1/24 AOSHIMA TOYOTA ESTIMA TCR11W ’90 part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はアオシマアンバサダーとしてご提供いただきました初代エスティマを製作していきます
青島文化教材社 1/24 ザ・モデルカーシリーズ No.115 トヨタ TCR11W エスティマ ツインムーンルーフ 1990 …
わたくしの元愛車でもあリますので、自身の思い出を投影したり、最近自信がついてきた開閉改造を試しつつ組み上げていきたいと思います
まずはエスティマがどんな車だったのかパーツと説明書を見つつ調べていきましょう
トヨタエスティマとは?
トヨタのエスティマといえば売れに売れた車でミニバン界隈に革命を起こした車、そして現在大ヒット中のアルファードの元祖と言っても過言ではありません
初代エスティマの登場は今から30年以上前の1990年
トヨタ自ら「天才タマゴ」というキャッチコピーを用いて販売が開始されました
当時のミニバンは箱型が主流で、エスティマの持つ丸みを帯びたタマゴのようなボディは、斬新なスタイリングで大きな注目を浴びデビューします
エンジンは直4、2.4Lの1種類のみで中期後期ではスーパーチャージャーが追加、斬新なミッドリアレイアウトが採用され、75度寝かせたエンジンは平床化に成功
スポーティなハンドリングと7人という乗員が快適に過ごせる車内空間を作り上げました
室内は3列シートでフロントシートから3列目のシートまでウォークスルーができ、2列目シートは回転対座が可能でまるで新幹線のようなシート配列でした
物もたくさん積めて、人も沢山のせられること、新しいジャンルの3ナンバー車としてステータス性も高かかったのでアウトドアやレジャー派、ファミリー層から大人気となりました
のちに5ナンバーサイズのエスティマルシーダとエミーナも追加され、バリーションも多かったことからシリーズは大ヒット
10年間の販売を経て2000年に2代目へバトンタッチとなりました
それでは早速仮組みから参りましょう
仮り組み
このエスティマは初めて作るのですが、パッケージ内容を確認するとリアの足回りにスプリングが付属していて、可動できるタイプのようです
フロントはストラット式、リアはダブルウィッシュボーン式でこちらもしっかり再現されています
足回りの組み立てではパーツをネジで取り付けていく形、車高を下げたい場合はこのネジで調整ができそうです
インテリアはバスタブ式でフロントパーツのみあとで取り付けるタイプ
かっちりシャシーに取り付けられました
ウインドウはツインムーンルーフなので取り付けづらいのかなと思っていましたが、それぞれのウインドウが分割されているので心配無用
肝心のルーフ部分はボディ表面から取り付けるタイプです
ライトレンズ類ではフロントのリフレクターが素晴らしいモールドで本物そっくり
レンズ類をはめ込んでいくとそこには懐かしい顔が待っていました
顔がしっかりしていればもう怖いものはありません
グリルはボディカラーが塗装されますのでメッキモールをどう再現していくかが鍵となりそうです
ボディのモールドもしっかりしており丸みをおびた卵形がしっかり再現
調整は特に必要ないと感じました
仮組みを終えての感想としては車高が低いので上げたいところ
あとは最近ハマっているパカパ化を落とし込んだ上で完成させたいと思いました
パーティングライン消し
続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります
模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます
パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること
カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです
作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます
320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、刃は0.15mmと、0.2mmを使い分けています
用途としては、0.15mmの刃は全体的な使用、0.2mmの刃はドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています
リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます
といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に
尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるため、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます
ボディの調整加工
続いてボディの調整加工です
調整はキーシリンダー部分をハイキューパーツのマイナスモールド1mmに換装していくので、穴を開けていく加工と、ドアミラーの取り付け部分が不安定なので、支柱を取り付ける加工を行なっていきます
フロントは両ドア部分、リアはレンズパーツへ、そしてインテリアではダッシュボードのハンドル取り付け部分に対し、キーシリンダーの穴を
さらに両ドアのドアミラー取り付け部分に対しピンバイスを使い0.6mmの穴を開けていきます
ドアミラーパーツも同じように0.6mmで穴をあけ、0,5mmの真鍮線を差し込み支柱としました
これでドアミラー取り付けの際しっかり取り付けることができます
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのピンクサフを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業
パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です
いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!
ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります
吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます
サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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