1/12 FUJIMI HONDA MONKY 50th ANNIVERSARY part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回の動画はフジミモンキーの完成までをお届け致します
クリア塗装
まずはクリア塗装から
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をパーツ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えてます
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けています
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としてやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
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鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
通常ですとシーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っていますが、今回は小さいパーツばかりですので指で磨いていきます
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップします
パイピングと塗装
次にパイピングです
このキットで再現されている部分はアクセルワイヤーにプラグコード、クラッチケーブルにブレーキワイヤー、メーターケーブルの5本です
ここはもう少しワイヤー類のパイピングをプラスしリアリティを上昇させていきます
まず追加するのはヘッドライトケースから伸びている電装系のケーブル類
こちらはジャンクパーツのビニールパイプに細切りしたマステをぐるぐる貼り付けブラックを塗装
エアクリ裏に忍ばせ、フロントを組んだタイミングでヘッドライトケースへ収納します
他にはエアクリの水抜きホース、こちらはクリアパイプに薄くクリアレッドをのせ、こちらもエアクリ裏に接着
他にもインジェクション部分に1本追加
塗装の部分ではテールにクリアレッド、ウインカーにクリアオレンジを塗装
裏面からは透け防止としてシルバーを入れておきます
ついでにリアショックもシルバーで塗装
フロントフォークはマスキングをしブラックを、ヘッドライトは4アーティストマーカーブラックで縁取り、ペダルなどのゴム部分はフラットブラックを入れておきます
メーター上部のお知らせランプは下地にシルバーでクリアオレンジ、クリアレッド、クリアグリーンを重ねました
エンブレムパーツは4アーティストマーカーシルバーで縁取っておきます
リア組立
続いて残ったリア周りの組み立てです
まずはマフラーから
排ガス規制対策でトグロをまいたエキパイにサイレンサー、そしてマフラーガードを取り付けフレームに接着
エアクリーナーにチェーンカバーを取り付けたらテールを組み立てていきます
ステー類を組み立てクリアレッドに仕上げたテールを接着
仕上がったテールアッセンブリーをフレームに取り付けてあるキャリアステーに取り付けます
いよいよモンキーらしくなってきたところでパシャリ
リアのキャリアは前後で2箇所ずつ時間をおいて接着していきました
フロントとシートの組立
次にフロントとシートの組み立てです
ヘッドライトケースにはキーシリンダーを接着し、ライトリフレクターを仕上げます
メッキ調に塗装しましたが、イマイチ輝きが足りないので、ハセガワのミラーフィニッシュを細かくカットし貼り付け仕上げていきました
フロントの組み立てはホイールをビスで固定するタイプではないので、フォークで挟み込むように組み立てです
一方のフォークにヘッドライトやホーンを取り付け、しっかり接着で固定できたらもう一方のフォークを取り付ける
といった形でじっくり組み立てを行いました
しっかりフォークが固定したらライトレンズにメーターカバーを取り付けです
ハンドル部分を組み立てたら、メーターのリング部分は4アーティストマーカーシルバーで塗装、ハンドルのスイッチ類はブラックを入れます
そのあとタンクやペダル裏を取り付けました
シートの組み立てですが、キットの特徴でもあるチェック柄がデカールで再現されていますのでこちらを貼り付け
マークフィットを筆を使い馴染ませていたらデカールが破れてしまったので、カラーを調色しタッチアップです
そのあと艶消しスムースクリアーを吹き付けです
ステーを取り付けリアショックと同時にシートを組み込みます
サイドカバーを取り付けたらいよいよ最終仕上げです
仕上げ
ミラーは専用のメッキシールを取り付け
エンブレムはこちらも専用の台紙があるのでそちらにデカールを貼り付けです
デカールを貼り付けたらレジンを流し込みブラックライトを照射
つるんとした質感にしておきます
そしてついにフロントとフレームが合体
ビス無しでもしっかりと組み上がってくれました
クラッチケースカバーの一部はハセガワのミラーフィニッシュ仕上げ
ついでにマフラーカバーの残りも取り付けます
ミラーにスタンド、ウインカーにキックペダルを取り付けたらエンブレム類を取り付けていきます
50周年記念モデルはこのエンブレムがないと始まりません
シートはびょう部分を最初の方で穴を開けておいたので、そこにハイキューパーツのブラインドリベット(1mm)を取り付けていきました
最後にプレートを取り付けモデリングワックスで軽く磨き上げ完成です
フジミのモンキーいいですね
パーツも申し分ないディティールですし、完成後の佇まいはモンキーそのもの
一つ一つのパーツが小さいから組み立ては大変ですが、組み立てに曖昧な箇所はなく、接着剤無しでも組み立てられそうな構成でした
キャリア部分がフレームの一部となっていたり、エンジンがフレームの一部となっていたりもしますが、じっくり根気よく塗りわけをすれば問題ありません
エンブレムもデカールプラス台紙でリアルなものとなっていて、作っていて本当に楽しいキットでした
このキットは50周年記念モデルでエフアイモンキーとなり、シリンダーの形状やエアクリの形状がキャブモンキーとは違いますので、これだけ素晴らしいキットでありますから、ぜひフジミさんにはキャブ仕様のモンキーやゴリラ、ダックスまで製品化していただきたいところであります
僕が乗っていたのは30周年記念モデルですが、そっくりな50周年記念モデルを作りながら当時を思い返すことができました
父と一緒に改造したり、どこに行くにも常に一緒にいたモンキー
そんな思い出に浸りながら今回はここまでとします
ぜひゆっくりご覧になってください
ご覧頂きありがとうございました
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