1/24 AOSHIMA TOYOTA CROWN MAJESTA JUNCTIONPRODUCE part1
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
今回は積みコーナーにかれこれ10年程積まれていたVIPカーブームの走り!ジャンクションプロデュースの初代マジェスタを引っ張り出してきました
さっそくどんな車なのか紐解いていきましょう
CROWN MAJESTA JUNCTIONPRODUCEとは?
このマジェスタは日本を代表する最上級モデル車種のひとつである「いつかはクラウン」でお馴染みのクラウンの派生車種として、1991年10月9代目クラウンと同時に登場しました
クラウンとセルシオの中間車種として設定されたのがこのクラウンマジェスタとなります
同時期に販売されていたJZS147型のアリストとは兄弟車種であり、シャシーを共有しており、エンジンはクラウンの直列6気筒3.0Lとセルシオに搭載されているV型8気筒4.0Lの2種類で、広い室内には、カーナビ、後席VIPシート、10スピーカーオーディオなどを多数装備し、快適性も確保
安全装備もTRC、4輪ABS、運転席エアバッグ、ホログラムヘッドアップディスプレイなど高級車らしい装備が満載となりました
また、同時に発売された140系クラウンは不人気でしたが、このマジェスタは大人気となり、幅広い世代に受け入れられた車です
一方で90年代後半から2000年台に流行したVIPカーブームのベース車両としても人気となったマジェスタは、ドレスアップ専門店のジャンクションプロデュースの手により、足回りをはじめエアロパーツからインテリアに至るまで武装
数々のメディアで取り上げられVIPカーブームの牽引役として、一つのムーブメントを作り上げました
解体
そんなジャンクションプロデュースのマジェスタは、1/24スケールでアオシマからモデル化され販売となり、今でこそ手に入らないキットとなっていますが、10年程前にリサイクルショップで作りかけのものを入手
今回は10年以上寝かせてあったこのキットを、一度解体し、修正しつつ作り上げていこうと思います
まずは塗装を落とすためにイソプロピルアルコール(IPA)にドボン
あったかい場所に数時間放置したら、歯ブラシでごしごし汚れや塗装を落としていきます
ボディに関してはゴム手袋をした指でこするようにして塗装をはいでいきます
塗装や汚れが落ちたら次は解体です
箱に入っていたキットの状態は、インテリアと足回りが組み立て済みでしたので、それぞれ接着してあったパーツを解体していきます
10年ほど前の接着されたパーツは非常に強固な接着となっており、力を入れすぎてパーツを破損したりしないよう注意を払いながら解体
ボディのほうは細かい塗装の残りや表面が荒れているので、サンドペーパーの320番、800番と番手を上げつつ均していきました
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます。
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、0.2mmの刃を装着したものになります。
用途としては、0.15mmの超硬ブレードは全体的なスジ彫り、0.2mmの超硬ブレードは刃の細さが0.15mmのものよりも太いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。
リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。
といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。
尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。
ボディの調整加工
続いてボディの調整加工となります
今回のキットで一番気になった箇所はリアウイング
リアウイングトップ部分が、モールドが弱いせいか複数個所でへこみがあったので、こちらを埋めていきます
シーフォース製のUV接着パテをウイングに盛り込みブラックライトを照射
ものの数十秒で固まり、埋めて削る作業にはもってこいの商品、プラモの時間ではこういった作業にはこのUV接着パテがマストアイテム
とても重宝しています
パテが固まった部分をサンドペーパー320番
800番の順で均し平坦になったことを確認し作業完了
続いて運転席と助手席のドア、トランクのキーシリンダー部分に対し、アドラーズネストのブラインドリベットヘッドを取り付ける為の穴をあけていきます
0.8ミリのピンバイスで穴をあけ作業完了です
パーティングライン消し
続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。
メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。
パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。
作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。
カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。
下地塗装
続いて、本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。
また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。
いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。
サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。
次回はインテリア完成までをお届けする予定です。
ご覧頂きありがとうございました。
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。