「革命を起こしたBe-1!折れたピラー直したりドアをパカっとさせたり」

1/24 BANDAI NISSAN Be-1

1/24 BANDAI NISSAN Be-1 part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回は「かわいい」をテーマにバンダイ製のBe-1を制作していきます

早速まずはBe-1がどんな車なのか調べていきましょう

日産Be-1とは?

尖った強い個性のある車という意味であるパイクカーの始まりだった日産Be-1

時代背景では当時ホンダのシティが絶大な人気となっていて日産もそれに続けと言わんばかりに開発をスタート

1985年にはBe-1のコンセプトカーを東京モーターショーで発表します

これが若者に多いに受けたため緊急で販売を決定しました

発売は1987年1月で限定1万台が生産されました

1000ccのエンジンを搭載した初代マーチをベースにし、懐かしくレトロで愛くるしいスタイリングで受注開始時には限定数を超える受注が殺到

抽選で購入者を決定する異例の事態となったようです

開発から販売まで時間がなかったことからボディ素材などには異例の材質が使われ、製造はほとんどが手作業に

あまりの人気の高さに発売当初から中古車市場でもプレミアがつくなど社会現象として記憶され、その後のPAOやFIGAROへと続く日産のパイクカーシリーズ誕生のきっかけを作りました

国内では80年代の主流スタイルであった四角いカーデザインを丸くするきっかけともなり、そのデザイン性や自由なスタイリングは欧州メーカーにも衝撃を与え90年代以降のビートルやミニなどにも影響を与えたようです

仮り組み

自動車業界にデザイン革命を起こした車でもあったBe-1

その人気の高さからミニカーや、プラモデルでもキット化されました

今回制作するのはバンダイ製で現在では製造されていないキット

大事に尚且つこの車の魅力がしっかり伝わるように制作していきたいと思います

まずは仮組みから

今ではガンダムが販売主軸であるバンダイですが、昔はこういったカープラやバイク模型なども製造販売していました

バンダイということもありそのディティールは箱を開けた瞬間からもはやいうことなし

ボディの造形はBe-1そのものですし、作りやすさやシンプルなパーツ構成は手軽にBe-1を手元に置いておける悦びに拍車をかけてくれます

足回りではフロントは舵取りできるピンタイプ

リアはシャフト固定タイプ

インテリアでは取り付け位置もしっかり記されておりカチッと組み上げることができます

ウインドウとボディの整合性もバッチリ

ボディとシャシーのはめ込みもちょうどよくキツさは感じません

クリアパーツは塗装されているので嵌め込むだけ

全体の塗装をしっかり行えば簡単に制作はできそうです

パーティングライン消し

まずは画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業から

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリ、ラインがきつければセラミックナイフ、ペーパーヤスリの順で、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

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320番から1500番までヤスリの番手を上げつつ仕上げ、塗装に向け準備しておきます

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、ブレードは0.15mmと、0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用、0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるため、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます

ボディの調整とドアのカット

次にボディの調整とドアのカットです

まずはドアノブやトランクのキーシリンダーモールドを削除し0.8mmのピンバイスで穴を開けます

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ここには完成手前でハイキューパーツのマイナスモールドを取り付けます

続いてはドアをパカっと開けてインテリアを見れる状態にしていくので、超音波カッターのマジカッターでドアを切断

サクッと切断したら、切断面が荒れていますので、ペーパーヤスリで滑らかにし整えます

ドアを切断したことにより内張もフロントとリアで分割

こちらもペーパーヤスリで整えておきます

ボディ側ドアトリムの新設

続いてボディ側ドアトリムの新設です

0.5mmのプラ板をカットしドアの形状に馴染むように指で曲げボディへ接着

これで切断したドアの受けにもなりました

オープンキャンバス仕様にするのでルーフレールもプラ板で新設しておきます

そのあとまたまたプラ板をカットしドアトリム部分に今度はまっすぐな形状になるように接着

アルファベットでいうDの形になったら、空洞部分にはパテを流し込みます

UVレジンパテを使ったので形を整えた上でブラックライトを照射しパテを固定

断面はペーパーヤスリで均し滑らかにしておきます

ドア側トリムの新設

次はドア側のトリム新設です

ドア裏面には内張も取り付けていくので、それを計算しながら作業です

カットした内張の裏にはプラ棒を接着し、のちのパテから剥がしやすくするようにリップクリームを塗っておきます

エポキシパテをドア裏面に伸ばし、そこに内張をむにゅっと押し付けていきます

ボディに切断したドアを固定した上で、しっかり内張の位置を決めることを目的に作業です

位置が決まったらそのままトリム部分を制作

マステをトリム部分に貼り付け、マジックで型を作ったらプラ板に貼り付けてカット

そのあとカットしたプラ板を内張に接着

内張をパテから剥がし、上下部分にプラ棒を接着

ドア裏面との隙間をプラ棒とパテで埋め、ペーパーヤスリで滑らかにしたら塗装の下準備は完了です

折れたピラーを再生

次は折れたピラーの修理です

ドアをカットする際に折れたピラーですが、こちらはタミヤの瞬間接着剤イージーサンディングを使い再生しました

接着剤を折れた部分につけ、すぐに硬化スプレーを吹き付けます

しっかり固定できたらペーパーヤスリで形を整え再生完了です

下地塗装

最後に本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォピンクを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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