1/24 TAMIYA VOLKSWAGEN 1300 BEETLE ’66 part1
みなさんこんにちわ
制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
さて今回は、母の日のプレゼント企画!
プラモの時間が世界で一番大好きな“鬼妻”へ、ビートルを制作していきます。
このパート1では、ビートルの魅力を深掘りしつつ、仮組から塗装前の下準備、そして下地塗装までを収録。
さらに今回は、ちょっとしたテスト的な試みも盛り込んでいます。
いつもとは少し違った視点での制作になっていますので、ぜひ最後までお楽しみください。
それではまず、ビートルの魅力からじっくり見ていきましょう。
’66 BEETLEとは?
「国民に車を」
という理想を掲げ、天才技術者フェルディナント・ポルシェが設計したフォルクスワーゲン・ビートル。
第二次世界大戦という荒波を乗り越え、戦後はハインツ・ノルトホフの手で、世界中で愛される一台へと成長しました。
今回制作する1966年型は、ビートルの長い歴史の中でも「黄金のバランス」と称されるモデルです。
ポルシェ直系の空冷水平対向エンジンは1,300ccへと拡大され、最高出力40馬力を発揮。
実用的なパワーを手に入れたことで、ビートルの信頼性はさらに盤石なものとなりました。
特筆すべきは、この年式が「6V電装システム」を採用した最後のモデルであることです。
翌年から12Vへと近代化される直前の、古き良きヴィンテージの香りを残す最後の年。
スラントしたヘッドライトや細身のバンパーなど、初期の美しいシルエットを保ちつつ、中身が進化した「究極のクラシック」がここにあります。
アメリカの広告戦略でも「あえて変えない価値」を訴求したビートル。
今回のタミヤ製キットでは、その時代の節目ならではの細かなディテールを再現していきます。

2,000万台の歴史が凝縮されたこの一台、その魅力を指先から紐解いていきましょう。
仮り組み
さっそく仮組からいきましょう。
このキット、まさかのエンジン付き。
単なる再現にとどまらず、「このエンジンを組んで感じてほしい」――そんなメーカーの想いすら伝わってくる構成です。
搭載されているのは1,300ccエンジン。

そのルーツを辿ると、天才設計者フェルディナント・ポルシェの構想に行き着きます。
空冷水平対向というポルシェ直系のレイアウトを守りながら、フォルクスワーゲンが長年の改良を重ねて完成させた、1966年当時の到達点とも言えるユニット。
信頼のVW技術とポルシェのDNAが融合した、まさに傑作エンジンです。
水平エンジン上部に配置される電装パーツも、ディスプレイする上で重要な見せ場。
このあたりはしっかりディテールアップしていきたいところです。
足回りにも、この年式ならではのストーリーが詰まっています。
フロントには新設計のボールジョイントが採用され、走行性能は近代化。
その一方で、足元を支えるのはクラシックな5穴ホイール。
翌年には4穴へと移行するため、これがワイドホイールを履く最後の姿となります。
進化と伝統が共存する、この絶妙なバランスこそが、1966年型の魅力です。





ドアを開ければ、そこには1960年代の空気。
ボディ同色のスチール製ダッシュボードは、現代の車にはない温かみと質感を放ちます。
中央に鎮座する大径メーター、そしてクロームが輝くハーフホーンリング。
利便性が向上しながらも、“金属の美しさ”が色濃く残る、まさにインテリアの黄金期。
このキットでは、その空気感までもしっかり再現されています。



外装に目を向けると、そこには“完成されたクラシック”の姿。

柔らかな曲線を描くスラントヘッドライトは、このスタイルで楽しめる最後の輝きです。
拡大されたウィンドウが室内に光を取り込み、細身のクロームバンパーが全体を引き締める。
近代化を目前にした、ビートルが最も“ビートルらしかった瞬間”――
そんな一台を、このキットは凝縮しているように感じます。














全体的に繊細なパーツ構成となっているため、紛失や破損に注意しながら、丁寧に組み立てていきます。
パーティングライン消し
続いて、画像の赤矢印で示した「パーティングライン」を削る作業に入ります。


プラモデルは、製造工程で金型同士を合わせて成形されるため、どうしてもパーツ表面に「パーティングライン」や「バリ」が発生します。
このラインを処理するかしないかで、最終的な仕上がりに大きな差が出るため、必ず取り除いていきます。

確認方法としては、パーツを手に取り、実際に指でなぞってみること。
特にカーモデルの場合、ボディを真上から見た時、左右対称に縦に走るラインが見つかることが多いです。
バンパー周辺は、特にパーティングラインが強く出やすいポイントなので、念入りにチェックします。
作業手順は、タミヤ製の320番ペーパーヤスリを使用し、水をつけながら丁寧に削っていきます。
このときの注意点は、実車に存在するボディのプレスライン(デザイン上のシャープな折れ目)を消してしまわないよう慎重に作業することです。
320番でパーティングラインを除去したら、徐々に番手を上げていき、最終的に1500番まで仕上げて、塗装に向けた下準備を整えます。
スジ彫り
次にスジ彫りの工程に入っていきます。

今回使用しているツールは、タミヤ製のスジ彫り超硬ブレードです。
ブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています。
基本的には0.15mmのブレードを全体的なスジ彫りに使用し、
ドアやボンネットなどの開閉パーツには少し太めの0.2mmのブレードを使っています。
リアルな完成度を目指すためには、ボディ各部のスジをしっかり入れておくことが大切です。
そうしないと、塗装を重ねたときに溝が塗料で埋まってしまい、シャープさが失われてしまうんですね。
この作業は、塗装前の重要な下準備になります。
ただし、スジを深く掘りすぎると、不自然なシルエットになったり、最悪パーツを貫通・破損してしまうこともあるので、
軽いタッチで、各パート3~5往復程度を目安に丁寧に掘り込んでいきます。
具体的には、ドア、ボンネット、モールやバンパーの継ぎ目、給油口カバー、そしてウインドウモールの外側などを中心に、

スジを入れて、塗装に備えていきます。
本塗装前の調整
次に、塗装前に調整しておきたい箇所がいくつかあるので、先に処理しておきます。
まずはボディ全体にあるメッキモール。
今回は塗装前にスミ入れを行う、ちょっとしたテストも兼ねて作業していきます。
というのも、この後の塗装工程で塗膜が重なると、モールの溝が埋まってしまい、スミ入れがうまく入らずガタつく原因になるため。
あらかじめスミを入れておくことで、シャープなラインをキープするのが狙いです。

この丸みを帯びた独特なボディ形状だからこそ、モールドはしっかり立たせておきたいところ。
ラインが際立つことで、全体の印象もグッと引き締まります。
作業としては、スジ彫りの段階で入れておいた溝に、タミヤのスミ入れ塗料ブラックを流し込み。
その流れで、ドア周辺などのパネルラインにもスミ入れをしておきます。
その後、エナメル溶剤を含ませた綿棒で、はみ出た部分を丁寧に拭き取り、これで完了です。


続いてテールパーツ。
こちらは一部ボディカラーで塗り分ける必要があるため、事前にしっかりマスキングを行っておきます。
マステに加えてマスキングコートを使い、複雑な形状にもきっちり追従させていきます。

このあたりは仕上がりに直結するポイントなので、妥協せず丁寧に。
マスキングコートがしっかり乾いたのを確認して、いよいよ塗装に入っていきます。
下地塗装
最後に本塗装をする前の下地処理としてガイアノーツのエヴォピンクを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目指す場合には欠かせない重要な作業です。
パーティングラインを消すためにボディ表面を削ったり、ペーパーヤスリの跡が残ったりすることもあります。
そういった場合には、必ずサフェーサーを吹き付けて、各パーツ表面を滑らかに整えてから本塗装に入ることが大切です。
いかにこの下地の段階で、滑らかな表面を作り上げるか。
これが仕上がりに大きく影響します。
下地処理から滑らかさを意識しておくと、後の鏡面仕上げ工程での凹凸も少なくなり、磨き作業の時間を短縮できるので、最終的な効率もぐっと上がります。
もし吹き付け途中でホコリが付着してしまった場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いた後、再度サフェーサーを吹き直しましょう。
サフェーサーを吹き終えたら、パーティングラインや傷がきれいに消えているかを確認します。

表面が滑らかに整ったことをチェックして、次の工程に進みます。
今回はここまで!
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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