「仮組みからドアの切り離しパカパ化まで」

1/24 TAMIYA NISSAN SKYLINE GT-R V-SPEC

1/24 TAMIYA NISSAN SKYLINE GT-R V-SPEC part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回は以前製作した32や34とどうしても並べてみたく、ブックオフで1500円でゲットしたタミヤの33GTRを製作していきます

早速まずはどんな車なのかパッケージ内容を見つつ知識を深めていきましょう

BCNR33とは?

超大ヒットした8代目、32スカイラインの後継として、9代目スカイラインが発表されたのが1993年8月

そこから1年5ヵ月後、ファン待望のGT-Rが1995年1月にデピューしました

スタイルは先代と比べると大型化となり、居住性と車両重量がアップ

ボディタイプはクーペとセダンの2タイプで、クーペのGT-Rは手動4段可変式の逆台形フォルムのリヤスポイラーなどにより迫力溢れる仕上がりとなっています

クーペのシャシーはセダンと共有となったことからホイールベースが長くなりスタイリングにも影響しました

走りの装備は先代(R32型)モデルを引き継ぎながら、ブレーキにはブレンボ製を採用、電子制御4WDシステムも改良されより熟成

GTーRの中でもさらなる走りを追求したのがキットのモデルでもあるVスペックです

2.6&直6ツインターボエンジンは280馬力という最高出力の数字こそ先代と変わらないものの、ターボ加給圧のアップにより最大トルクが高められ、テスト走行では先代の1周8分20秒に対して8分を切るタイムをマーク

これにより「マイナス21秒のロマン」というキャッチコピーがつきます

発売当初は32と比べられ不人気車のレッテルが貼られていましたが、現在ではボディ剛性や34の源流などと再評価され貴重な車として重宝されています

仮り組み

早速仮で組み上げ全体的なフォルムや足回りなどをチェックしていきます

まずは足回りから

キット付属の足回りパーツはマルチリンクサスや4WDシステムなどがしっかり再現され、GTーRの構造の知識を深めながら組み上げることができます

前後ともにホイールはピンが生えているタイプで、ブレーキディスクパーツ内に内蔵されるポリキャップに差し込み固定する方式

車高をいじる場合は前後ともに、ブレーキディスクパーツの取り付け部分のダボをカットし、取り付け位置を変更すれば自由自在かと思いました

エンジンは再現がありませんが、シャシー裏から見える部分はしっかりと再現されているので、塗り分けをしっかり行えば見応えは十分かと思います

インテリアでは内張のモールドは簡略化

32GT-Rと同じタイプのシートですが、こちらはしっかりモールドされているのでインテリアの雰囲気としてはスパルタンな雰囲気は十分出せると思います

ヘッドライトリフレクターも再現されているのでリアルなフェイスとなることでしょう

ウインドウの取り付け、ボディとシャシーの合いもバッチリなのでストレスフリーで組み上げることができそうです

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードでブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用

0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉パーツなどに使用しています

リアルな完成度を追求するにあたりボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと

塗装を重ねた時に溝が塗料で埋もれてしまいシャープさが欠けてしまうので

塗装をする前の下準備の段階でしっかり彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると不自然なシルエットになってしまったりパーツが貫通し割れてしまう場合もありますので

あくまでも軽いタッチでそれぞれのパートで3~5往復を目安に

丁寧に掘り込んでいきます

ドアやボンネット、モールやバンパーの継ぎ目給油口カバーやウインドウモールの外側を筋彫りし塗装に備えます

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、下地塗装が完了です

ドアのパカパ化加工~ドアのカット~

最後にドアのパカパ化加工よりドアのカットです

ドアを切り離す際に使用しているツールは、超音波カッターのマジカッターでクラファンでGETしたツールです

超音波カッターなのでサクサクカットでき、さらにモバイルバッテリーから直接給電されるので、コンパクト

最近では何かと登場機会が多いツールとなりました

超音波カッターの特性上切り口は、少し溶けたような見た目になるので、こちらはカットしおえたらペーパーヤスリで整えていきます

カットしたドアのフロント側は、ボディに対し内側に入り込む形で開閉するので、ドアの内側、ボディの内側ともにデザインナイフで薄く削っておきます

そしてドア、ボディともにペーパーヤスリで整えパカパ化加工、ドアのカット編が完了

次の段階としてはドアを開閉できる機構としてヒンジ部分を作っていくことになります

ということで今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

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