1/24 AOSHIMA NISSAN 180SX part2
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はアオシマアンバサダーとして制作している、新発売の180SXの製作記・Part2です。
青島文化教材社 1/24 ザ・モデルカーシリーズ No.88 ニッサン RS13/RPS13 180SX TYPE II ’89/’91 プラモデ…
自作のエアロをどうしても取り付けたくてチャレンジしてみたり、ダイソーのネームテープを使ってシートに布地っぽい表現を加えてみたり、ボディカラーもオリジナルで塗ってみたりと、今回も盛りだくさんの内容になっています。
ぜひ最後までご覧ください!
それでは、行ってみましょう!
ボディ塗装
まずはボディ塗装からです。

3Dで制作したエアロパーツは面をしっかり滑らかにしたあと、瞬間接着剤で取り付けます



ボディ塗装時に部分的な名案が出ないように仮でボディに取り付けたら塗装スタート

中期型の180SXには、スーパーブラックやホワイトといった定番カラーに加えて、パープリッシュグレーなどが組み合わされ、全5色のカラーバリエーションが用意されていました。
でも今回は、ストリートでドリフトしちゃいそうなカスタム仕様を目指しているので、自由に似合いそうなカラーを選んで仕上げてみることにしました。
ということで、今回は新型Zにも採用されている“ステルスグレー”風の色を調色。
SHOW UP製の「かすみ色」にブラックを加えて、少しトーンを落としたパステルグレーを目指しています。

ルーフはマスキングをしたあと、ウイノーブラックで塗装しました。

それぞれの塗料は、ガイアノーツのT-01薄め液で1.5倍に希釈して、エアブラシで吹き付けています。

塗装は3つのステップに分けていて、
まず1工程目では、ラインやエッジなどの細かい部分を中心に吹き付け。
続く2工程目で、ルーフやボンネットといった広い面をしっかりと塗装。
最後の3工程目では、ムラにならないよう全体を丁寧に仕上げていきました。

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ダイソーのネームテープでシート表皮を再現
続いては、ダイソーのネームテープを使ってシートの表皮を再現していきます。
この改造は、以前に制作したタミヤの13シルビアでもやってみたんですが、そのときの反省点を踏まえて、今回はより丁寧に進めていきます。
最大の反省点は、しっかり形状に沿ったテンプレートを作ることでした。
ということで、まずはシートの裏側。ここはガラ空きなので、ペンでテンプレートを作って、0.5mmのプラ板をカットして貼り付け、裏面をしっかりふさいでおきます。

次に、いよいよ表皮部分に入っていきます。
ここで使うのが、ダイソーで売っているネームテープ。
このテープは薄くて伸縮性があり、形状にもよく馴染んでくれる優れものです。
ただし、重なってしまう部分があると目立ってしまうので、正確にテンプレートを作って貼っていく必要があります。
ヘッドレストは貼るときに邪魔になるので、超音波カッターで切り離し、ピンバイスで穴を開けて真鍮線を差し込み、取り外し可能な状態にしてから作業を進めました。

マスキングテープとペンを使って、前・横・後ろ・上とそれぞれの面のテンプレートを作成。

そのテンプレートをネームテープの裏に写し取ってハサミでカットすれば、シートの形状にぴったりフィットする表皮が完成。

ちなみにリアシートはどれくらい伸縮性があるかお見せしたいので、一枚ものの生地として貼り込んでみましたが、うまくいってホッとしています
先が固いもので少しずつ伸ばしながら貼り込み、余った部分はデザインナイフでカットです

これで生地の重なりもなく、美しい仕上がりになりました。

塗分け(エアブラシ)
続いては、エアブラシを使ったパーツごとの塗り分けに入ります。
まずマフラーですが、エンド部分を変更するために、元のダボをカットして処理しておきます。
塗り分けの際に意識しているのは、各パーツの「素材感」を出すためのコントラストです。
たとえば下回りのパーツでは、シャシーにはマットな質感のエヴォブラックを塗装し、足回りのアーム類にはツヤありブラックを使うことで、素材の違いを表現しています。

こういった塗り分けによって、よりリアルな仕上がりになります。
また、ブラック系の塗装は、メタリックカラーの下地としても非常に重要です。
ブラックを下地にすることで、メタリックの発色がぐっと良くなり、重厚感のある仕上がりになります。
プラモの時間では、これは欠かせない工程のひとつです。
塗装の順番としては、まずブラック系を塗装してから、メタリックカラーを重ねていく流れで進めています。
マフラーは、パイプ部分をスーパーチタン、タイコ部分はフラットアルミで塗装しました。

インテリアには、グレーバイオレットとジャーマングレーの2色を使っています。
まず全体にグレーバイオレットを塗装し、内張などをマスキングしてから、ジャーマングレーを重ねることで立体感を出しました。


ウインドウの黒いセラミック部分には、キット付属のマスクシールを裏面に貼って塗装。
ただし、表側にはマスクシールがなぜか付いていないので、手持ちのマスキングテープで大雑把にマスクし、デザインナイフで形を整えて対応しました。


塗料はエヴォブラックを使用し、乾燥を早めたかったのでラピッド薄め液を使って塗装しています。

塗分け(筆)
続いては、筆塗りによるディテール塗装に入っていきます。
ここではゴッドハンド製の筆を使って、エナメル系やアクリル系の塗料で細かい部分を塗り分けていきます。
エアブラシで吹いたラッカー系の塗膜を傷めないように、あえて異なる系統の塗料を使っているのがポイントです。
塗る際に意識しているのは、やはりここでも“コントラスト”。
まずはブラック系から塗っていきますが、オイルパンやスペアタイヤ部分にはツヤありブラックを、シャシー部分にはマットブラックを使って質感の違いを出し、よりリアルな印象に仕上げています。

インテリアでは、コンソールパネルの外枠にセミグロスブラック、内側のパーツにはフラットブラックを使って塗り分けています。
次にメタリック塗料。
マフラーやタービンにはフラットアルミを、モールドされたエキゾーストパイプやブレーキキャリパーにはメタリックグレーを使用。

ここでも、メタリック同士の塗り分けでしっかりとコントラストを出すのがこだわりポイントです。
ダッシュパネルのボタン類には、爪楊枝の先端を使ってシルバーをちょんと入れてアクセントに。

ハザードスイッチや、3Dパーツのシートベルトバックルにはレッドを差し色として使いました。
そしてエアコンの温度調整部分には、マスキングテープにレッドとブルーを塗って作ったお手製のシールをカットして貼り付けています。
デカールの貼付
次は、デカールの貼り付けに入っていきます。
フロントには日産のエンブレムを、リアには180SXの書体エンブレムを貼り付け。
ナンバープレートには車名のデカールを貼って仕上げていきます。
デカールは水転写式なので、貼ったあとに水分や空気が残っていると、後から浮いてきたり、破れたりしてしまうことがあります。
そのため、綿棒や筆を使ってしっかりと水分と空気を押し出しながら、パーツに密着させていくのがポイントです。

形状が複雑な場所には、田宮の「マークフィット」が大活躍。
デカールの上から塗るだけで、素材が柔らかくなり、曲面にもぴったりと馴染んでくれます。
メーターと車名プレートには、さらにひと工夫。

貼り付けたデカールの上からUVレジンを流し込み、表面をフラットに整えたら、ブラックライトで硬化させます。

これで、デカールの保護と、メーターのクリアカバーのような表現を同時に再現することができます。
下回の組立
続いては、下回りの組み立てに入っていきます。
Part1でも触れましたが、このキットはノーマル車高とローダウン仕様を選べる構造になっていて、付属のサスペンションパーツをスペーサーで調整して組む方式です。
今回はローダウン仕様で、自作のホイールを履かせる予定なので、説明書を確認しながらスペーサーの位置をしっかりチェックし、サスパーツを取り付けていきます。

接着には、田宮のいわゆる「白蓋」と速乾性の流し込み接着剤を使い分けて進めていきます。
フロント側は、まずサスパーツにホイールを固定するピン、さらにブレーキディスクを取り付け。
そのあと、ハンドルを切るためのシャフトを組み込んで、シャシーに合体。
仕上げにアームパーツを取り付けて、しっかりと固定します。
リアも同様に、サスを組み込んでからクロスメンバーで固定して完成。

接着後はズレ防止のため、洗濯バサミでしばらくパーツを押さえておきました。
インテリアの組立
最後は、インテリアの組み立てに入っていきます。
まずハンドルステーには、3D製のキーシリンダーを埋め込むため、1.3mmのピンバイスで穴を開けてセット。

ゴッドハンド(GodHand) クイックドリルビット(C) 8本組(1.1/1.2/1.3/1.4/1.6/1.7/1.8/1.9mm) GH-DBQ-8C 六…
そのあとハンドルを取り付け、ダッシュボードに接着します。
ペダル類と3Dパーツの発煙筒も取り付けたら、ダッシュボードの完成!




続いてセンターコンソール。
こちらにはシフトブーツとシフトノブ、さらにサイドブレーキを取り付けていきます。
シートには、先ほど加工しておいた真鍮ピンでヘッドレストを固定し、サイドにはベルトバックルを装着。

フロアカーペットにはダイソーのフェルト生地を使用。
今回はグレー基調のインテリアなので、同系色のグレーをチョイスしました。
寸法を測ってハサミでカットし、セメダインのハイグレード模型用接着剤で貼り付けます。

続いて、シートを設置 → ダッシュボードを固定 → センターコンソールを接着 → 内張をサイドから囲うように取り付け、という順でどんどん組み立て。

最後に、シャシーにインテリア一式を接着して、リアシートのバックパーツ、ベルトバックル、トノカバーを取り付ければ…完成です!



布生地が加わったことで、グッとリアルさが増しましたね。
というわけで、今回はここまで!
次回はついに完成編をお届けする予定です。
ご覧頂きありがとうございました
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