1/24 TAMIYA NISSAN SILVIA K’s part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今月はシルビアまみれということで、タミヤのS13型5代目シルビアを制作していきます
今回はパッケージ開封から仮組みを経て下地の塗装、そしてパカパ化に伴うドアの切り離しまでを収録してみましたのでぜひご覧ください
早速どんな車なのか調べるところからいきますね
S13シルビアとは?
1988年5月にフルモデルチェンジをうけて5代目となった、ニッサン・シルビア
同クラスのライバル車が々にFF(前輪駆動)レイアウトを採用していく中で、あえてFR(後輪駆動)レイアウトを残して注目を集めました
足回りに開発のポイントが置かれリヤサスは新開発のマルチリンクを採用
コーナーリング中やプレーキング時の安定性とシャープな運動性能、そして快適な乗りごこちが得られる高性能サスペンションです
さらにオプションとして4WS効果を生みだすHICAS-IIも用意
スタイルもこれまでにない新鮮なフォルムに変身
グラマラスフェンダーやエレガントストリームラインなどで構成される、柔らかな曲線を基調にしたスタイリッシュなもの
インテリアではスムーズなラインでつながるスロープドセンターコンソールやモダンフォルムシートなど、直線を使わない滑らかなデザインになりました
グレードはK’s、Q’s、J’sの3グレードが用意
175馬力を発揮する1.8L DOHC16バルブインタークーラー付ターポエンジンを搭載し、ビスカスLSDも装備した走りのハイパフォーマンスモデルがトップグレードのK’sです
1988年のカーオブザイヤーにも輝いたシルビアは、アフターマーケットにおいても走り屋を中心に大きな人気を博し、販売台数約30万台と歴代シルビアの中で最多を記録しました
仮り組み
それでは早速仮組みからいきましょう
まずはパッケージングですが、エンジンレスでステアリング操作可能なフロント
純正ホイールの通称火の玉ホイールが付属しています
足回りの仮組みはデフとサスを組み付けるところからスタート
マルチリンクサスの構造なども勉強になるので組み上げていて楽しいです
仮組みなので、セメダインハイグレード模型用接着剤を最小限に各所へ塗布し組み上げていきます
エンジンはシャシー裏側から見える部分までは再現されているので、しっかり塗り分けをすればリアルな下回りになりそうですね
インテリアではスロープどコンソールもしっかり再現
シートの裏面はガラ空きで、ここは気になるのでプラ板で塞ぎつつ進行していきます
ウインドウの合いはピッタリ
スムーズに組み立てられそうです
ボディとシャシーの合体は、後ろの爪が少し浅いのでなんとかしたいところ
ボディではヘッドライトのリフレクターが再現されていないので、3Dで再現してみようと思います
足回りもインテリアもしっかり再現されておりますが、全体的にパーツ構成はシンプルで作りやすい印象
販売当初から多少の値上がりはありますが、今でも1000円台で容易く入手できるので、とっつきやすいキットかと思います
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードでブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています
用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用
0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉パーツなどに使用しています
リアルな完成度を追求するにあたりボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと
塗装を重ねた時に溝が塗料で埋もれてしまいシャープさが欠けてしまうので
塗装をする前の下準備の段階でしっかり彫っていきます
といってもスジを深くし過ぎると不自然なシルエットになってしまったりパーツが貫通し割れてしまう場合もありますので
あくまでも軽いタッチでそれぞれのパートで3~5往復を目安に
丁寧に掘り込んでいきます
ドアやボンネット、モールやバンパーの継ぎ目給油口カバーやウインドウモールの外側を筋彫りし塗装に備えます
パーティングライン消し
続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります
模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます
パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること
カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです
作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます
320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
ボディの調整加工
次にボディの調整加工です
仮組み次に気になったヘッドライトは、リフレクターが再現されていないので、超音波カッターでカットし、塗装の前にくり抜いておきます
後はドアにあるキーシリンダー
ここにも3D製のキーシリンダーを埋め込む予定なので、0.8mmのピンバイスで穴を開けておき、塗装に備えます
ドアの切り離しと受けの設置
次に今回のメイン
ドアのパカパ化に伴いボディからドアを切り離していく作業です
直近の切り離しでは超音波カッターを使い切り離していましたが、どうも切り離し部分が超音波の影響で溶けて溝幅が広くなってしまい不自然なので、今回からは超硬ブレードに変更です
超硬ブレードの0.2mmのブレードを使いドアにスジを入れカット
切断面は共にヤスリなどで滑らかに均しておきます
切断したらボディにドアの受けを作っていきます
ドアの形状に合わせL字型にカットした0.5mmのプラ板を瞬間接着剤でボディ裏面から、形状に沿って貼り付けていきます
これでドアがここでストップできる受けが完成
でもこのままでは味気ないので、ステップ部分も作っていきます
もう一枚先ほどL字型にカットした要領でプラ板をカットしたら、今度はボディサイドシルに直角になるように接着
1枚目のプラバンとの隙間にエポキシパテを埋め込み、ヘラで均してパテがしっかり乾燥したら、さらに滑らかな面になるようにヤスリで均していきます
ドアカットに伴いインテリアパーツの内張もカット
超音波カッターでカットしたら切断面を均し、裏面には5mmの角プラ材をカットしたものを接着
ドア裏面にはエポキシパテを盛り付けておきます
インテリアの台座を仮止めしたシャシーにボディを被せ、ドアも仮止めしたら、リップを塗り込んだ内張パーツをドアのパテ目掛けてむにゅっと押し付けます
ちょうどいいところで固定できたら内張パーツを剥がします
これで内張の固定部分も出来上がりました
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業
パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です
いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!
ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります
吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます
サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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