「Gr.Aで大活躍したAE92」

1/24 AOSHIMA TOYOTA COROLLA LEVIN AE92 '88 Gr.A

1/24 AOSHIMA TOYOTA COROLLA LEVIN AE92 ’88 Gr.A part1

みなさんこんにちわ
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間

いつもご覧頂きありがとうございます
今回はAE92カローラレビンの理解を深めるべく1988年に全日本ツーリングカー選手権で大活躍したキットを制作していきます

さっそくどんな活躍をしたのか確認から

Gr.Aで大活躍したAE92とは?

1987年の全日本ツーリングカー選手権をトヨタ系ワークスチームであるチームトムスは、クラス3をスープラターボ・クラス1をカローラFXで争っていました

同年AE92型カローラレビン・スプリンタートレノがデビューすると、翌年からカローラFXに変わりカローラレビンをレースへ投入することになります

レースで使用され続け熟成を重ねた4A-GEエンジンを武器に、ボディーも2ドアクーペになったことで剛性も向上したこともレースにおいて大きなアドバンテージとなりました

チームトムスは88年シーズン中に2つのクラスチャンピオンを獲得するため、スープラとAE92のドライバーをシーズン中に入れ替えながら戦います

市販車ではスーパーチャージャー付きの4A-GEZも用意されていましたが、レースでは自然吸気仕様で1988年の第2戦からディビジョン3に参戦

デビュー4戦目で、早くも初のクラス優勝を成し遂げ、同時期に投入されたEFシビックと毎戦壮絶なデッドヒートを繰り広げ、レースを盛り上げました
チャンピオン獲得には至りませんでしたが、初のFFレビン/トレノとして残した功績は大きく、その後のAE101やAE111にも様々なノウハウが生かされ、レビン/トレノを語るうえで外せない、重要な役割を担ったモデルとなります


仮り組み

さっそくまずは仮組から
アオシマとマカオの模型メーカーBEEMAXとの共同企画で商品化された、このキットのパッケージ内容としては、デカールは隅々まで再現されており、パーツもレース車両ということもあり、ロールバーや室内のパーツ等メカメカしい構成となっています

シャシー裏やドンガラ仕様のインテリアも細かい部分まで実車同様にしっかり再現され、非常に作りごたえがある内容

ボディは今まで触れたことがないような感触で、少しざらっとしたマットな仕様となっています

ホイールは前後で違うホイールがパッケージされておりカラーを変えたりしても面白そうですね

さて仮組ですが、まずは足回りから
接着は仮組に最適なセメダインハイグレード模型用接着剤を使用し、ディスクパーツとサスパーツを組んでいきます

シャシーに対し先に組んであるフロントとリアの足回りを取り付け、こちらはマスキングテープで固定

次にシャシーとボディを合体しホイールを取り付けました
車高はレース仕様ということもあり、いじる必要はなし

前後バンパーを取り付けレンズ類やウインドウをはめこみ仮組完了

適度なキャンバー角が入り車高も地を這うような仕様のキット
細かい部分もしっかりレース仕様に仕上げることを構想しつつ、次の工程に移っていきましょう


スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、0.2mmの刃を装着したものになります。

用途としては、0.15mmの超硬ブレードは全体的なスジ彫り、0.2mmの超硬ブレードは刃の細さが0.15mmのものよりも太いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。


パーティングライン消し

続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。

パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。

ボディの調整加工

続いてボディの調整加工です
パーティングラインは綺麗に消えましたが、フェンダー裏やライト回り、ウインドウモール裏側には多少のバリがあったので、まずはここをペーパーヤスリで除去し、綺麗なラインになるよう整えていきます

バリを除去し整えたらモールドされているキーシリンダー、左右のドアにトランクのおそらくクイックチャージ燃料タンクユニットに対し穴をあけていきます

使用しているツールはタミヤの極細ドリル刃セットより0.8ミリのドリルと、同じくタミヤ製の精密ピンバイスを使用、タンクユニット部は1ミリから穴をあけはじめクレオスのピンバイス3ミリまで拡大し、最後はドレメルの電動ドリルで調整しました


下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェーサーエヴォを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!

が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。

ご覧頂きありがとうございました。
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