1/24 BANDAI TOYOTA TOWNACE WAGON 1800 GRANDEXTRA part1
みなさんこんにちわ
制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
さて今回は、古シリーズということで、現在は製造されていないバンダイ製のトヨタ タウンエースを制作していきます。

この動画では、仮組みから車高調整、各部のすり合わせなど、下地塗装前に行う加工や調整作業を経て、サーフェイサー塗装までの工程を収録しました。
今回のキットは比較的簡単に車高調整ができたので、そのあたりの作業も見どころのひとつです。
ぜひ最後までお楽しみください。
それでは、いってみましょう!
初代タウンエースとは?

タウンエースが登場したのは1976年。
当時の日本は高度経済成長期を経て、商用車にも「仕事だけでなくレジャーにも使いたい」というニーズが高まり始めていました。
そこでトヨタが開発したのがタウンエースです。
車名の由来は、「街=タウン」と「第一人者=エース」を組み合わせたもの。
仕事にも遊びにも活躍できる万能車として誕生しました。
基本構造はフロントシートの下にエンジンを搭載するキャブオーバータイプを採用。
コンパクトなボディサイズながら広い室内空間を確保できるのが大きな特徴でした。
ボディ形状はバン、ワゴン、トラックをラインナップ。
商用車としてはもちろん、多人数乗車が可能なワゴンモデルはファミリー層からも支持を集めました。
エンジンは1.6リッターや1.8リッターのガソリンエンジンを中心に展開され、後にはディーゼルエンジンも追加。
乗車定員はモデルによって異なりますが、ワゴンでは最大8人乗り仕様も用意されていました。
今回制作する後期型は、1979年のマイナーチェンジ以降のモデル。
フロントグリルや灯火類のデザイン変更が行われ、より洗練されたスタイルへ進化しています。
タウンエースは単なる商用車にとどまらず、「広い室内を持つ多目的車」という新たなジャンルを切り開いた存在でもありました。
その思想は後のライトエースやマスターエースサーフ、さらにはエスティマやノア、ヴォクシーといったトヨタのミニバンへと受け継がれていきます。
現在では当たり前となった、多人数乗車と広い荷室を両立するクルマづくり。
その礎を築いた1台が、この初代タウンエースだったと言えるでしょう。
それではさっそく制作を始めていきます。
仮り組み

まずは仮組から進めていきます。
このキットはバンダイ製。
今ではガンプラのイメージが強いバンダイですが、ガンプラブーム以前は車やバイクのプラモデルも数多く手掛けていました。
さすが世界のバンダイと言うべきか、その内容は当時としてはかなり豪華。
リアゲートやサイドドアの開閉はもちろん、電池を組み込むスペースが用意されており、ヘッドライトを点灯させることもできる仕様となっています。
さらに箱の側面に掲載されている完成写真も実に素晴らしいんですよね。
ディスプレイモデルとして見ても、今の時代に十分通用するポテンシャルを80年代の時点で感じさせてくれます。
同シリーズにはファーゴやバネットなどもラインナップされていて、この写真を眺めているだけでも欲しくなってしまいますね。
それでは肝心の仮組です。
まずは足回りから。
ホイールはタイヤを前後のパーツで挟み込み、ピンを打ち込んで固定する昔ながらの構造となっています。
シャシーはセンターからリアにかけて別パーツ化されており、シート下には電池を収納するスペースも設けられています。
エンジンについても簡易的ながら再現されていて、こういった部分からも当時のこだわりが感じられますね。

続いて内装です。
これがまた非常に秀逸。
フロントシートは表裏がしっかり造形され、パーツも左右分割ではなく前後分割に近い構成。

見えない部分までしっかり作り込まれています。
さらに2列目以降のシートもしっかり再現されており、なんとシートアレンジまで変更可能。

もはや単なる模型というより、実車の機能をそのまま縮小したかのような内容です。
こういった遊び心あふれる設計は、今ではなかなか見かけませんよね。
そしてボディへ。
このキットはサイドドアとリアゲートが別パーツ構成となっているため、躊躇なく切り離していきます。
普段から開閉加工を行っている身としては、この構造そのものが非常に勉強になります。
ドアを切り離した後の内張りもしっかり再現されていて、抜かりはありません。

ウインドウは前後左右1枚ものパーツ。
ここは傷を付けないよう慎重な取り扱いが必要ですね。
シャシーとボディを合体させる際は、スライドドア周辺の建て付けに少し注意が必要です。

そして外装では、ヘッドライトレンズまでしっかり別パーツ化。
もう至れり尽くせりです。
仮組の段階にもかかわらず、すでに完成後の姿が楽しみで仕方ありません。








これはもう、模型好きなら思わず鼻血が出そうになる内容ですね。




車高調整
そして、まず最初に取りかかったのが車高の調整です。


説明書どおりに車高アップ仕様で組んでみたのですが、それでも少し腰高感が足りない印象だったため、さらに1ミリほど車高を上げることにしました。
加工内容はいたってシンプル。
フロントとリア、それぞれの車高アップパーツの取り付け部分に、1ミリ厚のプラ板をスペーサーとして挟み込むだけです。
使用したのは手持ちのタミヤ製プラ板。

超音波カッターで大まかに切り出したあと、デザインナイフとヤスリで形状を整え、所定の位置へ接着していきます。

加工自体はごくわずかですが、その効果はなかなかのもの。
これだけで足回りにしっかりとした存在感が生まれ、タウンエースらしいシャキッとしたスタイルへと変身してくれました。


スジ彫り

次にスジ彫りの工程に入っていきます。
今回使用しているツールは、タミヤ製のスジ彫り超硬ブレードです。
ブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています。
基本的には0.15mmのブレードを全体的なスジ彫りに使用し、
ドアやボンネットなどの開閉パーツには少し太めの0.2mmのブレードを使っています。

リアルな完成度を目指すためには、ボディ各部のスジをしっかり入れておくことが大切です。
そうしないと、塗装を重ねたときに溝が塗料で埋まってしまい、シャープさが失われてしまうんですね。
この作業は、塗装前の重要な下準備になります。
ただし、スジを深く掘りすぎると、不自然なシルエットになったり、最悪パーツを貫通・破損してしまうこともあるので、
軽いタッチで、各パート3~5往復程度を目安に丁寧に掘り込んでいきます。
具体的には、ドア、ボンネット、モールやバンパーの継ぎ目、給油口カバー、そしてウインドウモールの外側などを中心に、
スジを入れて、塗装に備えていきます。
パーティングライン消し




続いて、画像の赤矢印で示した「パーティングライン」を削る作業に入ります。
プラモデルは、製造工程で金型同士を合わせて成形されるため、どうしてもパーツ表面に「パーティングライン」や「バリ」が発生します。
このラインを処理するかしないかで、最終的な仕上がりに大きな差が出るため、必ず取り除いていきます。
確認方法としては、パーツを手に取り、実際に指でなぞってみること。
特にカーモデルの場合、ボディを真上から見た時、左右対称に縦に走るラインが見つかることが多いです。
バンパー周辺は、特にパーティングラインが強く出やすいポイントなので、念入りにチェックします。
作業手順は、タミヤ製の320番ペーパーヤスリを使用し、水をつけながら丁寧に削っていきます。
このときの注意点は、実車に存在するボディのプレスライン(デザイン上のシャープな折れ目)を消してしまわないよう慎重に作業することです。
320番でパーティングラインを除去したら、徐々に番手を上げていき、最終的に1500番まで仕上げて、塗装に向けた下準備を整えます。

ボディの調整加工
続いてはボディの調整加工です。
まずはボディ全体にモールドされているエンブレム類から。



完成間際に筆塗りで綺麗に色を入れる自信がありませんので、今回はデカールで再現することにし、モールドはヤスリで削り落としていきます。
あわせてパーティングラインや細かなバリもこのタイミングで処理しておきました。
続いてドアにモールドされているキーボックスです。
こちらは3Dパーツへ置き換える予定のため、モールドを削除したあと、取り付け用として1mmのピンバイスで穴を開けておきます。

さらにサイドのスライドドアも調整。
仮組の段階で少し引っ掛かりを感じたため、周辺のバリを除去しながら、スライド機構のパーツをわずかに削って動きをスムーズにしていきます。

どの作業も完成後には手を入れにくい部分ばかり。
塗装に入る前だからこそ行っておきたい、大切な下準備ですね。
下地塗装

最後に本塗装をする前の下地処理としてガイアノーツのエヴォサフを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目指す場合には欠かせない重要な作業です。
パーティングラインを消すためにボディ表面を削ったり、ペーパーヤスリの跡が残ったりすることもあります。
そういった場合には、必ずサフェーサーを吹き付けて、各パーツ表面を滑らかに整えてから本塗装に入ることが大切です。
いかにこの下地の段階で、滑らかな表面を作り上げるか。
これが仕上がりに大きく影響します。
下地処理から滑らかさを意識しておくと、後の鏡面仕上げ工程での凹凸も少なくなり、磨き作業の時間を短縮できるので、最終的な効率もぐっと上がります。
もし吹き付け途中でホコリが付着してしまった場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いた後、再度サフェーサーを吹き直しましょう。
サフェーサーを吹き終えたら、パーティングラインや傷がきれいに消えているかを確認します。
表面が滑らかに整ったことをチェックして、次の工程に進みます。

今回はここまで!
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
ご視聴頂きありがとうございました
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

