「鬼キャンで作れるぞ!旧四車會シリーズ」

1/24 AOSHIMA TOYOTA CORONA RT141

1/24 AOSHIMA TOYOTA CORONA RT141 part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今年も残すところあとわずか、ということでお正月に向けて少し早いですが、初日の出仕様を制作したくアオシマのコロナに手を出してみました

さっそく車のデータから調べていきます

7代目コロナとは?

コロナはトヨタの伝統的なセダンであり、販売の中核的な位置づけになる車種です

高度経済成長期には日本のマイカーを代表する車種として、広く親しまれたクルマでもあります

1960年代から1970年代、コロナの競合車種は日産のブルーバードでこのブルーバードとコロナが繰り広げた熾烈な販売合戦が「BC戦争」と呼ばれるものであります

1982年1月に発売したこの7代目

プラットフォームは前年9月にモデルチェンジした「カリーナ」「セリカ」のものを共用

これまでの穏和なファミリーカーを表現したデザインから離れ、行動的なイメージを打ち出しました

ハードトップは基本ボデーをセダンではなく車高の低い「セリカ」ベースとしたためスポーティさを増します

ボデーバリエーションは「4ドアセダン」「2ドアハードトップ」「4ドアバン」の3種

シャシーとサスペンションは、3代目「カリーナ」「セリカ」と共用したためステアリングはダイレクト感に優れるラック・アンド・ピニオン式となり、スポーティグレードには4輪独立懸架を採用

“走り”のイメージを強めました

エンジンは “レーザーシリーズ”と称される新世代型を導入し、1.5リッター〜2.0リッターまでの5種を用意

10月には、日本車初となる1.8リッターDOHCターボの3T-GTEU型を追加

85年には8代目となるFFコロナの発売に合わせ、ハードトップの生産および販売が終了しました

販売期間はわずか3年という短命となった車でもあります

仮り組み

それではまずは仮組みからいってみましょう

このキットはアオシマが過去に販売した「旧四車會」というシリーズで極悪なキャンバーをつけられるパーツとノーマルパーツがパッケージされたキットです

パーツ点数はスナップキット並みに少ないのですが、各部のディティールはピカイチ

現在ですと、モデルかーシリーズでノーマル仕様となりますが、デカールなどがバージョンアップした同等のコロナが販売されています

まずは足回り

お正月仕様ということで、極悪キャンバー仕様で組み立てていくので付属の鬼キャンパーツを使って組み上げていきます

仮組みなので接着剤はセメダインハイグレード模型用接着剤を各部少量ずつ使い接着です

セメダイン ハイグレード模型用接着剤 CA-089 P20ml

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インテリアパーツ、ボディにはウインドウを仮組みしクリアレンズ類を取り付けて完成

少し眺めて改善すべき箇所をあぶり出していきます

足回りはホイールを少し大きめのものに変更しバランスをよくすること

グリルはモールが薄くなっているので掘り直し

各部のバリは綺麗に取り除くとします

カラーはどうしようか、ここが一番悩みそうです

スジ彫り

まずはスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、刃は0.15mmと、0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmの刃は全体的な使用、0.2mmの刃はドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるため、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

ボディの調整加工

次にボディの調整加工です

まずはキーシリンダーの換装から

ドアノブ部分にはキーシリンダーのモールドがありますが、こちらはハイキューパーツのマイナスモールドに乾燥するので、0.8mmのピンバイスで穴を開けておきます

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トランクも同様に作業です

フロントグリルのメッキモール部分は金型の疲れからかモールドがほとんど見えない状態なので、掘り直し

厚めのマステをガイドにし超硬ブレードで掘り直していきました

下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのピンクサフを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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