1/12 BANDAI YAMAHA DT125 part1
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
今回は父の為に元愛車であるヤマハのDT125を制作
年々年老いていく父の活力になればという思いで手を動かしていきます
さっそくまずはDT125がどんなバイクだったのか紐解いていきましょう
YAMAHA DT125とは?
YAMAHA DT125
その名の由来は、ヤマハの公式発表ではデュアルパーパストレールの由来で、1968年DT-1の発売からシリーズ車種として数車種が生産され、モトクロッサー YZの熱い血を引き継ぎ、数々のモトクロス大会で大活躍をみせたオフロードバイクです
排気量別で車種名をわけていたヤマハはAT125のフルモデルチェンジとして、このDT125が1974年に登場します
1982年、丸目の前期型からマイナーチェンジを受け、ライトカウルつきの角目となり、デザインやカラーリングが変更され、16馬力を発生する新開発の水冷2スト単気筒エンジンを採用し、後期型となったのがこのキットのモデルとなります
また、9Lと大容量のタンクに可倒式のペダル類、水温計、タコメータ装備のメーターパネルなどなど、総てオフロードを徹底的に追求した設計に
1980年代に起こったオフロードブームでは何と20車種以上が各メーカーから発売され、中でもYZの熱い血を一番色濃くひいているDT125は、モノクロスサスも当然採用され林道では上級モデルと互角の走りをみせました
仮り組み
それではさっそく仮組から
箱をあけパーツを確認していると、驚くのが一つ一つのパーツの精密さ
フレームやマフラーの溶接跡、タンク裏やシート裏までもが完全再現されテンション爆上げ状態で仮組へ
まずは分割された各パーツを組み立てていきます
エンジンにタンクやシート、ホイールにフレーム、キャブレターにスイングアーム等、セメダインハイグレード模型用接着剤を使用し仮で組んでおきます
直立でディスプレイできるようにスタンドも付属しており、制作途中で横向けでおいておくなんてことはなくなりそう、とてもありがたい設計です
仮組をしていて思ったのですが、フレームは最初に組み立ててしまい、あとからエンジン類をのせても問題なさそう
フレームのリアのRがついた部分はしっかり合わせ目消しが出来そうです
ホイールは以前DT1を制作した際に覚えた、スポークの張替えを行い、仕上げていくつもりです
フレームとエンジン、足回りに外装パーツの順で組んでいきましたが、特に問題なく組み立てることが出来、プロポーションも最高
バンダイから80年代に発売されたこのキットは、当時のお値段でなんと700円
700円ぽっきりでこんなに精密なキットが手にはいった時代でもあったんですね
本当にいいキットですので再販を声を大にして叫んでおき、次の作業に移っていきましょう
タンクの合わせ目消し
続いてタンクの合わせ目消しです
塗装に入る前が本当に大事で、仕上がりのフォルムはここで決まるようなもの
自身が納得いくまで調整をしていきます
まずはタンクとタンク裏を接着
接着した箇所にわずかながら隙間ができていますので、こちらを埋めていきます
この隙間を埋める際に使用したのが、シーフォース製のUVパテで、隙間がある部分に対し盛り付けブラックライトを照射
ものの数十秒でしっかり固まってくれるこのUVパテ、時短にもなりますし、何よりけずりやすくとても重宝しているツールです
パテが固まったのを確認し、UVパテを盛り付けた部分を320番のペーパーヤスリで均し、徐々に番手をあげ、最終的には1500番で均し滑らかな面に整えました
パーツのゲートの処理とフレーム加工
さてこちらはタンク以外のゲート処理
バイクのプラモデルはほとんどのパーツが目に見えてしまうので、ランナーから切り離した際に出来る切り離し痕(ゲート処理)は出来る限り削除したいところ
ひとつひとつのパーツにできた痕を320番~1000番のペーパーヤスリで消していきます
そしてフレームに関しては、エンジンを挟み込むように組み立てを行うという説明書の指示ですが、フレームリア部分のRがついた箇所の合わせ目をなくし、なめらかな仕上がりにしたいので、先にフレームのみ組み立てようと思います
キット内容そのままですと、フレームのパーツ自体が細いということもあり、少々不安定なので調整していきます
フレーム同志を接着する部分をペーパーヤスリでしっかり整えた上で、0.6ミリのピンバイスでそれぞれ穴をあけ、そこに0.5ミリの真鍮線を差込み支柱を制作し、フレームを加工しました
これでフレームの強度が増したうえで、さらにリアルに仕上がるかとおもいます
下地塗装前の組立
続いて下地塗装前の組立を行っていきます
まずはシート、クッション面と裏面を接着し固定していきます
続いてフレームですが、フレーム加工をした際に真鍮線で支柱を作っておいた部分がしっかり固定出来たので、両フレームを合わせ接着していきます
接着が固定するまでしばし洗濯ばさみで矯正固定を
この時点で歪み等はしっかり調整し、強度のあるフレームを目指しつつ、フレームリアのR部分に関しては、合わせ目部分にUVパテを盛り、削りこみ滑らかにしておきます
ホイールに関しては、後程スポークを張替えするので、真ん中のハブ部分には接着剤はつけずに固定していきます
あとはスイングアームに、キャブレター、エアクリにエンジン、マフラー等、先に組み立てておいたほうが効率がいいものを組み立て、これで塗装前の準備は完了です
下地塗装
最後に本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェーサーエヴォ、パステルピンクを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります
また、パーティングラインやゲート痕を消すために、パーツ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です
いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
これが重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります
合わせ目やゲート痕も消え、滑らかな外装パーツとなったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はリア周りの組立までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました。
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