1/24 TAMIYA NISSAN LEOPARD 280X/SF-L part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はタミヤ製レパードの完成ということで、内容としてはクリア塗装を経て鏡面仕上げにし、パカっとさせたドアを取り付けて完成までを収録
おまけのタクトの組み立ても収録してみましたのでぜひご覧ください
それでは行ってみましょう
クリア塗装
まずはクリア塗装から
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えてます
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けています
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としてやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
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鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
シーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ
バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます
マスキングと塗装
次にマスキングと塗装です
まずはサイドのモールとウインドウモールから
マスキングテープでサイドモールを露出させるようにマスク処理を行います
大まかにマステを貼り付けたらデザインナイフでカットし、塗装する部分を露出
ウインドウモールも同じ手順で進めていきます
バンパーのRがついた部分はうまくいかなかったら後でリタッチしたらOKの精神で進めていきました
仕様した塗料はガイアノーツのエヴォブラックで、エアブラシで塗装です
次にトップシェード部分です
こちらはデカールがありましたが好みではないので塗装で表現です
曲線追従タイプのマステでマスクしたら、クリアブルーを薄く吹き付けて乾燥させます
その後ルーフ方向が濃くなるように縁を狙ってクリアブルーを吹きつけ、グラデーションを作っていきました
バンパーにモールドされているウインカーは下地のシルバーを入れ、クリアパーツは裏面からシルバーを入れ透け防止に
縁は4アーティストマーカーブラックで塗装し目力をUPさせます
タクトの塗装と組み立て
続いてはタクトの仕上げです
分割されたパーツだったボディは塗装の前に組み立て、合わせ目を削除した上でボディカラーを塗装し、クリアコート済み
こちらはpart2にて収録してあります
このボディに対し、エンジン部分はフラットブラック
マフラー部分はフラットアルミ
フォーク部分はクロムシルバー
エアクリはセミグロスブラック
ウインカー部分は下地にシルバーでクリアオレンジを重ね、ブレーキランプはクリアレッドを重ねました
重ねるところ以外は全てエナメル塗料で塗装です
塗装が大方済んだらホイール、ハンドル、テールと順に組み立て完了です
パカパ化~ドアとウインドウの取り付け~
次にウインドウを取り付けていきます
ドアをパカパ化させる影響で、一体パーツとなっているウインドウパーツをリアとフロントに分割させます
リアはサイドのドア部分を目安に曲線追従のマステをガイドに超硬ブレードでスジを入れ分割
フロントはピラー部分の幅の広さを利用し、多少溶けても問題ない超音波カッターでカット
カットした部分はヤスリで均し滑らかにしたらボディに接着
サイドウインドウは0.2mmのクリアプラ板に、ウインドウをなぞったテンプレートを貼り付けガイドとし、ハサミでカットしたものを準備します
ドアをボディに仮組みした上で両面テープで取り付け、その上から内張も接着
テンプレートのおかげもあり、ぴったりな形状で組み付けることができました
ウインドウが接着できたら、サンルーフを取り付けます
なんとこのサンルーフ開閉可能
40年以上前にこの技術、さすが世界のタミヤですよね
テールはボディ裏面から取り付けます
サイドのドアはエポキシパテでステーを固定
しっかり干渉せずに開閉できるか確認しながら進行です
仕上げ
最後に仕上げです
まずはシャシーとボディ合体前にボディを仕上げていきます
フロントのセクションではエアダクト部分と全体的ににすみ入れを
ウインカー部分にはクリアオレンジを塗装
その後フロントマスクを組み付けていきます
フロントウインドウ下部はセミグロスブラックを入れ、エンブレムは4アーティストマーカーシルバーでギラっとさせます
リアは車名プレート部分にデカールを貼り付けレジンで保護
次にシャシー編です
タイヤとホイールを組み付けたら、シャシーに取り付けていきます
タイヤをムチッとさせるように調整しつつ進行です
あと、経年劣化の影響かタイヤに艶がなかったのでモデリングワックスでツヤを復活させておきました
フェンダーミラーはハセガワのミラーフィニッシュで仕上げ、ワイパー部分はセミグロスブラックを入れておきます
最後にボディとシャシーを合体しフェンダーミラーにキーシリンダー、自作したエンブレムに、車名プレートとワイパーを取り付けて、モデリングワックスで磨き上げ完成です
完成
四十年以上も前に発売されたタミヤのレパードSF-L
姉妹車のTR-Xは微妙に再販されたのですが、このSF-Lの再販は聞いたことがないので、ものすごく貴重なモデルです
そんな貴重なモデルだからこそ、しっかり組み立て完成させてあげたいという理念のもと制作を開始しました
キットが発売された当時はモーターライズ全盛期でして、シャシーはモーターや電池を入れることを前提として設計されており、おそらく使い回しのパーツかと思いますが、それでもエンジン下部がしっかりモールドされていたりなど、この頃から世界のタミヤの技術は相当なレベルだったことが伺えます
おまけのタクトだってしっかり塗装すれば十分楽しめる出来ですし、人形のジェームスさんは塗装の練習にもってこい、このキットを楽しむ要素は沢山発見できました
このシリーズのキットは他にも何台か所有していますので、時期が来たら順次制作していきたいと思います
深紅のレパード、インテリアの隅々までどうぞゆっくりとご覧ください
今回はここまで
ご覧頂きありがとうございました
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。