1/24 AOSHIMA NISSAN CEDRIC GranTurismo Y31 part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回の動画はアオシマ製Y31セドリックの制作で、メッキモールの表現から完成までをお届け致します
青島文化教材社 1/24 ザ・モデルカーシリーズ No.62 ニッサン Y31 セドリック/グロリア V20ツインカムター…
クリア塗装
さっそくまずはクリア塗装から
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えておき
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
ゴッドハンド(GodHand) 神ヤス! 磨3mm厚 高番手5種類セット [#2000/#4000/#6000/#8000/#10000] GH-KS3-KB
鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
シーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ
バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます
ウインドウのマスキングと塗装
続いてウインドウのマスキングと塗装です
まずウインドウですが、歪みがありピッタリ接着ができないので、リアをカット
曲線追従マスキングテープをガイドに超硬ブレードであたりをつけスジを入れていきカットします
次に黒セラ部分ですが、ガイドもマスキングシールも付属していないのでボディに当てがいながら印をつけていきます
その印を元にマスキング処理をしました
曲線追従タイプと通常のマステを使い、四隅を決めた上で全体をマスキングです
続いてウインドウのトップシェード
こちらのグラデーション塗装ですが、まずはマスキングから
カッターマットにあるテンプレートを使用しウインドウのRに合わせマスキングテープをカット
ウインドウをマスキングした上で、トップシェード部分に対し薄くクリアブルーを塗装
薄くブルーがのったら、次は限りなく細めに絞ったエアブラシでトップシェード上部、マスキングの境目を狙い、何度かにわけ塗装
こうしてグラデーションを作っていきました
クリアパーツの仕上げとボーンミラーでホイールの塗装
次にクリアパーツの仕上げとホイールの塗装です
クリアパーツは主にテールですが、まずはバックランプ部分をマスキングし、クリアオレンジを塗装
バックランプ部分のマスクは剥がしません
そのあと反射板部分にレッドを筆塗りしクリアオレンジにしたい部分をマスキング
クリアレッドをのせたらマスキングを剥がし完了です
塗料が乾いたら裏面からエナメルシルバーを筆塗りし、透け防止と発色UP
続いてボーンミラーを使ったホイールの塗装です
塗装手順はアンダーブラック、ボーンミラー、フィニッシュクリアの順番で
アンダーブラックはテロっテロになるまで、ボーンミラーは低圧で遠目から何度かに分けて吹き付けました
そのあとはフィニッシュクリアでトップコートです
グリルも一緒に塗装をしておきました
メッキモールを4アーティストマーカーで仕上げる
続いてウインドウモールなどのメッキモール部分に対し塗装を行なっていきます
塗料は4アーティストマーカーのシルバーを使用
まずはウインドウモールです
モール外周にしっかり筋を入れておき、その筋を入れた箇所にスミ入れ塗料ブラックを流し込んでいきます
はみ出た部分はエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取ります
次はメッキの表現として4アーティストマーカーのシルバーを使用しメッキモール部分を塗装
サイドはドア部分に塗装してしまわないようしっかりマスキングをし塗装です
最後にモール内側には4アーティストマーカーのブラックを使用
マーカーの横腹部分で塗装し完了です
他にもヘッドライト部分やテール、サイドモールの上部にサイドシルのモールなどを塗装していきました
仕上げ
最後に仕上げです
まずはヘッドライトリフレクターを3Dで作ったのでそれを固定するためのステーをプラ板で作り、フロント裏側から取り付けます
シアノンで補強し取り付け完了
リフレクターはボーンミラーを吹き付けてありますが、あくまでもこれはベース
ボーンミラーの上からハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けたら、ボディに取り付けていきます
ヘッドライトレンズも取り付けおめめ完成
次にウインドウを取り付けていきます
歪みがありあらかじめ分割してあるものをセメダインハイグレード模型用接着剤で取り付けです
ルームミラーは3D製のワイドタイプを取り付けたのち接着です
フォグのリフレクターは3Dでは制作し忘れたので、慌てて1.5mmの厚めのプラ板を用意
サイズを測りカットしたらリューターで窪みをつけ、ミラーフィニッシュを貼り付けたら、ボディ側に取り付けです
シャシー側ではホイールとタイヤを組み立て取り付けていきます
ドアミラーはミラーフィニッシュを貼り付けておきます
そのあとシャシーとボディを合体
完成まであと少しです
マフラーにテール、ドアミラーにフォグとグリル
ドアノブ部分は4アーティストマーカーシルバーで塗装し、ウインカーにはクリアオレンジを入れていきます
最後にナンバープレートとキーシリンダー部分にハイキューパーツのマイナスモールドを取り付け、軽くモデリングワックスで磨き上げ完成です
なんということでしょう
自作したBBS製RSホイールの存在感もあってか、悪そうなセドリックが爆誕です
フェンダー上部のライン出しに失敗し放置し続けうん10年
そこから今回しっかりボディラインを修正しての完成となります
迫力あるブラックのボディカラーにギラっと煌めくメッキ装飾類
キット付属パーツの恩恵もあってか、車高も決まり、当時よく見かけた仕様で制作できたかと思います
パート1でのライン出しは手こずりましたが、キット自体のディティールも良く、リフレクターこそ自作しましたが、塗装してピカピカにするだけで渋いセドリックに仕上げることができます
アオシマ製Y31セドリック、ぜひ皆様も作ってみてください
今回はここまで
ご覧頂きありがとうございました