1/20 BANDAI TOYOTA CELICA LB 2000GT Part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回の動画は二代目セリカの製作part2の続きでこのpart3では完成までをお届け致します
まずはクリア塗装から
クリア塗装
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えてます
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けています
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としてやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
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鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
シーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ
バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます
マスキングと塗装
次にマスキングと塗装です
まずはテールなどのクリアパーツをマスキング
バックランプ部分を表面裏面部分を適当な長さにカットしたマステでマスクです
そのあとクリアオレンジ、クリアレッドの順で吹き付け塗装をし、裏面からシルバーを塗装
透けの防止と発色UPをしておきます
クリアパーツのフチは4アーティストマーカーブラックで縁取りし目力をUP
フロントマスクはメッキ部分を活かしたいのでその部分をマスキングしエヴォブラックを塗装
ヘッドライトのハウジング部分はマスクしたあとフラットアルミを塗装
この部分は実車写真をじっくり観察した上で塗り分けてみました
フロントマスクの仕上がりが命なのでこの部分は特に気を張って仕上げていきます
ボディのサイドモールとサイドシル部分はマスク処理後エヴォブラックを吹き付けました
メッキモールの塗装
続いてウインドウモールなどのメッキモール部分に対し塗装を行なっていきます
塗料は4アーティストマーカーのシルバーを使用
塗装の手順としては
まずモール外周にしっかり筋を入れておくことが大前提で、筋彫りの段階でこの作業を行なっておきます
その筋を入れた箇所にスミ入れ塗料ブラックを流し込んでいきます
流し込んだらエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で、はみ出た部分を拭き取ります
次はメッキの表現として4アーティストマーカーのシルバーを使用しメッキ部分を塗装
最後にモール内側には4アーティストマーカーのブラックを使用し、マーカーの腹部分で塗装し完了です
この年代の車の特徴でもあるメッキモールは、このように再現しています
開閉パーツの取り付け
続いて開閉パーツの取り付けです
まずはカットして仕上げてきたドアにウインドウを取り付けます
キット付属のままのウインドウですが、接着シロがあまりなかったので少し手こずりましたが、セメダインハイグレード模型用接着剤で無事接着完了
両ドア部分は、切り離したドアをボディ裏面からエポキシパテを使い、真鍮線のステー部分を固定
ドアの角度などを調整しつつ、むにゅっと真鍮線をパテに押し付けていきます
そのあとサイドウインドウを両面テープで取り付けたあとセメダインハイグレード模型用接着剤で補強
次にリフトバック部分ですが、センターの固定パーツは3Dで製作したもので、こちらをセメダインハイグレード模型用接着剤で固定
ダンパーもどきを取り付けるパーツも取り付けていきます
ダンパーもどきは0.3mmの真鍮線と内径0.4mmのアルミパイプで作ります
先端をL字にした真鍮線を2つ作り、片方は先ほどボディ側に取り付けたパーツへ差し込み、もう片方はアルミパイプと合体し真鍮線が抜けないように固定した上で、ボディ側に取り付けた真鍮線を差し込んでから、リアゲート側に取り付けた固定パーツへ取り付けです
可動パーツを取り付けたら内張やラゲッジパーツを取り付けてシャシーとボディを合体
完成まであと少しです
仕上げ
最後に仕上げです
まずはサイドモールのメッキ部分を塗装していきます
モールの縁部分のみ露出するようにマスク処理をし4アーティストマーカーシルバーで塗装しました
続いてはシャシーを裏返してマッドガードをセメダインハイグレード模型用接着剤で取り付けです
次にフロント部分
塗装で仕上がったフロントパーツをボディに接着
バンパーは車名プレートやウインカー部分などを取り付けてから接着していきます
サイドマーカーを取り付けたらフェンダーミラーを接着
こちらのフェンダーミラーはしっかり固定できるように、真鍮線を入れ補強してあります
そのあとワイパーを取り付けて次はリア周りです
リアはテールに車名プレート、バンパーにワイパーを取り付け
そのあと、ボディを一周するようにキーシリンダー部分に対し、ハイキューパーツのマイナスモールド(1.5mm)を取り付け
今回はスケールが1/20なので1.5mmのものを取り付けてみました
最後にピラーに付属シール、サンルーフを取り付け、モデリングワックスで軽く磨いたら完成です
今回はバンダイの1/20スケールから2代目セリカを製作してみました
いつも製作しているのが1/24スケールなので、塗装面でも組み立ての面でもとても作りやすかったです
キットは40年以上前に販売されたものですが、特にインテリアパーツの構成が素晴らしく、リアルに表現することができました
ドアやリアハッチは元々開閉できない構成でしたが、腕前を磨く意味も込めてチャレンジです
開閉ができるようになると、リアのハッチや運転席もじっくり見ることができるのでどんどんチャレンジして腕を磨いていきとところ
仕上がりは当時のカタログトップにもあるブラックボディでゴールドのストライプが入った仕様にしてみました
特に車高やホイールは変えず、ノーマルフォルムでノスタルジーと未来的な部分を感じさせるセリカを再現です
何せこのセリカのカッチフレーズは「未来の国からやってきたセリカ」ですからね
近々ではハセガワというメーカーから初代セリカのリフトバックが満を持して発売されたので、そちらも製作し、この2代目セリカとの関係性を深めていきたいと思います
何が言いたいかというとバンダイのカープラは名作揃いということです
以上今回はここまで
ぜひごゆっくりご覧になっていってください
ご覧頂きありがとうございました
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