1/24 AOSHIMA NISSAN TERRANO 4DOOR R3M part1
みなさんこんにちわ
制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はアオシマのテラノ!
先日、愛知へ行った際に立ち寄った模型店「さくらや」で手に入れたキットで、店主の人柄もとても温かく、思い出に残る良い買い物となりました。そんな出会いもあって、今回はいつも以上に気持ちを込めて制作していけそうです。
このパート1では、テラノの簡単な紹介から、仮組みや下準備を経て下地塗装までの工程を収録しましので、ぜひ制作の参考にしてみてください。
初代テラノとは?
1980年代当時、四輪駆動(4WD)の車といえば、
工事現場や農作業で使う「働く道具」というイメージが強いものでした。
そこに、アメリカの日産デザインスタジオが手がけた
「都会的でオシャレな外見」を持って現れたのが、このテラノなんです。
ダットラをベースにデビュー当時は5人乗りながら3ドアというアメ車のSUVによくあるスタイルで登場。
キットのモデルにしているのは、1989年(平成元年)10月のマイナーチェンジ後の姿
それまでは2つのドアしかないモデルが中心でしたが、
この時に「4枚のドア」を持つモデルが追加され
家族や友達が乗り降りしやすくなったことで、
日常で使う車としての人気がさらに高まったんですね。
心臓部であるエンジンは、当時のZと同じVG30E型「3LV型6気筒」と
TD27T型のディーゼルエンジンを搭載しており
グレードは、豪華な装備が自慢の「R3M」廉価版の「R2M」というモデル。
2ドアでは三角形の形をした特徴的な窓(サイドウィンドウ)など、
他の車にはない独創的なデザインが、今見ても非常にカッコいいですよね。

テラノは見た目がオシャレなだけではありません。
世界一過酷と言われる「パリ・ダカールラリー」でも大活躍し
砂漠や岩場を猛スピードで駆け抜ける強さと、
故障しにくい信頼性の高さは、世界中のドライバーから認められました。
社会ではライバル車であるトヨタの「ハイラックスサーフ」と共に、
日本中に「RVブーム」という大流行を巻き起こしました。
街中でも大きな四駆を乗り回すことがステータスになるという、
新しいライフスタイルをこのテラノが生み出したと言っても過言ではありません。
結論:テラノは「土の匂い」がした四駆を、都会の「ファッション」に変えた革命児なんです

仮り組み
仮組はまずは足回りから。
ここは車の「姿勢」を決める大事な土台です。
パーツはダブルウィッシュボーンやトーションバーなどがしっかり再現されボリューム満点
フレームもばっちりモールドされているので完成後も裏面を眺めて楽しめそうです
足回りはタイヤが地面にしっかり着くか、左右で高さがズレていないかを確認しながら進めていきましょう。

次に内装です。
シートやハンドルなど、外からは見えにくくなる部分ですが、しっかり形にしていきます。
インテリアのモールドもばっちりですね。メーターデカールもパッケージされているのでリアリティは十分かと思います
シート形状もそっくり
インテリアが仮組できたら土台であるシャシーに、出来上がった内装を乗せていきます。
そしてボディには透明なウインドウパーツを取り付けます。
接着剤で汚さないよう、ここだけではなく仮組全編ではセメダインハイグレード模型用接着剤を使用しています
次は中身と外身をドッキング

最後に、バンパーやミラー、グリルなどの外装パーツを仮止めします。
形になったら全体のプロポーションに違和感がないか、前後左右からじっくり眺めいいところと修正点を洗い出しましょう。
車高トレッド共にいうことなし
佇まいも顔つきも、あのテラノまんまです。
パーツはウインドウもストレスなくぬるっと取り付けられました。
ボディとシャシーは若干はめこみがきついので、そこだけ注意ですね
これで「仮組み」の完成です。








スジ彫り
次にスジ彫りの工程に入っていきます。

今回使用しているツールは、タミヤ製のスジ彫り超硬ブレードです。
ブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています。
基本的には0.15mmのブレードを全体的なスジ彫りに使用し、
ドアやボンネットなどの開閉パーツには少し太めの0.2mmのブレードを使っています。
リアルな完成度を目指すためには、ボディ各部のスジをしっかり入れておくことが大切です。
そうしないと、塗装を重ねたときに溝が塗料で埋まってしまい、シャープさが失われてしまうんですね。
この作業は、塗装前の重要な下準備になります。
ただし、スジを深く掘りすぎると、不自然なシルエットになったり、最悪パーツを貫通・破損してしまうこともあるので、
軽いタッチで、各パート3~5往復程度を目安に丁寧に掘り込んでいきます。
具体的には、ドア、ボンネット、モールやバンパーの継ぎ目、給油口カバー、そしてウインドウモールの外側などを中心に、
スジを入れて、塗装に備えていきます。

パーティングライン消し
続いて、画像の赤矢印で示した「パーティングライン」を削る作業に入ります。



プラモデルは、製造工程で金型同士を合わせて成形されるため、どうしてもパーツ表面に「パーティングライン」や「バリ」が発生します。
このラインを処理するかしないかで、最終的な仕上がりに大きな差が出るため、必ず取り除いていきます。

確認方法としては、パーツを手に取り、実際に指でなぞってみること。
特にカーモデルの場合、ボディを真上から見た時、左右対称に縦に走るラインが見つかることが多いです。
バンパー周辺は、特にパーティングラインが強く出やすいポイントなので、念入りにチェックします。
作業手順は、タミヤ製の320番ペーパーヤスリを使用し、水をつけながら丁寧に削っていきます。
このときの注意点は、実車に存在するボディのプレスライン(デザイン上のシャープな折れ目)を消してしまわないよう慎重に作業することです。
320番でパーティングラインを除去したら、徐々に番手を上げていき、最終的に1500番まで仕上げて、塗装に向けた下準備を整えます。
ボディの調整加工
次にドアにあるカギ穴のモールドを完成間際に3D製のキーシリンダーに置き換えるため、タミヤの320番で削り落とします
後で精密な別パーツを取り付けるために、あえて一度平らにしておくのが、仕上がりを綺麗にするコツです。
平らになったら、1mmのピンバイスを使って穴を開けます。

ドリルの先端を垂直に当てて、ゆっくり回して進めます。
次にワイパーを取り付ける場所です。
ここはボディの「裏側」から1mmのピンバイスで穴を開けます。

裏から作業することで、表側の目立つ場所に傷をつけるリスクを減らし、正確な位置に穴を作ることができるんです。
最後に、加工した部分や他にもやすりをあてた箇所をなめらかに整えます。
紙やすりの番手を少しずつ大きくしていき、最後は1500番まで仕上げます。
表面をある程度ツルツルにならすことで、のちの作業が楽になります。
下地塗装
最後に本塗装をする前の下地処理としてガイアノーツのエヴォブラック、を吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目指す場合には欠かせない重要な作業です。
パーティングラインを消すためにボディ表面を削ったり、ペーパーヤスリの跡が残ったりすることもあります。
そういった場合には、必ずサフェーサーを吹き付けて、各パーツ表面を滑らかに整えてから本塗装に入ることが大切です。
いかにこの下地の段階で、滑らかな表面を作り上げるか。
これが仕上がりに大きく影響します。
下地処理から滑らかさを意識しておくと、後の鏡面仕上げ工程での凹凸も少なくなり、磨き作業の時間を短縮できるので、最終的な効率もぐっと上がります。
もし吹き付け途中でホコリが付着してしまった場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いた後、再度サフェーサーを吹き直しましょう。
サフェーサーを吹き終えたら、パーティングラインや傷がきれいに消えているかを確認します。

表面が滑らかに整ったことをチェックして、次の工程に進みます。
今回はここまで!
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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