「分割パーツは裏からティッシュで補強!」

1/24 AOSHIMA TOYOTA CROWN ATHLETE GRS214/AW210

1/24 AOSHIMA TOYOTA CROWN ATHLETE GRS214/AW210 part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回はアオシマアンバサダーとしての制作で14代目クラウンアスリートをご提供いただきましたので製作していきます

このパート1ではキットの紹介から、塗装前の準備などを収録しました

特に近年のキットに多い、分割パーツの取り扱い方、それと足回りパーツの仕組みにスポットを当ててみましたので是非ご覧ください

まずは14代目のクラウンがどんな車なのか深掘りしていきましょう

14代目クラウンとは?

トヨタのクラウンといえば、1955年に誕生して以来、日本を代表する高級セダン!

昭和の時代から長年にわたり「いつかはクラウン」と言われるほど憧れの存在でした。

そんなクラウンの14代目が登場したのは2012年!

大胆なフロントグリルとスポーティなデザインで、大きな話題になりました

販売も好調で、約31万台が売れたと言われています!

それでは13代目と何が違うのかというと

まず、デザインが大きく変わりました。

特にフロントグリルの「王冠エンブレム一体型デザイン」は、当時賛否を呼びましたが、クラウンの存在感をグッと引き上げました。

さらに、走りも進化し、プラットフォームは継続使用しながらも剛性を強化!

乗り心地とスポーツ性能が両立しました。

2015年のマイナーチェンジで、フロントグリルがさらに大型化!

内装も質感アップし、先進安全装備「Toyota Safety Sense P」が搭載

エンジンは

2.5Lでは直4ハイブリッドと 上質な走りのV6エンジン、そして圧倒的なパワーのV63.5L がラインナップ!

グレード展開はベーシックな「ロイヤル」にスポーティな「アスリート」

そしてこの代では法人を狙ったであろうホイールベースを延長した「マジェスタ」が展開

2025年の今、発売から10年以上経った今でも、中古市場では手頃な価格で高級セダンが楽しめると人気で、特にハイブリッドモデルは燃費の良さから、今でも選ばれ続けています。

またカスタムベースとしても注目されていて、ローダウンやエアロカスタムで楽しむオーナーも多いようです!

仮り組み

早速仮組みです

組んでみるとわかるんですが… 足回りのパーツ構成が最新の構成ではありませんが、少し前のバリエーションと酷似しています

以前製作したアオシマのエスティマやセンチュリーなんかもこの手のパーツ構成だった気がします

ネジとスプリングで、キャンバー角と車高をそれぞれ調整できるシステム

ですので、ノーマル仕様で楽しめるのはもちろん、車高を落としてキャンバーつけてVIP仕様を作ったりなんかも簡単にできるパーツ構成になっています

こういった遊びの部分を前提にした作りはアオシマならではですね

この部分はエスティマやセンチュリーを作っているときはイマイチ理解できなかったのですが、今回の説明書でしっかり理解することができました

仮組み最後の写真で仕組みを記載してみましたので、よかったらご覧ください

さて仮組みですが足回りのパーツはご紹介したシステムですので、モールドはデフォルメされているかと思います

それでもブレーキディスク部分のパーツなんかはしっかりモールドされているので、ホイールからちらっと見えるキャリパーなんかはカラーを変更しても楽しめそう

インテリアではパドルシフトやシート裏面などもしっかり再現

モールドもバッチリですので、塗装を加えればそれだけでも楽しめそうです

またインテリアとエクステリアでは前期型と後期型を選択可能!

グリルやヘッドライトの違いを再現できるので、自分好みのクラウンに仕上げられます。

そして、特別仕様車「モモタロウピンク」の対応デカールも付属!

2013年に話題になったあの鮮やかなピンクカラーのクラウンも、このキットならしっかり再現できます!

ホイールも純正アルミホイールが付属し、タイヤには 18インチ エクスペディア を採用。

足元のリアルさも抜かりなし!

ウインドウにはマスキングシールが付属してるので、塗装がとても楽ちん

クリアパーツは塗り分けが施されているのでこちらも合わせて楽ちんです

そして何より… プロポーションがめちゃくちゃ良い!

実車の流麗なボディラインをしっかりと再現し、組み上げたときの完成度は仮組みの時点で圧巻の王様。

14代目クラウンの魅力をそのまま凝縮した、素晴らしいキットだと感じました!

足回りの構成は慣れが必要ですが、こだわり派のモデラーにも、ビギナーにもオススメの一台です

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードでブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用

0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉パーツなどに使用しています

リアルな完成度を追求するにあたりボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと

塗装を重ねた時に溝が塗料で埋もれてしまいシャープさが欠けてしまうので

塗装をする前の下準備の段階でしっかり彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると不自然なシルエットになってしまったりパーツが貫通し割れてしまう場合もありますので

あくまでも軽いタッチでそれぞれのパートで3~5往復を目安に

丁寧に掘り込んでいきます

ドアやボンネット、モールやバンパーの継ぎ目給油口カバーやウインドウモールの外側を筋彫りし塗装に備えます

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

分割パーツの補強とボディの調整加工

次に分割パーツの補強とボディの調整加工です

このキット嬉しいことにムーンルーフ仕様にもできる構成ですので、完成形を見据えてムーンルーフをインストールしようと思います

早速ルーフ部分をカット

超硬ブレードで一部に穴が開くまでなぞり、穴が空いたらそこにエッチングソーを入れギコギコ刻んでいきます

角の部分は超硬ブレードで地味に掘り込みカットしました

カットしたら開口部は荒れているので320番〜1500番まで均しておきます

ドアミラーは取り付けシロがあるものの、しっかり固定したいので0.8mmのピンバイスでミラー側とボディ側に穴をあけ、カットした真鍮線を差し込み支柱とします

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そしてバンパーやサイドシルはボディカラー塗装時に色味をしっかり合わせたいので、仮組時にこの時点で接着しても問題ないことを確認した上で取り付けておきます

取り付け時のダボ部分が少し貧弱なので、ここは裏面から補強します

今回使用するのはセメダインハイグレード模型用接着剤とティッシュ

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ボディと分割パーツに重なるよう裏面から接着し補強としました

ティッシュは形状も自由なので補強におすすめです

下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを塗装していきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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