1/24 TAMIYA VOLKSWAGEN 1300 BEETLE ’66 part3
みなさんこんにちわ
制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回は母の日に妻へのプレゼントということで田宮のBEETLEをを作っています
この動画はその制作の最終回でクリア塗装から鏡面仕上げ、そして最難関だったゴムモールやメッキ塗装を経て完成までをお届けします
ぜひ最後まで楽しんでいただければ幸いです
それではいってみましょう
クリア塗装

まずはクリア塗装からスタートです。
今回は仕上がりを安定させるため、クリアは3回に分けて吹いていきます。
使用するエアブラシは、タミヤのスプレーワークシリーズ、
トリガータイプのワイド。
広い面積を均一に塗装するのに、とても使いやすいエアブラシです。
クリア塗料は、クレオスのスーパークリアⅢ・GX100。
こちらをガイアノーツの薄め液T-01で、約1.5倍に希釈して使用しています。
まず1回目。
ここではツヤを出そうとせず、少し距離を取って、
ボディ全体にふわっとミストを乗せるイメージで軽く吹いていきます。
この下地が、後の仕上がりを左右する重要な工程です。
続いて2回目。
今度は角やエッジ部分から丁寧に塗装し、
全体をまんべんなく、均一になるよう意識して吹いていきます。
塗装後はしっかり乾燥させるため、48時間ほど放置。
完全に乾いたら、2000番のペーパーヤスリで表面を軽く整えておきます。

そして3回目が仕上げのクリア。

塗料が垂れるギリギリ手前を目安に、
しっとりとしたツヤが出るよう慎重に吹きつけていきます。
最後に、薄め液T-01を原液のまま、
少し遠めから軽く吹いて表面をレベリングすれば完成です。

ただし、ここで欲張ってしまうと塗料が垂れてしまい、
IPAでのリセットや修正作業が必要になります。
焦らず、慎重に進めていきましょう。
研ぎ出し

続いては研ぎ出しの工程に入っていきます。
クリア塗装後しっかりと乾燥させた塗装面は
一見ツヤがあるように見えますが実は
まだ細かな凹凸、いわゆるゆず肌が残っています。
この凹凸を取り除いて滑らかな鏡面に
近づけていくのが研ぎ出しの目的です。
この工程ではペーパーの番手を徐々に上げながら
滑らかな面を作っていくので前段階の
クリア塗装ではそれを見越して
やや厚めに吹いておきました。
研ぎ出しは全部で3ステップで行っていきます。
まず1工程目は2000番のペーパーヤスリを使って
水で研いでいきます。

ツヤが出ているクリア面をあえて
マットに落としていくような感覚で作業します。
続いて2工程目と3工程目では
ゴッドハンド製の神ヤスを使用。
6000番そして8000番へと番手を上げながら
水を使って研ぎ進めていきます。


仕上がりの目安は映り込む景色が
歪まずに反射するくらいの滑らかさです。
研いでは拭き取り表面の状態を
確認しながら丁寧に進めていきます。
2000番でマットになった面が
番手を上げていくごとに
徐々にツヤを取り戻してきたら
研ぎ出しは完了です。
鏡面仕上げ

続いては、鏡面仕上げの工程に入っていきます。
この仕上げ作業は、全部で3ステップで行っていきます。
使用するのは、シーフォース製のリトルーターに、スジボリ堂のバフを取り付けたセット。
これを使って、表面をじっくり磨いていきます。
まず1工程目は、3Mのコンパウンド「5982/ハード1-L」で全体を一周。
表面を一皮むくような感覚で、軽く研磨していきます。

この段階ではまだ深い傷は消えませんが、次のステップへつなぐための“ならし”として、表面のツヤを少しずつ整えていきます。
続く2工程目は、3Mの「5985/ハード2-L」でさらに一周。

ここで少しずつ傷を減らしながら、艶を引き出していきます。
そして3工程目は、3Mの「5949/ウルトラフィーナプレミアム」で最終仕上げ。

限りなく傷が目立たない状態を目指して、丁寧に磨き上げていきます。
もし途中で角が出てしまっても、慌てずに。
残しておいたボディカラーでタッチアップすればリカバリー可能です。
また、バフが届きにくい奥まった部分は、研磨クロスや綿棒にコンパウンドをつけて磨いてあげると、仕上がりに差が出ます。
ウインドウモールの塗装とシャシー合体
続いては、ウインドウモールの塗装とシャシーの合体です。
クラシカルな車で避けて通れないのが、このウインドウモールのメッキ表現。
プラモの時間では、シュナイダーのクロームマーカーを使って再現していきます。
まずはメッキの前に、ゴムパッキン部分の再現から。
ウインドウをマスキングし、モール部分だけが露出するようにデザインナイフで丁寧にカット。

その状態でエヴォブラックを塗装していきます。
ブラックが乾燥したら、マスクはそのままにしてクロームマーカーでメッキ部分を塗装。

この順番で塗ることで、実車のような層構造を再現できます。
塗装後にマスキングを剥がし、はみ出した部分はアクリル溶剤やマジックリンを含ませた綿棒で修正して仕上げます。
その後、完成したウインドウをボディへ取り付け、ルームミラーも装着。

ボンネットとリアフードを仮固定したら、いよいよシャシーとボディを合体させます。
続いてホイールの組み立てへ。

キャップカバーにはあらかじめスミ入れを施しているので、エナメル溶剤を含ませた綿棒で拭き取り、モールドを際立たせて精密感をアップ。
組み上げたホイールを取り付けたら、次の工程へ進みます。


ゴムモールとメッキモールの再現

次に、フェンダー部分のゴムモールの再現です。
一度ボディとシャシーを合体させたものの、この作業はやりづらかったため、いったん分解して進めていきます。
まずはエナメルのセミグロスブラックで塗装を試してみましたが、どうしてもムラが出てしまい納得いかず…。
エナメル溶剤で一度リセットしました。
そこでたどり着いたのが、Hasegawaの「つや消しブラックフィニッシュ」。
これを約0.5mm幅に細切りし、必要な長さにカットして貼り込んでいきます。
ピンセットで慎重に位置決めし、ズレた部分は指で微調整。
最後に綿棒でしっかり押さえて馴染ませることで、非常にきれいに仕上がりました。
こういった細くて立体的な部分には、フィニッシュシートがかなり有効ですね。
ボディを再度かぶせたら、次はサイドとボンネットのメッキラインへ。

ここはミラーフィニッシュではなく、シュナイダーのクロームマーカーを使用。
実際にミラーフィニッシュも試してみたのですが、ややギラつきが強く感じたため、今回はマーカーを選択しました。
ペン先で塗料を伸ばすように丁寧に塗装し、自然なメッキ感に仕上げていきます。

これで、全体の質感がぐっと引き締まりました。
ライト類とプレートの仕上げ

次に、ライト類とプレートの仕上げです。
まずテールランプ。
あらかじめボディカラーを塗装しておいたパーツに、エナメルのクリアオレンジ→クリアレッドの順で重ね塗りしていきます。
裏面からはシルバーを入れて、発色アップと透け防止を両立。
フロントのライトインナーは、リフレクター部分を残して周囲をシルバーで塗装。

あえて質感に差をつけることで、精密感を引き上げています。
レンズは、縁を4アーティストマーカーブラックで囲い、目力をプラス。
サイドマーカーは塗装ではなく、クリアオレンジのフィニッシュシートをカットして貼り付けました。
メッキパーツへの塗装は定着しづらいため、ここはフィニッシュシートで割り切るのが正解ですね。
続いてプレートとマッドガード。

それぞれ下地にボディカラーのピンクとホワイトを塗装しておき、その上からアクリルのホワイトとセミグロスブラックを重ねます。
仕上げに、アクリル溶剤を含ませた綿棒で軽くこすり、下地の色を浮かび上がらせて文字やディテールを再現。
これで細かなパーツも整いました。

あとは取り付けていけば、いよいよ完成です。
仕上げ

ワイパーと各マーカーを取り付けて、いよいよオーラスです。
まずはフロントセクションから。
ダクト、ヘッドライト、ノブ、バンパーの順で丁寧に組み付けていきます。
続いて裏面。
シャシー側にはカバーパーツを取り付け、リアにはマッドガードを接着して足回りを引き締めます。
サイドセクションでは、ドアノブ、サイドシルカバー、ドアミラーを順に取り付け。

細かなパーツが入ることで、一気に実車感が高まっていきます。
リアセクションは、テール、プレート、ノブ、バンパーの順で組み立て。
最後にマフラーエンドを装着して、後ろ姿も抜かりなく仕上げます。
ボンネット内にはスペアタイヤをセット。
見えない部分ですが、こういうところも抜かりなく仕上げていきます。
そして付属のエッチングパーツを前後に取り付け。

フロントにはワーゲンのエンブレム、リアには排気量を表す「1300」のマークを配置します。
取り付けは、シールごとカットして貼り付けたあと、硬いもので軽くこすり、クリアフィルムを剥がすことで、エンブレム部分だけをボディに転写する方法。
これにより、段差の少ないシャープな仕上がりになります。
すべてのパーツを取り付けたら、仕上げにモデリングワックスで全体を丁寧に磨き上げて——
これにて完成です。
妻と出会って18年、結婚して16年。
気づけば、4人の子どもたちに囲まれて、毎日がまるでプロレス会場のようなにぎやかさ。
でもそのすべてが、かけがえのない幸せな時間です。
やんちゃ盛りの子どもたちに加えて、プラモばかり触っている父親。
そんな環境の中で、自分の時間もなかなか取れないはずなのに、
文句ひとつ言わず、家庭に向き合い続けてくれている妻。
観たい映画も、食べたいものも、きっとたくさんあるはずなのに――
それでも家族を優先してくれるその姿は、本当に尊敬しかありません。
「鬼妻」なんて言ってごめんなさい。あれは完全にネタです。
そんな妻に、少しでも感謝を伝えたくて作り始めたこのビートル。
大好きなバーバリー柄のインテリアに、ピンクとホワイトを基調としたボディ。
クラシカルなメッキの輝きをまとわせて、“妻仕様”の一台に仕上げました。
エレガントなホワイトのホイールに、やさしいピンクのボディ。
そしてビートルならではの愛らしいフォルム。
どこか、妻そのもののような存在に感じています。
これからも1分1秒と、時間は積み重なっていき、
いつか必ず終わりが来ます。
だからこそ、どんな時も一番に大切にして、
この何気ない日常の一瞬一瞬を、しっかりと噛みしめていきたいと思います。
誰かのために作るプラモデルって、やっぱり特別ですね。


























































































ということで、最後までご覧いただきありがとうございました。
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