BANDAI 1/12 YAMAHA XT250 part1
みなさんこんにちわ
制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はいにしえのプラモデル。バンダイ製ヤマハのオフロードバイク、
XT250 を制作していきます。

このパート1ではスポークの張り替えまでやってみました。
もう何年もストックしてきたもので満を持しての制作なので気合い十分!
しっかり現代に蘇ったビンテージを作っていきたいと思います。
まずは実車のことをおさらいしてみましょう
XT250とは?

“初代XT250”
1980年に登場した、第一世代のモデルです。
時代はちょうど、オフロードブームが加速し始めた頃。
70年代後半、日本では林道ツーリングやエンデューロレースが人気を集め、
各メーカーがこぞって本格的なトレールバイクを開発していました。
そんな中、ヤマハが送り出したのがXT250。
当時の名車、XT500の流れを受け継ぎながら、
より軽く、より扱いやすく仕上げられた1台でした。
特徴的なのが、114kgという軽量な車体。
そこへ空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載し、
低速から粘る扱いやすい特性を実現。
さらにリアには、ヤマハ独自の“モノクロスサスペンション”を採用。
当時としてはかなり先進的な構造で、
林道からエンデューロまで幅広く対応できる“スーパートレール”として人気を集めました。
見た目も非常に特徴的で、
アップタイプのマフラーに、細身のタンク。
まさに80年代ヤマハオフロードの象徴とも言えるスタイルです。
そしてこのXT250、実は映画にも登場しています。
1982年公開の映画「ランボー」です。
作中で Sylvester Stallone 演じるランボーが乗っていたバイクとしても有名で、
海外では“ランボーバイク”なんて呼ばれることもあるほど。
さらに1985年になると、XT250の思想を受け継いだ1台、
“セロー”が登場。
そしてXT250自体は1991年に一度生産終了。
後継のXT350へバトンを渡します。
しかしその後もXTの名前は消えることなく、
2000年代には再び復活。
40年以上経った今でも、
「壊れにくい」「軽くて楽しい」
そんな評価を受け続けている80年代のオフロード黄金期を象徴する1台
じっくり再現していきます。
仮組み(エンジンとリア回り)

まずは仮組みから進めていきます。
バンダイ製のXT250は現在、すでに販売終了となっている、40年以上前のヴィンテージキットです。
入手方法は主にオークションやフリマサイト。
市場にもなかなか出回らず、状態の良いものを4~5000円ほどで見つけられたら、かなりラッキーな部類かと思います。
それにしても、当時のバンダイ製バイクキットは本当に作り込みがすごい。
設計思想がかなりしっかりしていて、キット内容を見ていくと、XT250最大の特徴でもあるモノクロスサスペンションが精密に再現されていて、しっかり可動ギミックまで楽しめる構成になっています。
まずはエンジンブロックから組み立て。
エンジンの核となるクランクケース周辺は、左右貼り合わせ式のパーツ構成。
2つのパーツを合わせて1つのユニットにしていく、昔ながらのスタイルです。
そのため、合わせ目はかなりしっかり出てきます。
ここを丁寧に処理しておかないと、パーツ同士が奥まで入りきらなかったり、組み付け時に干渉したりと、後々いろんな弊害が出てきますので、じっくり整えながら進めていきます。
エンジン本体に、キャブレター、エアクリーナーボックスなどを組み付けたら、いよいよフレームへドッキング。

このキット、取り付け位置がかなり明確で、古いキットながら組み立て精度が高い。
位置決めもしっかりしているので、安心感を持って作業を進めることができます。
さらにモノクロスサスとスイングアームをカチッと接続すると、リアサスペンションがしっかり可動。
当時のバンダイの本気っぷりが伝わってくるポイントですね。
そこへリアホイールを取り付け、ネジで固定。
最後にアップタイプのマフラーを組み付けます。
仮組み(フロントと外装)

続いてフロントまわりを組み立てていきます。
まずはフロントフェンダーから。
こちらはシンプルな一体成形となっていて、取り付け部のクランプパーツを組み付けるのみ。
無駄にパーツ数を増やさず、実車のシンプルな構造をそのまま再現している感じですね。
続いてフロントフォーク。
こちらは黒成形のパーツとなっていますが、実車では金属感がかなり目立つ部分なので、ここは塗装でしっかり質感を出していきたいところです。
ヘッドライトまわりもなかなか豪華。
ライトカバー、リフレクター、クリアレンズがしっかり別パーツ化されていて、完成後の表情もかなり期待できそうです。
そしてメーター。
こちらは付属デカールを使用して再現していくんですが……
さすがに40年以上前のキットということもあり、デカールのコンディションはなかなか厳しめ。
このまま使うと割れる可能性もあるので、一旦天日干しを行ったあと、リキッドデカールフィルムで補強して対応してみます。
果たして無事に使えるのか……このあたりも旧キットならではの醍醐味ですね。
ハンドルを取り付けたら、フロントまわりをフレームへ合体。
さらにタンク、シート、ウインカー類を組み付ければ、これにて仮組み完了です。
どうでしょう。
まだ塗装前にもかかわらず、80年代のオフロードバイクらしい空気感がすでに漂っていますよね。
細身の車体にアップフェンダー、アップマフラー。
この時代ならではの軽快なスタイルが、しっかり伝わってきます。
それくらい、このキットの素性が素晴らしいということなんです。








合わせ目消し
さて、ここからはいよいよ本番。
塗装に向けて各パーツの下処理を進めていきます。
まずは外装パーツのタンクから。
このキットのタンクは左右2分割構成となっているため、貼り合わせ部分に段差ができてしまいます。
実車は滑らかな形状なので、この凸凹はしっかり処理しておきたいところ。
まずはタンク裏側のパーツを取り付け、接着面にやや多めに接着剤を塗布して圧着。

すると接着剤がムニュっとはみ出してきますが、これがちょっとしたパテ代わりになってくれます。
完全乾燥後、まずは320番のペーパーヤスリで段差部分を重点的に削っていきます。
段差が消えたら、320番から600番、1000番、2000番へと順に番手を上げながら表面を整え、塗装に備えます。
今回は接着剤だけで綺麗に合わせ目を消すことができました。

次はいよいよ塗装工程へ入っていきます。
下地塗装

続いて本塗装をする前の下地処理としてガイアノーツのエヴォピンクを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目指す場合には欠かせない重要な作業です。
パーティングラインを消すためにボディ表面を削ったり、ペーパーヤスリの跡が残ったりすることもあります。
そういった場合には、必ずサフェーサーを吹き付けて、各パーツ表面を滑らかに整えてから本塗装に入ることが大切です。
いかにこの下地の段階で、滑らかな表面を作り上げるか。
これが仕上がりに大きく影響します。
下地処理から滑らかさを意識しておくと、後の鏡面仕上げ工程での凹凸も少なくなり、磨き作業の時間を短縮できるので、最終的な効率もぐっと上がります。
もし吹き付け途中でホコリが付着してしまった場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いた後、再度サフェーサーを吹き直しましょう。


サフェーサーを吹き終えたら、合わせ目やゲート痕が消えて、滑らかな外装パーツとなったことを確認し、次の作業に移ります
スポークの張り替え
続いては、このバイク模型最大の見せ場とも言える作業。
スポークの張り替えを行っていきます。
準備するものはこちら。

内径0.4mmのアルミパイプ、0.3mmのバネ線、ピンバイス、各種ヤスリです。
まずは材料の切り出しから。
アルミパイプは3mm程度にカット。

デザインナイフを当てながら、転がすように切ると綺麗に仕上がります。
続いて0.3mmのバネ線を20mm程度にカット。

ここで注意したいのがニッパー選び。
薄刃ニッパーだと刃が負ける可能性があるので、硬い素材にはしっかりしたニッパーを使ったほうが安心です。
カットしたバネ線は先端をL字に曲げ加工。

そのあとアルミパイプを通せば、スポークパーツの準備は完了です。
続いてハブ側の加工。
まずはデザインナイフとヤスリで表面を削り込み、0.5mmのピンバイスで穴あけ。

そこへアルミパイプ付きのバネ線を差し込み、削った部分へパイプを収めるように配置していきます。


位置が決まったら瞬間接着剤で固定。

これで一本完成です。
もちろんこれを延々と繰り返していくわけですが、重要なのがスポークの向き。

裏面にはあらかじめマジックで方向を書き込み、アルミパイプを逃がす部分をヤスリで削り込みながら、1本ずつ向きを確認して施工していきました。

単純作業に見えてかなり集中力のいる工程ですが、そのぶん完成時の立体感はキット付属スポークとはまったく別物です。


ということで今回はここまで
次回はリア周りの組み立てまでをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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