「初☆制作依頼!あぶない刑事!ドアのパカパ化工作から開始」

1/24 AOSHIMA NISSAN LEOPARD 港303号 覆面パトカー

1/24 AOSHIMA NISSAN LEOPARD 港303号 覆面パトカー part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回は初の制作依頼ということでアオシマのレパードが題材になります

ご依頼ではあぶない刑事のレパードをパカパ化をインストールし作って欲しいということで、ご依頼いただきました

改めましてプラモの時間を選んでいただきありがとうございます

思いや情景などしっかり汲み取りこのプラモデルに投影していきますので、どうぞ楽しみにしていてください

ということでキットのご紹介からいきます

LEOPARD 港303号とは?

初代レパードがフルモデルチェンジし1986年、新型となった2代目レパードが登場

発売当時のキャッチコピーは「private coupe」

エンジンは前期型では3リッター4カムのVG30エンジンを頂点に全てV6ユニットを搭載

グレードはVG30エンジンを積んだアルティマをトップにXS、XJと続きます

アルティマには、超音波で路面状況を把握し減衰力を変化させるスーパーソニックサスペンションを搭載

インテリアは、世間では“絶壁”と評されエレクトロニクスメーターが装備。

販売当初は苦戦を強いられたが、刑事ドラマ『あぶない刑事』シリーズに劇中車として登場し現在も中古車市場で高い人気を誇っています

そんなあぶない刑事で人気を誇ったレパードは、劇中では前期型ゴールドツートンのアルティマが使用され、TVドラマ1作目から登場し劇用車の「顔」ともいうべき車で、視聴者にとってはシリーズのアイコン的存在となっています

この車が登場するだけで、シーンに緊張感が生まれ、タカとユージの個性的なキャラクターがさらに際立つ演出効果を持っていました

「港303」は横浜を舞台に、TVドラマ2作目の『もっとあぶない刑事』の4話まで使用され、実車のマイナーチェンジに伴い5話からは後期型の「港302」が後を引き継いだそうです

1986年にテレビドラマがスタートし、ドラマの枠に収まらず映画でも展開

銃撃や格闘シーンに加え、トレンディドラマを思わせる演出やファッション性を盛り込んだ作風で、30年以上に渡りシリーズ展開されています

仮り組み

早速仮組みからいきます

キットは元々2009年に新規金型としてアオシマより発売されていましたが、2024年5月に公開となった映画「帰ってきたあぶない刑事」の公開に合わせてリニューアル

専用パーツとしてパトランプにアンテナ、無線機や自動車電話などのパッケージングはもちろん

ボックスアートにもあるタカとユージのツーショットシールも同梱されていて、豪華なパッケージ内容となっています

足回りはノーマル車高とローダウンで選択できるパーツ構成で、ホイールも劇中車専用のパーツが追加で収録されています

テールランプやウインカー等が予め塗装されているので面倒な塗り分けは必要ありません

サイドモールのメッキ部分は専用のシールが付属しています

パーツ点数は多くはなく、インテリア内のシート裏やエレクトロニクスメーターがデカールで見事に再現

金型は比較的新しいキットなので初めてカープラを作る方でもリアルに仕上げることが出来るかと思います

今回は制作依頼されたもので、ドアを開閉できるように仕上げて欲しいということですので、パカパ化を取り入れ完成まで突っ走ろうと思います

仮組みをした際の写真をどうぞ

アオシマのレパードは過去にも作ったことがありますが、やはりプロポーションが最高なのはいうまでもなく、顔がものすごくリアルにできているので、この時点で完成形が目に浮かびます

早速手を動かしていきます

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードでブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用

0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉パーツなどに使用しています

リアルな完成度を追求するにあたりボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと

塗装を重ねた時に溝が塗料で埋もれてしまいシャープさが欠けてしまうので

塗装をする前の下準備の段階でしっかり彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると不自然なシルエットになってしまったりパーツが貫通し割れてしまう場合もありますので

あくまでも軽いタッチでそれぞれのパートで3~5往復を目安に

丁寧に掘り込んでいきます

ドアやボンネット、モールやバンパーの継ぎ目給油口カバーやウインドウモールの外側を筋彫りし塗装に備えます

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

パカパ化~ドアパーツの切り離し~

次にドアパーツのパカパ化作業です

ドアを切り離すので、ウインドウパーツはドアの部分を切り離しておく必要があります

マステをウインドウに貼り付けペンでなぞり、テンプレートを作成しておきます

次にドアパーツの切り離しです

ドアの形状に沿って0.15mmの超硬ブレードで穴が開くまでなぞり続けます

一部分に穴が空いたら、ハセガワのエッチングソーで、じっくり形状に沿って切り込みを入れていきます

角の部分は形状によっては、切り離しづらい箇所もあるので根気よく尚且つ丁寧に、ボディに傷をつけないよう進行です

ドアに続き内張も3分割にカットです

切り離したら、開口部は荒れているので、紙やすりの320番から1000番まで順にやすりがけをし滑らかにしていきます

パカパ化~ドア内部の作り込み~

続いてはドア内部の作り込みです

まずはドアがしっかりボディに固定できるように、ネオジム磁石を瞬間接着剤で取り付けます

内張とドア側に接着し完了

内張の外側は当然モールドされていないのでプラ板で塞ぎます

マステでテンプレを作りプラ板に貼ったらハサミでカット

内張裏面に接着し完了

ドアシル部分も作り込みます

ドアの受けとしてプラ板をボディ内側から接着したら、エポパテを埋め込みスパチュラで均します

内張の隙間も埋めていきます

ドア部分の内張はドアに取り付けるので、インテリアパーツに取り付ける残った内張とツライチになるようプラ材で調整です

プラ材がしっかり接着できたら、リップクリームを塗り、しっかり採寸した上でドア側に伸ばしたエポパテ目掛けてグニュッと取り付け

ドアと内張の隙間はマステでテンプレを作りプラ板をカットしたものを接着しておきます

パテが固まったら内張を剥がします

運転席側はパテごと外れちゃい失敗しましたが位置をしっかり決めたので大丈夫でしょう

これで塗装した後、ドンピシャの位置で内張を取り付けることができます

パカパ化~ヒンジ部の作り込み~

次にドアのパカパカ、可動ヒンジ部分の作成です

可動ヒンジ部分は内径1mm外径1.4mmのステンレスパイプと0.8mmの真鍮線を組み合わせて作ります

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ドアの大きさを考えつつパイプと真鍮線をカットしパイプに通します

パイプに通す際はカットした部分が潰れているので調整しつつ通していきます

そのあとパイプ両端から出ている真鍮線をL字に曲げます

さらにU字になるように曲げU字になった部分に開いたドアの端を収納する仕組み

その後U字の部分とパイプ部分が並行になる箇所を目掛け、更にL字に曲げます

ここをボディ側に取り付けるためのステーとします

ヒンジができたらドアにエポパテで固定していきます

取り付ける際はドアがしっかり可動するように、できるだけ先端に取り付けます

尚且つシャシーが入るとどうしてもボディ下側が外側にしなってしまうので、ルーフ側に向かって垂直に取り付けると斜めに開いてしまいます

ですのでパイプ下側に少しだけ角度をつけて取り付けるのがベストでしょう

パテを固めつつ何度か角度調整をリトライし完了です

ボディ&パーツの調整加工

次にボディ&パーツの調整加工です

まずはご依頼通りサンルーフをカット

超硬ブレードでスジを入れ、エッチングソーでカットしていきます

開口部は荒れているのでヤスリで均し調整です

そしてお次はキーシリンダー部分

ドアの部分とハンドルステーの部分に0.8mmのピンバイスで穴をあけした準備が完了です

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下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

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