BANDAI 1/12 YAMAHA XT250 part3
みなさんこんにちわ
制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はヴィンテージプラモ、バンダイヤマハXT250制作の最終回!

クリアコート、研ぎ出し、鏡面仕上げと仕上げ工程を一気に進め、ついに完成へ!
旧キットならではの魅力が詰まった1台に仕上がりましたので、ぜひ最後までお楽しみください!
それでは、いってみましょう!
クリア塗装

まずはクリア塗装からスタートです。
今回は仕上がりを安定させるため、クリアは3回に分けて吹いていきます。
使用するエアブラシは、タミヤのスプレーワークシリーズ、
トリガータイプのワイド。
広い面積を均一に塗装するのに、とても使いやすいエアブラシです。
クリア塗料は、クレオスのスーパークリアⅢ・GX100。
こちらをガイアノーツの薄め液T-01で、約1.5倍に希釈して使用しています。
まず1回目。
ここではツヤを出そうとせず、少し距離を取って、

ボディ全体にふわっとミストを乗せるイメージで軽く吹いていきます。
この下地が、後の仕上がりを左右する重要な工程です。
続いて2回目。
今度は角やエッジ部分から丁寧に塗装し、
全体をまんべんなく、均一になるよう意識して吹いていきます。
塗装後はしっかり乾燥させるため、48時間ほど放置。
完全に乾いたら、2000番のペーパーヤスリで表面を軽く整えておきます。
そして3回目が仕上げのクリア。
塗料が垂れるギリギリ手前を目安に、
しっとりとしたツヤが出るよう慎重に吹きつけていきます。
最後に、薄め液T-01を原液のまま、
少し遠めから軽く吹いて表面をレベリングすれば完成です。

ただし、ここで欲張ってしまうと塗料が垂れてしまい、
IPAでのリセットや修正作業が必要になります。
焦らず、慎重に進めていきましょう。
研ぎ出し

続いては研ぎ出しの工程に入っていきます。
クリア塗装後しっかりと乾燥させた塗装面は
一見ツヤがあるように見えますが実は
まだ細かな凹凸、いわゆるゆず肌が残っています。
この凹凸を取り除いて滑らかな鏡面に
近づけていくのが研ぎ出しの目的です。
この工程ではペーパーの番手を徐々に上げながら
滑らかな面を作っていくので前段階の
クリア塗装ではそれを見越して
やや厚めに吹いておきました。
研ぎ出しは全部で3ステップで行っていきます。
まず1工程目は2000番のペーパーヤスリを使って
水で研いでいきます。

ツヤが出ているクリア面をあえて
マットに落としていくような感覚で作業します。
続いて2工程目と3工程目では
ゴッドハンド製の神ヤスを使用。
6000番そして8000番へと番手を上げながら
水を使って研ぎ進めていきます。


仕上がりの目安は映り込む景色が
歪まずに反射するくらいの滑らかさです。
研いでは拭き取り表面の状態を
確認しながら丁寧に進めていきます。
2000番でマットになった面が
番手を上げていくごとに
徐々にツヤを取り戻してきたら
研ぎ出しは完了です。
鏡面仕上げ

続いては、鏡面仕上げの工程に入っていきます。
この仕上げ作業は、全部で3ステップで行っていきます。
使用するのは、シーフォース製のリトルーターに、
スジボリ堂のバフを取り付けたセット。
これを使って、表面をじっくり磨いていきます。
まず1工程目は、3Mのコンパウンド「5982/ハード1-L」で全体を一周。
表面を一皮むくような感覚で、軽く研磨していきます。
この段階ではまだ深い傷は消えませんが、
次のステップへつなぐための“ならし”として、
表面のツヤを少しずつ整えていきます。

続く2工程目は、3Mの「5985/ハード2-L」でさらに一周。
ここで少しずつ傷を減らしながら、艶を引き出していきます。

そして3工程目は、3Mの「5949/ウルトラフィーナプレミアム」で最終仕上げ。
限りなく傷が目立たない状態を目指して、丁寧に磨き上げていきます。

もし途中で角が出てしまっても、慌てずに。
残しておいたボディカラーでタッチアップすればリカバリー可能です。
また、バフが届きにくい奥まった部分は、
研磨クロスや綿棒にコンパウンドをつけて磨いてあげると、
仕上がりに差が出ます。
フロント組立
続いてはフロントまわりの組み立てです。
まずはフロントフォーク上部にシュナイダーのクロームマーカーを入れ、金属感を演出していきます。

このマーカーはキーホールやサイドマーカーの下地にも使用しており、今回の制作ではさまざまな場面で活躍してくれました。
ハンドルまわりではスイッチ類にフラットブラックを差し込み、単調になりがちなパーツに質感の違いを加えておきます。
続いてメーターパネルです。
組み立て後、デカールを台紙ごと貼り付け、その上からクリアパーツを被せて完成。
実車さながらの立体感が簡単に再現できるこの構造は、当時のバンダイならではのこだわりを感じさせます。
その後は各部のパイピングも済ませておきます。

一方、フロントフォーク側はフェンダーをしっかり接着したあと、サイドマーカー付きのライトステー、仕上げたメーターボックス、そしてホイールを順番に組み付けていきます。


ヘッドライトはケース、リフレクター、クリアレンズがそれぞれ独立した構成となっているため、特別な加工をしなくてもシャープで引き締まった表情に仕上がります。
いよいよ完成まであとわずかです!


パイピング/仕上げ

最後はパイピングを行いながら、完成に向けて仕上げていきます。
まずはシート裏までしっかり再現されたパーツを組み付け、フロントまわりと車体を合体。
ここまで組み上がった姿を一枚パシャリ!完成形が見えてきました。

続いて各部のパイピングです。
電装系やブレーキ、クラッチまわりのラインを取り付けていきます。
パイプの先端はつまようじで少し広げながら差し込むことで、スムーズに作業を進めることができました。
次は灯火類の取り付けです。
前後のウインカーはクリアパーツを組み付けて車体へ接着。

あらかじめクロームマーカーで下地を作っておいたサイドマーカーには、フロント側へエナメルのクリアオレンジ、リア側へクリアレッドを流し込み、実感を高めておきます。
ミラーは反射面にハセガワのミラーフィニッシュを使用。
サークルテンプレートで円形にカットして貼り付けることで、よりリアルな仕上がりになりました。
その後、タンクとシートを取り付け、キャブレターから伸びる燃料パイプをタンクへ接続。
これでいつでもエンジンを始動できそうな雰囲気です。
さらにミラー、サイドスタンド、ナンバープレートを取り付け、ほとんど触る必要がなくなったところで、残っているボルト類にシルバーを差してディテールを整えていきます。

最後に細かなステップ類を組み付け、全体をモデリングワックスで軽く磨き上げたら――
バンダイ ヤマハ XT250、完成です! 🏍️✨


































今回の制作は全3部でお届けしてきましたが、パート1ではスポークを1本1本張り替え、当時のキットに現代ならではのディテールアップを施しました。
続くパート2では、SHOW UPのクロマエッジを使用してホイールを塗装。
スポークの輝きと相まって、足元の存在感を大きく高めることができました。
そして今回のパート3では、各部のパイピングや細かな仕上げを行い、無事完成となりました。
今ではガンプラメーカーとして知られるバンダイですが、昭和の時代にはこうした本格的なバイク模型も数多く発売していました。
今回制作したXT250も、精密なエンジン表現や実感的なパイピング、立体感のあるメーター構成など、当時の技術者たちのこだわりが随所に感じられる内容でした。
およそ半世紀前に設計されたキットとは思えない完成度で、しっかり手をかけてあげれば今の時代でも十分に通用する魅力を持っています。
実は以前、このチャンネルで制作した父親が若い頃に乗っていたDT125も、同じバンダイ製のキットでした。
あのDT125を作ったときも感じましたが、当時のバンダイのバイク模型には、単なる模型を超えた熱量のようなものがあります。
こうして昭和の名キットを現代の技術や塗料を使って蘇らせると、当時の設計の素晴らしさがより鮮明に見えてくる気がしますね。
ヴィンテージプラモならではの魅力がたっぷり詰まったXT250制作でした。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
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