「ドアをパカっ!頭文字Dの東京から来た二人を作っていく」

1/24 AOSHIMA NISSAN SILVIA Spec-R (S15) 頭文字D 東京から来た二人改

1/24 AOSHIMA NISSAN SILVIA Spec-R (S15) part1 頭文字D 東京から来た二人改

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回はアオシマアンバサダーとしての制作でS15シルビアを制作していきます

キットのモデルはアニメイニシャルDに登場する個体ということでそのあたりを深掘りしつつ制作を進めていきたいと思います

まずはどんな車なのか調べていきましょう

S15シルビアとは?

キットのモデルである7代目S15シルビアは、今から約20年前の1999年1月に発売開始

前モデルであるS14型で不評だったボディサイズをダウンサイジングして再び5ナンバー枠に戻しての発売となりました

同時にグレードの変更が行われ、13型や14型までのJ’s、Q’s、K’sからNAはSpec.S、ターボはSpec.Rに

ボディは2ドアクーペのほかコンバーチブルスタイルのヴァリエッタも展開されました

車高は先代より10mm下げられ低重心となりスポーツ性能を高め、ボンネットも低くスポーツカーファンをくすぐるようなデザイン性に

エンジンは直42LのSRエンジンで全日本GT選手権にも参戦しタイトルを獲得

重量も軽く特にターボのspec.RはハイパワーでFRということもありスポーツカー好きにはたまらない一台となっています

アオシマより販売中のS15シルビアですが、今回のキットはイニシャルDに登場する東京から来た二人が乗るシルビアがモデルとなっています

キットの内容はノーマルベースとなっていて、デカールに東京から来た二人が発したセリフ「ウルトラスーパーレイトブレーキング」というセリフが印刷されているほか、純正エアロパーツらしきものも付属しています

アオシマからは15シルビアですとチューンドカーシリーズで3車種、モデルカーシリーズで1車種が販売されているのでよろしければチェックしてみてください

仮り組み

仮組みをしていて気になった箇所は、足回りでしょうか

スプリングギミックがこのキットにも反映されており車体の浮き沈みを体感できるのは非常に嬉しく、車の仕組みを深く知るきっかけになりえると思いました

スプリングはバネの強度が強いせいか、組み上げる際はロッドが一体となったパーツを先に取り付けてからサスを組み込むなどコツが必要かと思います

前後バンパーは別パーツとなっていて、そのバンパーにシャシーが組み込まれる形

シャシーを挟み込む力が前後バンパーに集約されてしまうので、ボディへの固定はしっかり行いたいところ

各パーツの組み立てやすさは楽プラにも通ずる箇所が見られました

全体像としてはホイールが少し大きいと感じましたので、ここは3D出力でカスタムしつつ、原作そのままのフルノーマルなスペックRだと、少し寂しいので、ボディカラーをガラッと変更し、ライトチューンなスペックRとして完成を目指していきたいと思います

スジ彫り

まずはスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、刃は0.15mmと、0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmの刃は全体的な使用、0.2mmの刃はドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるため、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

ドアの開閉加工その1

次にドアの開閉加工その1です

今回は完成後もインテリアをじっくりみたいのでドアを開閉加工していきます

サフェーサーを吹く前にドアを切り取っていきます

まずはドアの形状に沿って超硬ブレードでスジを入れていきます

裏面にそのスジが透ける、もしくは少し穴が空いてきたところでストップし、反対側を攻めていきます

ボディの強度を保ちつつ作業を進行していきます

切り離しができたら、パーツ接合部が荒れていますので、デザインナイフでバリ取りをし、ペーパーやすりで均し塗装に備えておきます

下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェイサーエヴォホワイトを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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