1/12 TAMIYA HONDA MVX 250F part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
車の模型ばかりを追い求めているとふと何故か剥き出しなメカニカルが恋しくなるもの
ということで今回は久しぶりにバイク模型に手を出してみます
制作するキットはタミヤよりホンダMVX250F
早速どんなバイクだったのか調べてみます
MVX 250Fとは?
時は遡ること今から40年前の1983年
当時世間はレーサーレプリカによる空前絶後のバイクブーム真っ只中で、ヤマハの2st「RZ」が爆発的に売れる中、4ストエンジンが主軸のホンダはVT250Fという4ストエンジンのバイクで対抗
VTは大ヒットとなりましたが、RZの勢いは止まらず、追って投入されたのがV型3気筒2ストエンジンを搭載したMVX250Fでした
ロードレース世界GPで活躍した の最新技術を詰め込み開発され、高出力で軽量、そしてスリムでコンパクトを狙って開発されたエンジンは、40馬力の高出力と2気筒並みのコンパクトなエンジンを実現
また2スト特有のエンジン振動を低減させ、新設計されたキャブレターもエンジンのコンパクト化に寄与
優れた操縦性と軽量化により取り回しのしやすさを追求し開発されました
しかしレースで活躍したNS500のレーサーレプリカとして販売されましたが、スタイルが似ていないという評価もあり僅か1年で後継モデルのNS250Rへモデルチェンジとなりました
今となっては幻的な存在でもあるMVX250F
早速制作していきましょう
仮り組み
まずは仮組みから
小さい頃に何度か作った記憶があるキットで、記憶の中ではキット特有のカラーリングを塗装で塗り分けるのに苦労したキットだった気がします
オプションのカウル類も結構取り付けずらかったような?そんな記憶を頼りに手を動かしていきます
まずはエンジンを仮組みしていきますが、キットの販売開始から40年
その間に再生産されたものなので当然バリやパーティングラインは現代のキットとは比べ物にならないほどあります
ですがそれらをしっかり処理することで精巧なディティールに変身するキットだと思います
足回りではサスペンションが付属していますが、スプリングギミックなどはないので可動はしません
ホイールやスイングアーム、フロントフォークなどはネジで固定するタイプ
タンクトフロントフェンダーは共に2分割されているパーツ同士を合わせるタイプなので、合わせ目消しは必須でしょう
シートの取り付けはリアセクション含め少しコツが必要かも
カウルなどのオプションパーツはやはり取り付けしにくいので、しっかり1つ1つ固定しつつ取り付けていくとします
マフラーはチャンバーらしく溶接痕を再現してみようかなと思いました
タンクなどの合わせ目消し
さっそく仮組みしたものをバラしタンクやフェンダーの合わせ目を消していきます
まずはタンクトフェンダーそれぞれ2分割となっているパーツを合わせ本接着
接着がしっかりできたらまずは分割部分の高さを左右同じ高さになるよう、ペーパーヤスリ320番で調整していきます
高さの調整が終わったらWAVE製のUV硬化パテを分割部分の溝を埋め込むように盛り付けていきます
盛り付けたらブラックライトを照射
しっかりパテが固まったことを確認できたら、再度320番のペーパーヤスリで凹凸を無くしていくなど形を整えていきます
320番から800番、1200番まで順に番手を挙げ滑らかな面にし完了です
パーツのゲート処理
続いてはパーツのゲート処理です
バイクのプラモデルはほとんどのパーツが露出しており、目に入る部分
パーツをランナーから切り離した際にできる、切り離し痕の処理(ゲート処理)はできる限り取り除いておきたいところです
まずは下地塗装をするパーツをメインにゲート処理を行っていきます
カウル類はRのついた部分にゲート痕があり、ゴッドハンドのアルティメットニッパーでは刃がうまく入らなく、どうしてもゴツいゲート痕ができてしまいます
そういった部分はデザインナイフで少しずつ削っていき、320番のペーパーヤスリで調整です
こちらも1200番まで番手を徐々にあげ処理完了です
下地塗装
最後に本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェイサーエヴォホワイトを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります
また、パーティングラインやゲート痕を消すために、パーツ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です
いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
これが重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります
合わせ目やゲート痕も消え、滑らかな外装パーツとなったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はリア周りの組立までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました。
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