1/24 NISSAN GT-R NISMO 2017 R35 part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回は、アオシマアンバサダーとしての制作になります。
アオシマさんからご提供いただいた、R35 GT-R NISMO 2017年モデルを組み立てていきます。

キットは1/24スケールのスナップカー仕様。
接着剤を使わずに、パーツをはめ込むだけで完成できる手軽さが魅力です。
今回はまず、その組み立て工程をナチュラルに収録してみました。
制作時間はおよそ2時間ほどでした。
初心者の方はもちろん、久しぶりにプラモデルを作る“出戻りモデラー”の方にも特におすすめです。
それでは、実車の紹介とキットの内容から見ていきましょう。
R35 GT-R NISMOとは?
R35 GT-R NISMO、2017年モデルの心臓は
3.8リッターV6ツインターボ「VR38DETT」エンジン
NISMO専用チューニングによって最高出力600馬力。
最大トルクは652ニュートンメートル。
四輪駆動と6速デュアルクラッチを組み合わせた、まさに日本が誇るスーパースポーツです。
2017年モデルでは、パワーこそ変わらないものの、
フロントバンパー形状の見直しやボディ剛性の強化、
サスペンションの再セッティングによって、
より安定感のある走りと鋭いハンドリングを実現しています。
そして今回、アオシマからこの2017年モデルが
「楽プラ スナップカーシリーズ」として新登場。
接着剤不要で組み立てられる、初心者にも優しい設計ながら、
新規金型の追加でブレーキキャリパーやローター、
アルミホイールやバケットシートまで精密に再現されています。

ボディカラーは「メテオフレークブラックパール」。
色分け成型と付属のシール、水転写デカールを組み合わせれば、
塗装しなくても美しい完成度に仕上がります。
ステアリングも可動式で、
組み立てるだけでNISMOの精密な足まわりが体感できるのも魅力。

600馬力を誇る実車の迫力を、
誰でも手軽に楽しめるのがこのキットの最大の魅力です。

アオシマの技術とNISMOの魂が融合した、
まさに“気軽に組んで楽しむGT-R”がこのキット


それでは早速制作スタートです
下回りの組み立て
まずは下回りの組み立てから始めていきましょう。
作業の最初は、ランナーからパーツを切り離すところから。
使用するのはニッパー。
プラモの時間で愛用しているのは、ゴッドハンドの「アルティメットニッパー」です。
ゲート跡を限りなく小さくカットできて、クリアパーツにも傷が入りにくい優れものです。
切り離したパーツは順番に組み立てていきます。
まずはフロント周り。
ブレーキディスクと車軸のパーツを組み合わせていきましょう。
このキットはスナップ式なので、接着剤は不要。
パーツ同士をカチッとはめ込むだけで、しっかり固定できます。
ブレーキディスクにはアルミシールが付属していて、金属感のある仕上がりを簡単に再現できます。

シールを貼ったあとは、綿棒で軽く押さえてなじませると、より自然に見えます。
続いてステアリング連動のパーツを取り付けます。
このスナップカーシリーズは、完成後もハンドル操作に合わせてタイヤが可動するのが特徴。
手軽に作れて、動かして楽しいキットです。
ホイールとタイヤを取り付けるときは、前後のサイズの違いとタイヤのパターンの向きに注意。
リア側は一本のシャフトで固定するシンプルな構造になっています。

車高の調整はできませんが、組み上がると実車さながらの足回りがしっかり再現されていて、見た目の完成度も抜群です。



この下回りの組み立ては、およそ30分ほど。
パーツ数も少なく、初心者の方でもスムーズに進められる工程です。
インテリアの組み立て
続いては、インテリアの組み立てです。
パーツ数はわずか8点。
ここでのメイン作業は、細かいアルミシールの貼り付けになります。

一枚ずつ位置を確認しながら、集中して進めていきましょう。
ハンドルを組み立てたら、ピンセットを使ってシールを貼っていきます。
使用しているのはゴッドハンド製のピンセット。
先端が平で保持力が強く、細かいシール作業にぴったりです。
メーターやナビ部分にもリアルなシールが付属していて、
完成後にインテリアを眺めるだけでも楽しめます。
このNISMO仕様の特徴は、アクセントとなるレッドの差し色。
レッドはホットカーにふさわしい特別なカラーです。
シートにもレッドのシールが付属しており、
際を丁寧に合わせて、綿棒で空気を抜きながらしっかり馴染ませます。

センターコンソールには、サイドブレーキとシフトレバーを取り付け。
非常に小さなパーツなので、なくさないように注意が必要です。
そしてこのキット最大の特徴が、スナップカー定番の“バスタブ構造”。
一体成型された室内パーツを、パチンと合わせるだけで形になります。

もちろん接着剤は不要。
レッドが映えるレーシーなインテリアが、
およそ30分ほどで完成しました。







ボディの組み立て
続いてはボディの組み立てです。
まずは、ワイパーが一体になったパーツを取り付けていきます。
そのあとにルーフを装着。
このルーフはボディと一体整形ではなく、別パーツ化されているのが特徴です。
後からカーボン調に塗装したり、質感を変えて遊べるのが嬉しいポイントですね。
そしてここから登場するのが、メテオブラックのボディをより引き立てる“もうひとつのブラック”シール。
ウインドウまわりやピラー部分など、ボディラインに沿って丁寧に貼り込んでいきます。

色味の違いが微妙な陰影を生み出して、完成時のリアルさをぐっと高めてくれます。
ウインドウの黒いセラミック部分は、ウインドウパーツの表面からシールを貼り付けていきます。
このシール、実はちょっと曲者で…貼るときにパーツへ吸い付くような独特の感触があるんです。
そんなときは、指を一本パーツとの間に挟んでやると、この吸い付きが軽減できます。

指にまだ貼っていない部分を置きつつ、微調整しながらゆっくり貼っていきましょう。
ウインドウが仕上がったら、いよいよボディに合体。
サイド部分を「パチン」とはめ込んでいきます。
ただし、ここは力を入れすぎ注意。
無理にはめ込もうとするとウインドウパーツが割れてしまうことがあるので、スムーズにはまる位置を探りながら慎重に取り付けます。
サイドスカートは、はめ込み部分が少し弱めなので、正面から見たときにフェンダーと一直線になるよう角度を確認しながら組み付けていきました。
ヘッドライトやテールランプは、リフレクターとクリアパーツが別になっていて、しかもクリアパーツにはあらかじめ着色済み。
ここでも塗装不要のありがたみを感じます。
これらもすべて、接着剤なしでパチパチと組み込むだけ。

ここまでの作業時間はおよそ30分。
ボディらしい存在感が一気に立ち上がる工程でした。





仕上げ
そしてあっという間に仕上げの工程です
まずはシャシーとインテリアを合体。

ダボ穴に吸い付くように、ピタッと正確に収まります。
続いてボディとのドッキング。
ここはサイドスカートを押さえすぎないよう注意しながら、
リア側のダボ穴を合わせてからフロントをはめ込むとスムーズに組み上がります。
リアにはディフューザーを取り付け、

フロントにはクリアパーツのヘッドライトを装着。
アオシマのスナップキットは今回で第5弾。
シリーズを重ねるごとに、パーツの合いがどんどん良くなっていて、
このヘッドライト部分なんかは特に組み込みがとてもスムーズでした。
すべてのパーツが揃ったら、仕上げはデカールワーク。
エンブレムやアクセントラインを丁寧に貼り込んでいきます。
特に特徴的なボディのレッドラインも、形状がしっかりカットされているので、
ゆっくり位置を合わせながら進めればきれいに貼ることができます。

最後に全体を軽く拭き上げて、メテオブラックが輝きを放てば完成です。
R35 NISSAN GT-R NISMOいかがだったでしょうか、
メテオブラックの輝きと、赤いアクセントが本当に映える一台です。



今回のこのキット、特におすすめしたいのは4タイプの方。
まずは、1/32スケールの「楽プラ」に慣れてきた方。
より本格的な1/24スケールに挑戦するステップアップモデルとして最適です。
パーツ数は控えめなのに、完成したときの密度感はまるでフルキットのよう。





次に、車のプラモデルを初めて作る方。
接着剤いらずで、パーツをはめ込むだけのスナップ構造だから、
安心して完成まで辿り着けます。
そして、久しぶりに模型を再開した“出戻りモデラー”の方。
パーツ精度が高く、調整の手間もほとんどないので、
リハビリにはぴったりの一台です。









最後は、ディテールを追求したい“玄人志向”の方。
別パーツ化されたルーフやカーボンパネルなど、
塗装や質感表現で何度でも楽しめるポテンシャルがあります。










総評として、このR35 NISMOは「誰が作っても満足できる完成度」。
短時間で作れて、リアルで、触って楽しい。
アオシマが培ってきたスナップ技術の集大成といっていい内容でした。
ぜひあなたも、このNISMOの迫力を手のひらサイズで味わってみてください。
ご覧頂きありがとうございました
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