1/24 FUJIMI Ferrari 365GTS/4 Daytona SPYDER part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回の動画はフジミフェラーリ365デイトナスパイダーの完成までをお届け致します
まずはクリア塗装から
クリア塗装
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えておき
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
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鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
シーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ
バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます
エンジンルームのディティールアップ
続いてはエンジンルームのディティールアップです
Part2ではプラグコードなどを取りつけましたが、今回は補器類をパイピングやデカールでディティールアップしていきます
ラジエーターやバッテリー、ブレーキマスターなどは組み立てと塗装をしておきます
各パーツには0.5mmのピンバイスで穴を開けアドラーズネストの赤黒リード線(0.4mm)
ラジエーターなどのホース類は0.8mmのピンバイスで穴をあけ、真鍮線を入れパイプ取り付け部を設置したあと、少し太めの1mmのビニールパイプを取り付け
ブレーキマスターを横切るように取り付けた電装系をまとめているであろうコード類はビニールパイプにマステを巻き付けブラックを塗装したものを取り付け
ブレーキマスターバックから出ているパイプは0.4mmのゴールドの真鍮線を取りtけ
コード類の太さを別々にしリアルになるようディティールアップしてみました
実車の写真と見比べるとエンジンルーム両側にあるはずの電装パーツがなかったので、3DPで制作しパイピングをし取り付けました
取り付けたバッテリーや電装パーツに自作したコーションデカールを貼り付けエンジンルームが完成です
メッキモールの塗装
続いてウインドウモールのメッキモール部分に対し塗装を行なっていきます
塗料は4アーティストマーカーのシルバーを使用
塗装の手順としては
まずモール外周にしっかり筋を入れておくことが大前提で、筋彫りの段階でこの作業を行なっておきます
その筋を入れた箇所にスミ入れ塗料ブラックを流し込んでいきます
流し込んだらエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で、はみ出た部分を拭き取りますが、今回はボディがブラックなので省略
メッキの表現としては4アーティストマーカーのシルバーを使用しメッキ部分を塗装
モール内側には4アーティストマーカーのブラックを使用し、ゴム部分の再現を
マーカーの腹部分で塗装し完了です
クリアパーツとウインドウの取り付け
次にクリアパーツ類です
その前に取り付け忘れていたスペアタイヤなどを組み付け
Part1で加工済みの初期型の特徴でもあるフロントのプレキシグラスは、マスキングを経て裏面からグラファイトブラックを吹き付け、4アーティストマーカーブラックで縁取りです
ボディにはウインドウとルームミラーを取り付け
ヘッドライトは4アーティストマーカーシルバーで塗装し、縁取りをしたレンズを接着
接着はセメダインハイグレード模型用接着剤を使用しました
サイドマーカー部分のインナーはエナメルシルバーで塗装しレンズを接着
ボディ表面からプレキシグラスパーツ、裏面からヘッドライトと順番に取り付け
ここはサイドマーカーレンズとツライチになるようこの順番で取り付けてみました
最後にボンネットとヒンジを取り付けシャシーとの合体に備えます
仕上げ
そしていよいよ最終仕上げです
ホイールはネジで固定するタイプですが、ネジの締め付けにそれなりの力が必要なので、シャシーとボディの合体前に取り付けてしまいます
3分割されたワイヤーホイールを組み立て取り付け
ネジでしっかり固定したらボディとシャシーを合体
フロントのアンダーカウルを取り付けあとは細かいパーツを取り付けるのみとなりました
リアにはメッキノブ、ブラックで塗り分けたバンパー、マフラーエンドに車名プレートを取り付け
フロントにはバンパーと車名プレート、そしてフェラーリのエンブレムを貼り付け
サイドにはセンターロックナット、キーシリンダーはハイキューパーツのマイナスモールドでディティールアップ、そしてドアノブにサイドミラーを取り付けます
最後にモデリングワックスで軽く磨き上げ完成です
フジミのエンスージアストシリーズよりデイトナスパイダーが完成となりました
今はなきシリーズですが、細部まで再現されたエンジンや足回りのパーツが付属していたり、ホイールの取り付け方法も実車さながらというこだわり抜いたシリーズとなっています
そんな情熱あふれる開発者の意図を汲んでできるだけパッケージそのままを意識し、組み上げてみました
こんなに細部にわたり再現されているにもかかわらず、足回りやそのほか組み付け箇所もビシッと決まってしまうのは脱帽もの
フジミの底力が総結集されたようなキットでした
幸いにもエンスージアストシリーズは定期的にパッケージを変え再販売されているので、どこかで見かけたら購入しまた制作してみようと思います
キットのイメージは80年代にアメリカで大ヒットした刑事ドラマ「マイアミバイス」シーズン1~2の劇中車である、デイトナスパイダーレプリカ
劇中車のベース車両はコルベットのようですが関係なく制作
シックなブラックに包まれた初期型のデイトナスパイダー、どことなく似ているコルベットとも記念撮影してみましたので、ゆっくりとご覧になってってください
ご視聴頂きありがとうございました
ご覧頂きありがとうございました
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