードに取り付けていきます。
次に組みあがった内装パーツをバスタブに取り付けていきますが、まずはリヤシートから。
サイドブレーキ、左右のシートを取り付け、パーツがしっかり固定するまでしばし放置致します。
その間にダッシュボードにハンドルを取り付け、そのままバスタブへ接着。
これで内装の完成となります。
木目ハンドルやシフトノブが目立つ旧車ならではの内装。
木目の塗装をもって極めていきたいと思います。
ところでN360のNは乗り物のNということを知ってましたか?
ホンダの創業者本田宗一郎氏が乗り物としてN360が普及することを願って命名したとされているそうです。
今回の動画はここまで。
次回は完成までをお届け致します。
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