「ボンネットダクトを貫通させてみた」【制作】1/24 TAMIYA MAZDA SAVANNA RX-7 part1

1/24 TAMIYA MAZDA SAVANNA RX-7

いつもプラモの時間をご覧頂きありがとうございます。

しかし春ですね~!暖かくなってくると同時にやってくるスポーツカー乗り回したい欲。
今回は日本のスポーツカーの名車、初代サバンナRX7を制作していきたいと思います。
まずはRX7のルーツを探っていきたいと思います。

マツダサバンナRX-7とは?

1978年3月30日、自動車マニアの期待を集めてきた東洋工業(マツダ)の新型・高性能スペシャルティカー、マツダサバンナRX-7が発表されました。

低いノーズにリトラクタブル(格納式) ヘッドライトを備えた地力的なスタイル。
軽い車体にパワフルなローターリーエンジン。

さらにフロントミッドシップと呼ばれる独特なエンジン搭載位置から生れる高度な操縦性など、排出ガス規制以後、おだやかになる一方であった国産車では久々の高性能車として、充実した内容を持って登場してきたのです。

そして、世界一厳しい日本の53年排出ガス規制にパスし、しかも燃費は同クラスの高性能車にもさほど劣らないまでに改善されたRX-7が登場することになったので、サバンナRX-7の開発は、ロータリーエンジンの利点をフルに生したロータリー専用車として、走る楽しみと持つ満足感にあふれた車とすることを目標とし、1975年春に開始されました。

その最大の特徴となったのは、フロントミッドシップと呼ばれるエンジンの搭載位置で、前輪中心線より後方、つまりホイールベース内にエンジンを置いていることです。

またボンネットの高さを抑えることができ、ノーズの低い、空気抵抗の少ないボディをデザインすることも可能となりました。

さらにエンジンルームのスペースが少なくてすむため、4つの座席に荷物室を加えた余裕のある車室を作ることができたのです。(輸出用は2座席)エンジンは、12A型ロータリー (573cc×2ローター)で、出力は5馬力アップされて130馬力に。

重量は約1トンで、最高速度は180km/h、0~400m加速は15.8秒と発表されています。

今回制作するキットは80年11月のマイナーチェンジ以後のモデルで、後期型。

前期との比較ポイントの特徴としては30kg前後の軽量化、フロントエアダムの大型化による空力性能の向上、エンジンの改良、ギヤ比の変更などによって燃費が改善されると共に、ウレタン製衝撃吸収バンパーの装備、リヤーコンビネーションランプの大型化、そしてほとんどの車種に4輪ディスクブレーキを装備して安全性を高め、室内各装備も改良されました。

高性能はそのままに、RX-7は経済性、安全性そして使いやすさなどの面でも、いっそう充実した内容を誇ることになったのです。

ロータリーエンジンを動力に持つマツダの名車サバンナRX7、さっそく作っていきましょう。



スジ彫り

まず最初にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、タミヤのPカッターとなります。

用途としては、超硬ブレードは全体的なスジ彫り、Pカッターは刃幅が超硬ブレードよりも広いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

とはいってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に、尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、Pカッターを使い、他のパーツとの差を明確につけるためにも、太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。


パーティングライン消し

次にボディ全体にあるバリやパーティングライン、エンブレム類を取り除いていきます。

製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインです。

このパーティングラインはカープラモデルの場合、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリに水をつけ、ボディ全体にあるパーティングラインを取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

このキットの場合、前期モデルからフロントとリアが変更となっているため、バンパー周辺、ボディを真上から見た際、リアからフロントまで縦一直線にパーティングラインがありました。

更にウインドウ内側や、フェンダー部分には細かいバリがありましたので、そちらもペーパーヤスリでシャープに整えていきます。


ボディの調整加工

続いてボディの調整加工となります。

まずはキーシリンダーの加工となりますが、キット本来の姿ですと両側のドアとトランク、給油口カバーにキーシリンダーが再現されています。

こちらの再現されているキーシリンダーですが、クリアを厚めに塗装することと、鏡面仕上げを行う際、ガシガシと塗装面を削っていきますので、このキーシリンダーを削り取り、0.8ミリのピンバイスで穴をあけインセクトピンで再現。

更にボンネットダクト部分はプラ素材が薄めだったこともあり、穴を開けられそうだったので、リューターとデザインナイフで、貫通させてみました。


下地塗装

続いて、塗装をする前の下地としてクレオスのサフェーサー、ベースホワイトを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移ります。

今回はここまで。
次回は内装完成までをお届けする予定です。

ご視聴頂きありがとうございました。

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