1/24 TAMIYA PORSCHE 911 GT2 ROADVERSION part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
さて今回は、自身の制作としてポルシェ911 GT2を作っていきます。
タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.247 ポルシェ GT2 ロードバージョン クラブスポーツ プラモデル 24247
ずっと作ってみたかったキットで、完成したらインテリアをじっくり眺めて楽しみたい、そんな思いで選んだ一台です。
ということでパート1では、仮組みからドアの開閉加工までの工程を収録しました。
開閉の方法も含めて、できるだけ丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは、いってみましょう。
PORSCHE 911 GT2とは?
まずは少し、実車のポルシェ911 GT2について触れておきます。
この車は1993年に登場した、いわゆる993型と呼ばれる911をベースに、
FIAが定めるレース規定「GT2クラス」に合わせて誕生した、市販レーシングマシンです。
リヤには3.6リッターの空冷水平対向6気筒エンジンを搭載し、
そこに2基のターボチャージャーを組み合わせることで、
最高出力はなんと450馬力。

6速マニュアルトランスミッションを介して後輪を駆動し、
0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は300km/hを超える性能を誇ります。
さらに注目したいのが軽量化への徹底したこだわりです。
フロントフードやドアパネルにはアルミ素材が使われ、
レーシングカーとしての素性を色濃く感じさせます。
外観もまさに“戦うための911”。
ブレーキ冷却を意識したフロントスポイラー、
ビス止めされたオーバーフェンダー、
エアダクト付きの大型リヤウイングなど、
どのパーツも機能が形になったデザインです。
そして室内は、快適装備を徹底的に省き、
ロールケージを張り巡らせたスパルタンな空間。
まさにサーキットから生まれた911と言える一台です。
この911 GT2は約170台しか生産されていませんが、
その中でも公道走行が可能なロードバージョン
「クラブスポーツ」は、わずか57台のみ。
現在ではオークションなどで超高額で取引される、
ポルシェファン憧れの特別な存在となっています。
仮り組み
それでは早速、仮組みから始めていきます。
このキットはエンジンレス仕様ではありますが、シャーシ裏を見ると、
エンジン周りが半分ほど再現されていて、
「見えない部分もしっかり作りたい」というタミヤらしさを感じます。
エンジンこそ付属しませんが、インテリアは非常に充実しています。
ロールバーが標準で付属し、余計な装備は一切なし。
まさに“速く走るためだけ”に生まれた、
クラブスポーツの思想がそのまま詰め込まれている印象です。
タミヤからは、この911 GT2のレースバージョンも発売されていますが、
基本構成や多くのパーツはほぼ共通。
そのため、ロードカーでありながら、
レーシングカーの血統を色濃く感じられる内容になっています。
足回りも見どころのひとつです。
サスペンションやアーム類はしっかりとモールドされていて、
ポルシェ特有の構造が、仮組みの段階でもよく分かります。
フロントはハンドル操作も可能で、
組んで楽しい、触って楽しいキットですね。

シャーシ裏の再現度も高く、
この一台を組むだけで、911 GT2という車の成り立ちを
しっかり理解できる構成になっています。
ウインドウパーツは、前後・左右それぞれ独立しており、
ボディ裏側から一枚ずつ取り付ける仕様です。
ボディとシャーシの合体も非常に簡単で、
リアは爪で固定、フロントはピンを穴に差し込むだけ。

リアフードは3分割構成になっていて、
組み合わせることで、GT2特有の複雑な曲線を
忠実に再現できるようになっています。
組みやすさは、さすが世界のタミヤ。
ストレスなく、サクサクと仮組みが進みます。
ロードバージョンなので、車高調整も不要。
素組みでも十分にかっこいいポルシェが完成します。










今回の制作では、
オーバーフェンダー固定用のピンを金属パーツに置き換え、
さらにドアの開閉加工を行って、
インテリアをじっくり楽しめる仕様にしていく予定です。
それでは、制作スタートです。
パーティングライン消し
続いて、画像の赤矢印で示した「パーティングライン」を削る作業に入ります。






プラモデルは、製造工程で金型同士を合わせて成形されるため、どうしてもパーツ表面に「パーティングライン」や「バリ」が発生します。
このラインを処理するかしないかで、最終的な仕上がりに大きな差が出るため、必ず取り除いていきます。

確認方法としては、パーツを手に取り、実際に指でなぞってみること。
特にカーモデルの場合、ボディを真上から見た時、左右対称に縦に走るラインが見つかることが多いです。
バンパー周辺は、特にパーティングラインが強く出やすいポイントなので、念入りにチェックします。
作業手順は、タミヤ製の320番ペーパーヤスリを使用し、水をつけながら丁寧に削っていきます。
このときの注意点は、実車に存在するボディのプレスライン(デザイン上のシャープな折れ目)を消してしまわないよう慎重に作業することです。
320番でパーティングラインを除去したら、徐々に番手を上げていき、最終的に1500番まで仕上げて、塗装に向けた下準備を整えます。
ボディの調整加工
次は、ボディの調整と加工に入っていきます。
まずは説明書の指示に従って、ボディ全体にモールドされている
レース仕様用と思われるボンネットピンやアンテナ取り付け部を、
デザインナイフでカットして削除していきます。
カット後は、ペーパーやすりの320番から始めて、
600番、1000番、1500番と順に番手を上げながら、
ボディ表面をなめらかに整えていきます。

続いてフェンダー部分です。
今回はオーバーフェンダーの固定ピンを金属パーツに置き換えるため、
0.8ミリのピンバイスで下穴を開けていきます。
ドアミラーの取り付け部も同様にピンバイスで穴あけ。

ミラーは接着のみだと不安定なので、
ミラー側に真鍮線を仕込んで支柱として使います。
最後に、各パーツの切り出し跡に残ったゲート痕を、
デザインナイフやヤスリで丁寧に処理していきます。
スジ彫り
次にスジ彫りの工程に入っていきます。
今回使用しているツールは、タミヤ製のスジ彫り超硬ブレードです。
ブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています。
基本的には0.15mmのブレードを全体的なスジ彫りに使用し、
ドアやボンネットなどの開閉パーツには少し太めの0.2mmのブレードを使っています。
リアルな完成度を目指すためには、ボディ各部のスジをしっかり入れておくことが大切です。

そうしないと、塗装を重ねたときに溝が塗料で埋まってしまい、シャープさが失われてしまうんですね。
この作業は、塗装前の重要な下準備になります。
ただし、スジを深く掘りすぎると、不自然なシルエットになったり、最悪パーツを貫通・破損してしまうこともあるので、
軽いタッチで、各パート3~5往復程度を目安に丁寧に掘り込んでいきます。
具体的には、ドア、ボンネット、モールやバンパーの継ぎ目、給油口カバー、そしてウインドウモールの外側などを中心に、
スジを入れて、塗装に備えていきます。
パカパ化~ドアと内張の切り離し~
続いては、いよいよドアの“パカパカ化”、
開閉ギミックの加工に入っていきます。
まずはドア本体から。
ボディ表側のカットラインに沿って、
0.15ミリの超硬ブレードで全周に軽くガイドを入れていきます。
この段階では、無理に切り抜かず、
ラインをはっきりさせるイメージで進めます。
どこか一箇所が貫通したら、
そのスリットにプラッツのハイパーカットソーを差し込み、
ゆっくり慎重に切り進めていきます。

刃の厚みはわずか0.1ミリで、
切り離し後の隙間を最小限に抑えられるのが特徴です。
次に最大の難所、ドアの格納スペース。



内側の肉厚が残っていると動きが渋くなるため、
限界まで薄く削り込み、
最後にペーパーでなめらかに整えます。

これでドア加工の下準備は完了です。
続いて内張の加工。
一体成形のため、超硬ブレードと
超音波カッター「マジカッター」を併用して切り分け、
断面はデザインナイフとペーパーで丁寧に処理します。

このひと手間が、開閉時の仕上がりを大きく左右します。
パカパ化~ドア受けとマグネットの設置~
続いては、ドア受けとマグネットの設置作業に入っていきます。
ここは、ドアの開閉を自然に見せるための重要な工程です。
まずは、ドアを受ける部分の製作から。
ボディ裏側にマスキングテープを貼り、
ドアより少し大きめの形状をマジックでトレースしていきます。

この形を0.5ミリのプラ板に転写し、ハサミでカット。

切り出したプラ板をボディ裏面から接着することで、
ドアを受け止めるための基礎部分が完成します。

この受けがあることで、ドアの位置が安定し、
開閉時のズレも防ぐことができます。
次に、ドアがしっかり閉まるようマグネットを取り付けていきます。
ボディ側は、ドアノブ付近にネオジム磁石を瞬間接着剤で固定。

その状態で切り離したドアを仮組みし、
磁石の位置を確認してマーキングします。

印を付けた位置に、ドア側にも同じネオジム磁石を接着。

これでドアを閉めると、
カチャッと気持ちよく吸い付くように固定される仕組みです。
続いて、サイドシルの作り込みに移ります。
こちらは2ミリのプラ角材をカットし、
シル部分に接着して高さを出していきます。
先ほど作ったドア受けと同じ高さになるよう、
この段階でしっかり調整しておきます。

最後に、サイド部分の形状出し。
マスキングテープでテンプレートを作り、
それをプラ板に転写してカットしたものを接着。

この後行うパテ盛りの土台として使っていきます。

パカパ化~内張むにゅっ&サイドシルの作り込み~
次は、内張とサイドシルの作り込みに入っていきます。
まずは内張の取り付け位置決めから。
内張の裏側には、ドアとのクリアランスを考慮して
2ミリのプラ角材を2か所に設置します。
このあと取り外しができるよう、
角材部分にはあらかじめリップクリームを塗っておきます。

一方、ドア側にはエポパテを事前に盛り付けて準備。

その状態でドアを仮組みし、
内張を取り付けたシャシーとボディを合体させます。
内張を内側から差し込み、
エポパテに押し当てることで位置をしっかり決めていきます。

パテが硬化したら、
内張まわりにできた隙間を埋める作業に移ります。
ここは形状がかなり複雑なので、
マスキングテープでテンプレートを作成し、
それをプラ板に転写してカット。

切り出したパーツを接着して、
ドアを開けたときにも自然に見えるよう整えていきます。

続いてボディ側、サイドシルの作り込みです。
シル部分にはエポパテを盛り付け、
スパチュラを使って少しずつ形状を整えていきます。



ドアがしっかり閉まること、
そしてネオジム磁石に干渉しないことを確認しながら、
じっくり仕上げていきます。
パカパ化~ヒンジの設置~
続いては、ヒンジ部分の製作です。
今回はサイドシルに十分な幅があるため、
ここにL字シャフトを仕込み、ドアの回転軸として使っていきます。
まず、直径1.5ミリのシャフトを適当な長さにカットし、
それをL字に曲げたものを用意。
uxcell 6本セット 304ステンレススチール丸棒バー 1.5mm x 300mm 様々なシャフトのDIYクラフト モデルカー …
このシャフトをサイドシル内部に瞬間接着剤で仮固定します。

ドアの開閉角度を確認しながら、
シャフトがしっかり垂直になる位置を探し、
何度も仮止めと確認を繰り返して最適な位置を決めていきます。


ここでの位置決めが、開閉のスムーズさを大きく左右します。
位置が決まったら、
内径1.5ミリのアルミパイプを必要な長さにカットし、
先ほどのL字シャフトに通しておきます。
次にドア側です。
ドア内側にエポパテを盛り付け、
そのままボディと仮合体。

アルミパイプ部分をドアに押し当てながら、
ボディとドアがツライチになるよう微調整します。

チリや位置に問題がなければ、
アルミパイプ周辺をエポパテでしっかり固定して完成です。
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地処理としてボディ内側にガイアノーツのエヴォブラック、表面にはピンクサフを吹いていきます
内側は透け防止とルーフ裏の塗装も兼ねています


エヴォブラが塗装し終わったらマステを貼っておきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目指す場合には欠かせない重要な作業です。
パーティングラインを消すためにボディ表面を削ったり、ペーパーヤスリの跡が残ったりすることもあります。
そういった場合には、必ずサフェーサーを吹き付けて、各パーツ表面を滑らかに整えてから本塗装に入ることが大切です。

Gaahleri エアブラシダブルアクション トリガータイプ Advanced Series GHAD-68 (自定心挿入式ノズル構造) …
※クーポンコード
「PURAMONOZKN」
入力で10%OFF

↑オフィシャルサイトも10%OFF
いかにこの下地の段階で、滑らかな表面を作り上げるか。
これが仕上がりに大きく影響します。
下地処理から滑らかさを意識しておくと、後の鏡面仕上げ工程での凹凸も少なくなり、磨き作業の時間を短縮できるので、最終的な効率もぐっと上がります。
もし吹き付け途中でホコリが付着してしまった場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いた後、再度サフェーサーを吹き直しましょう。
サフェーサーを吹き終えたら、パーティングラインや傷がきれいに消えているかを確認します。

表面が滑らかに整ったことをチェックして、次の工程に進みます。
今回はここまで!
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。






















