1/24 AOSHIMA NISSAN LEOPARD あぶない刑事 港302号 part3
みなさんこんにちわ
制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
さて今回は制作依頼を頂きましたアオシマレパード港302号の制作パート3で最終回です。
つるすべ肌になる鏡面仕上げやこの年代の象徴でもあるトップシェードの塗装工程など、盛りだくさんでお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではいってみましょう
クリア塗装
まずはクリア塗装からスタートです。

今回は仕上がりを安定させるため、クリアは3回に分けて吹いていきます。
使用するエアブラシは、タミヤのスプレーワークシリーズ、
トリガータイプのワイド。
広い面積を均一に塗装するのに、とても使いやすいエアブラシです。
クリア塗料は、クレオスのスーパークリアⅢ・GX100。
こちらをガイアノーツの薄め液T-01で、約1.5倍に希釈して使用しています。
まず1回目。
ここではツヤを出そうとせず、少し距離を取って、
ボディ全体にふわっとミストを乗せるイメージで軽く吹いていきます。
この下地が、後の仕上がりを左右する重要な工程です。
続いて2回目。
今度は角やエッジ部分から丁寧に塗装し、
全体をまんべんなく、均一になるよう意識して吹いていきます。
塗装後はしっかり乾燥させるため、48時間ほど放置。
完全に乾いたら、2000番のペーパーヤスリで表面を軽く整えておきます。

そして3回目が仕上げのクリア。
塗料が垂れるギリギリ手前を目安に、
しっとりとしたツヤが出るよう慎重に吹きつけていきます。

最後に、薄め液T-01を原液のまま、
少し遠めから軽く吹いて表面をレベリングすれば完成です。
ただし、ここで欲張ってしまうと塗料が垂れてしまい、
IPAでのリセットや修正作業が必要になります。

焦らず、慎重に進めていきましょう。
研ぎ出し
続いては研ぎ出しの工程に入っていきます。

クリア塗装後しっかりと乾燥させた塗装面は
一見ツヤがあるように見えますが実は
まだ細かな凹凸、いわゆるゆず肌が残っています。
この凹凸を取り除いて滑らかな鏡面に
近づけていくのが研ぎ出しの目的です。
この工程ではペーパーの番手を徐々に上げながら
滑らかな面を作っていくので前段階の
クリア塗装ではそれを見越して
やや厚めに吹いておきました。
研ぎ出しは全部で3ステップで行っていきます。
まず1工程目は2000番のペーパーヤスリを使って
水で研いでいきます。
ツヤが出ているクリア面をあえて
マットに落としていくような感覚で作業します。

続いて2工程目と3工程目では
ゴッドハンド製の神ヤスを使用。
6000番そして8000番へと番手を上げながら
水を使って研ぎ進めていきます。
仕上がりの目安は映り込む景色が
歪まずに反射するくらいの滑らかさです。

研いでは拭き取り表面の状態を
確認しながら丁寧に進めていきます。
2000番でマットになった面が
番手を上げていくごとに
徐々にツヤを取り戻してきたら
研ぎ出しは完了です。
鏡面仕上げ
続いては、鏡面仕上げの工程に入っていきます。
この仕上げ作業は、全部で3ステップで行っていきます。

使用するのは、シーフォース製のリトルーターに、スジボリ堂のバフを取り付けたセット。
これを使って、表面をじっくり磨いていきます。
まず1工程目は、3Mのコンパウンド「5982/ハード1-L」で全体を一周。
表面を一皮むくような感覚で、軽く研磨していきます。
この段階ではまだ深い傷は消えませんが、次のステップへつなぐための“ならし”として、表面のツヤを少しずつ整えていきます。

続く2工程目は、3Mの「5985/ハード2-L」でさらに一周。
ここで少しずつ傷を減らしながら、艶を引き出していきます。

そして3工程目は、3Mの「5949/ウルトラフィーナプレミアム」で最終仕上げ。
限りなく傷が目立たない状態を目指して、丁寧に磨き上げていきます。

もし途中で角が出てしまっても、慌てずに。
残しておいたボディカラーでタッチアップすればリカバリー可能です。
また、バフが届きにくい奥まった部分は、研磨クロスや綿棒にコンパウンドをつけて磨いてあげると、仕上がりに差が出ます。
トップシェイド塗装など外装パーツの仕上げ
続いてウインドウのトップシェードを塗装していきます
まずはウインドウをハセガワのセラミックコンパウンドで磨いていきます
そのままの状態でも十分綺麗なのですが、ウインドウの艶もボディと同等にし「艶」の統一感を出していきます
さてトップシェードのグラデーション塗装ですが、まずはマスキングから

マステは田宮の曲面追従タイプのマスキングテープを使用
ウインドウのRにそってマスクしたら全体をマスクし塗装開始です
まずは一発目、トップシェード部分ぜ全体に対し薄くクリアブルーを塗装

薄いブルーがのったら、次はニードルを限りなく細めに絞、上部の淵を狙い、何度かにわけ塗装
上部のみ濃くなるようグラデーションを作ります
テールはバックランプをマスクしクリアオレンジを塗装
さらにクリアオレンジ部分をマスクしクリアレッドを塗装
裏面からはエナメルシルバーで透け防止と発色UPを狙い、縁はブラックを入れ目力UP
サイドシルはマスクしエヴォブラックをいれます

ルームミラーはハセガワのミラーフィニッシュをカットしたもので仕上げ、ウインドウにはワイパーをとりつけておきます
ウインカーは下地にシルバーでクリアオレンジを筆塗り
フロントのリフレクターは新発売のクロマエッジをつかってみたのですが、下地の影響からなのかメッキはメッキなんですが、少しくらい印象だったので、シュナイダーのクロームマーカーを重ね明るいメッキ仕上げにしました

リアパネルはガンメタをいれマスクしシュナイダー

ヘッドライトとグリル下部のモールはシュナイダーで、グリルの中のメッキは4アーティストマーカーシルバーをいれ、はみ出した部分をエナメル溶剤を含んだ綿棒でふきとりました
中はエナメルのセミグロスブラックです
シュナイダーのマーカーでウインドウモールのメッキ仕上げ
続いては、ウインドウモールなどに見られるメッキモール部分の塗装に入ります。
使用するのは、シュナイダーのクロームマーカー。
まず大前提として、モール外周にはしっかりとスジ彫りを入れておきます。
この工程は、下準備の段階であらかじめ済ませておきました。
スジ彫りができたら、そこにスミ入れ塗料のブラックを流し込み、エナメル溶剤を含ませた綿棒で、はみ出した部分を丁寧に拭き取っていきます。
下地が整ったところで、クロームマーカーを使ってモール部分を塗装。

特にサイドモール下部など、ボディが盛り上がっている箇所は、事前にしっかりマスキングを行ってから塗り分けていきます。

さらに、モール内側にはエナメルのセミグロスブラックを筆で流し込み、奥行き感をプラス。

仕上げに、サイドモール内側の一部には4アーティストマーカーのブラックを腹でスッと入れて整えれば、作業完了です。

仕上げ
さぁここからは仕上げです

ボディにはウインドウとルームミラーを取り付けて
サイドミラーにはミラーフィニッシュをカットしたものをはりつけ
全体にスミ入れをしたらフロントにリフレクターとグリルパーツを取り付けておきます

そのあとシャシーとボディを合体
やはりリアのタイヤハウスを薄く削ったのは大正解でした
いつもここのタイヤがムチムチすぎてアンバランスになってしまうのですが、今回は解消!
何台も作って気づいたことでもありますね
フロントにはライトパーツ、ナンバーパーツをとりつけ

サイドにはサイドミラーと、あらかじめ加工しておいたキーボックス部分に3D製のキーシリンダーを埋め込みます
リアはテール、ナンバーでカール、マフラーの順でとりつけ
赤色灯は組み立てからフチをシュナイダーのクロームマーカーで塗装
ボディ全体には残ったデカールを貼り付けて、最後にモデリングワックスで軽く磨き上げ完成です






























今回製作させていただいたのは、ご依頼者様の想いがたくさん詰まった特別な一台、レパードです。
ドラマや映画への想い、俳優さんへの憧れ、そして何よりこの車への深い愛情。
そうした一つひとつの想いをしっかり受け止め、模型として形にさせていただきました。
ご依頼内容としては、アオシマ製の後期型をベースにJBLエンブレムの製作・インストール、シート背面のクローズ化、そして内張の本革再現など、こだわりの詰まった内容。
中でもJBLエンブレムや本革表現は、自分にとっても新しい発見であり、大きな学びとなりました。
今回の制作を通して、また一つステップアップできたと感じています。心より感謝申し上げます。
ぜひ「あぶない刑事」の世界観を思い浮かべながら、じっくりと眺めていただき、空間を彩る一台として楽しんでいただければ幸いです。
それが何よりの喜びです。
改めまして、この度は数あるモデラーの中からご依頼いただき、誠にありがとうございました。
ということで、今回はここまで。
ご覧頂きありがとうございました
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

